"岐阜のグランドキャニオン" とまで言われるようになった遠見山 (下麻生城跡) から納古山へ 周回登山

2022年03月23日(水) [日帰り]

• GPS: 06:25
• 距離: 10.4km
• 登り: 688m
• 下り: 680m

コースタイム

日帰り

• 山行: 5:01
• 休憩: 1:07
• 合計: 6:08

距離 10.4km 登り 692m 下り 692m

9:28 スタート地点 平和錦酒造前駐車場
9:35 遠見山登山口
9:50 9:55 見晴らし岩
10:10 10:13 遠見岩展望台
10:16 10:20 遠見山（下麻生城）
10:27 66番鉄塔
11:27 33番鉄塔
12:15 12:16 納個口ルート分岐
12:30 13:20 納古山
13:36 中級コース分岐
14:04 14:07 天空の岩 展望台
14:14 14:15 大牧谷ルート分岐
14:29 納古山登り口
15:10 大牧谷林道始点
15:36 ゴール地点 平和錦酒造前駐車場

天候

晴れ/曇り

アクセス

利用交通機関：

自家用車

国道41号を下呂方面に向かい、川辺町北部公民館手前の信号を左折。
造り酒屋、平和錦酒造さんの向かいが無料駐車場になっています。

コース状況／危険箇所等

登山道自体は整備が行き届いていて道迷いは殆どなし。
但し、低山特有の急登、激下りとかなり傾斜がきついので特に下りには滑らないように注意したい。66番鉄塔を越えてからの激下りが雨後は特に注意が必要。

その他周辺情報

麓にある平和錦酒造は、歴史ある造り酒屋。遠見山の裏側にある "南天の滝" の湧き水で作られるお酒は絶品です。
登山の帰りに是非立ち寄り戴きたいお店です。

写真

3/23 9:28

遠見山麓の造り酒屋、平和錦酒造前にある無料駐車場に到着。
ここが今回の起点です。頭上のあの頂に登ります。
実に8年ぶりの下麻生城跡です。

3/23 9:31

41号を歩いていくと、登山道入り口の案内板が。
8年前はこんな指標なかったなぁ…

3/23 9:33

登山口には案内マップがありました。
8年前は当然ありませんでした

3/23 9:33

遂道を潜って…

3/23 9:34

いきなりの急登。
これが山頂直下まで続きます…多分(笑)。

3/23 9:37

「壱の笑」…
一合目ということか(笑)。この傾斜じゃ笑うしかないかな(笑)

3/23 9:37

九十九折れの登山道。この急勾配、直登じゃないだけいいかも。

「弐の笑」通過(笑)。

3/23 9:44

九十九折れを曲がる度に案内板が。

3/23 9:44

果てしなく続く登り(笑)

3/23 9:45

「参の笑」通過。

3/23 9:45

段々息が荒くなります。結構きついなぁ…

3/23 9:47

「がんばったね」「もうすぐだよ」
はいっ、頑張りました(^^)b

3/23 9:48

遂に山頂稜線まで辿り着きました。

3/23 9:48

右へ行けば遠見山(下麻生城跡)、左に行けば見晴らし岩。
先ずは見晴らし岩へ。

3/23 9:49

この木階段を登ると…

3/23 9:51

一気に視界が開けてこの絶景！
見晴らし岩の上から眼下の飛騨川が望めます。

3/23 9:53

眺望も良し♩
ただ、もうちょっと晴れればなぁ…

3/23 10:04

見晴らし岩の右手をもう少し行くとナイフリッジになった岩稜帯になっています。
実はここからの眺めが一番いいんです。
ちょっとひょえ〜って感じになりますが(爆)

この岩が越えられない…足が竦みますわ〜(汗)

ひょえ〜っ(笑)

3/23 10:06

反対側は山深くなっています。

3/23 10:07

さ、戻りましょう。

3/23 10:13

下麻生城跡(山頂)の直下に池があります。
この池は雨が降らなくても枯れない池だそうです。

3/23 10:13

もうひとつの岩の展望台「遠見岩」へ。

この岩には登ってみましたよ(笑)

3/23 10:14

絶景かな、絶景かな。

3/23 10:21

遠見山山頂に登頂。
8年前は木々が覆い繁って眺望はイマイチだったのに伐採されてよく見えるようになりましたね。

3/23 10:23

登頂記念に一枚。

3/23 10:24

良い眺めです。

3/23 10:26

山頂は三角点なし。かつてはここに山城が建っていたそうです。
今は秋葉神社の祠があるのみ。
向こうに見えるのが納古山方面かな？

3/23 10:32

さぁ、納古山に縦走です。

3/23 10:43

66番鉄塔に到着。
昔はここからルーファイでした。地形図とコンパス持って薮漕ぎルートになってたのですが、今ではしっかり道が付いているそうです。

3/23 11:09

しかし、この激下り…(笑)。
雨後だったので、地面が泥濘んで滑る滑る(苦笑)
滑って尻もち付かないよう、注意して下ります。

3/23 11:16

やっと下り終えたかと思えば、今度は登り返し(汗)

3/23 11:16

でも自然林のいい道ですね。

3/23 11:33

所々に指標が立てられているので、道迷いはないです。

3/23 11:42

33番鉄塔通過。

3/23 11:53

自然林の気持ちいい尾根道です。

3/23 12:17

しかし、ここからまた長〜い登り。かなりきつかったです(苦笑)。
ひとつめ登り詰めて後振り返ると、先程までいた山のピークが見えてました。

3/23 12:18

ここからの眺望もいいですね。
向こうに見えるのは美濃加茂の富士山と高木山かな？

3/23 12:20

一旦下って更に登り返す…
この長い急登を登り切れば納古山です。

3/23 12:28

漸く納古口ルートの分岐に到着。結構キツイ登りでした。
ここからはもう何度も足を運んでます。ホッとひと安心。

3/23 12:29

木々の合間からの眺望。良いですねぇ。

3/23 12:32

だんだんと納古山らしいゴツゴツした岩が目立ってきました。

3/23 12:33

あ〜、懐かしの場所。以前納古山を全く違うところからルーファイして登ってきたときに見つけた岩場です。あの岩場に友人が行ってポーズとったのをこの位置から撮ってあげた記憶があります。
懐かしいなぁ…。

3/23 12:33

で、目の前には地元百名山、恵那山がドーン！
ちょっと曇ってきちゃってるのでわかり難いですね。

3/23 12:38

くぐり松を・・・潜らずに巻いて越えます(笑)。

続いてくぐり岩。こちらも潜らずに巻いて向こうからコンニチハ(笑)。
大体こんな狭いくぐり岩、潜れるわけがないです(爆)

3/23 12:42

納古山の木和谷ルートとの分岐に到着。
帰りはそっちですね。

3/23 12:45

山頂が見えてきました。

3/23 12:46

久しぶりの納古山山頂に登頂です。
2年ぶりかな？

3/23 12:46

相変わらずの360度のパノラマビュー。
曇ってなければ、恵那山、御嶽山、伊吹山、白山、そして鈴鹿の山々までしっかり見えるのですが…。
今日は生憎の天気でいまひとつ…

3/23 12:46

2年ぶりのノコリン(笑)。もう4代目なんだね。

3/23 12:47

2年ぶりの三角点タッチ。

3/23 13:23

ランチをとった後、三人で記念に一枚。

3/23 13:32

下山は納古山の登山道、中級コースを途中まで。

3/23 13:36

初級(尾根ルート)コース、中級(岩場ルート)コースの分岐。
中級コースへ。

納古山中級コースの名物7合目の岩場。

3/23 13:45

慎重に下ります。

3/23 13:52

6号目の岩に♡のマーク。健在ですね。
でも大分消えかけてます。

3/23 14:04

5合目の岩場も難なく下りました。

降り立ったところが「天空の岩 展望台」

3/23 14:04

ここからの眺望。

3/23 14:14

グングン降りて、大牧谷ルートへの分岐に到着しました。

3/23 14:20

ここから大牧谷へ降りていきます。
ここは初めて。歩いてみたら、初級コースと中級コースのトラバース道「塩の道」によく似た感じの道です。
あの道好きだったのに林道工事で半分に分断されてしまったので、ショックでした。

3/23 14:21

湧き水が中級コースの「最後の水飲み場」のように造られていましたが、呑めるのかなぁ…。

3/23 14:22

植林ですが、いい感じです。

3/23 14:22

沢を渡渉して…

3/23 14:29

登山道入り口に到着…って、ちょっと早くない？

3/23 14:32

と思ったら、ここからが大牧谷の林道…。
調べたら麓の林道始点までここから3キロほどあるみたいです(涙)。

3/23 14:39

とは言いながら、中々岩とかの光景が良い感じなので飽きずに歩けそう…かな？(笑)

3/23 14:48

山の中では全く花を見つけれなかったのですが、降りてきたらあちらこちらにちょこちょこっと咲いていました。
今年初めてのショウジョウバカマ。

3/23 14:49

林道終点、入山口まで約1キロ歩いてきました。

3/23 14:49

大きな砂防ダム。ちょっと迫力ありますね。

3/23 14:54

林道歩きが尚続きます。

3/23 15:02

苔生した岩の壁が良い感じ。

3/23 15:09

これは凄い！　切り立った岩の壁。

3/23 15:14

この辺りにもショウジョウバカマが群生していました。

3/23 15:18

まだかなぁ…と思ってたら、前方が明るくなってきました。
やっと林道終点(起点)です。3キロ歩き切りました。

3/23 15:21

林道脱出したらいきなりの枝垂れ梅。いい匂いでした。

3/23 15:22

町に出てきたって感じですね。あの山の麓まであとは車道を歩いて戻ります。

3/23 15:25

林道入り口に納古山登山道の案内板が…。
林道の距離を確認中の友人(笑)
これはこちらから取り付くとなると最初の林道で萎えますね(笑)。

3/23 15:28

道中、可憐なハナニラ発見。

3/23 15:31

桜も綺麗です。

3/23 15:33

高山線を横断し、41号に向かいます。

3/23 15:53

お疲れさまでした。駐車場まで戻ってきました。
本日も怪我無く無事帰ってくることが出来ました。
お付き合いいただいた皆さん、ありがとうございました。

3/23 15:53

帰りに平和錦酒造さんでお酒買って帰りました。
お店の主さんに色々下麻生城跡の整備や、納古山までの縦走路開拓のお話など聞くことが出来ました。ありがとうございました。

撮影機器：

NIKON D3300 NIKON CORPORATION

装備

個人装備

長袖シャツ Tシャツ ソフトシェル ズボン 靴下 雨具 日よけ帽子 靴 ザック 昼ご飯 行動食 非常食 飲料 レジャーシート 地図（地形図） コンパス 笛 計画書 ヘッドランプ 予備電池 GPS 筆記用具 ファーストエイドキット 常備薬 日焼け止め 保険証 携帯 時計 サングラス タオル カメラ

感想

Kunisan0105

ここ1〜2年ですっかり人気の里山低山となり、今では "岐阜のグランドキャニオン" とまで言われるようになった岐阜県美濃加茂市川辺町の遠見山。
かつては "遠見山" という山名は付いておらず、昔山城があったということから "下麻生城跡 (しもあそうじょうあと)" と呼ばれていました。
町の活性化として地元里山を広めていこうということで2年ほど前から登山道整備がなされ、口コミで徐々に登山者が多くなり、今では岐阜の人気低山となっています。
実は一昨年前に「どうやら下麻生城跡から納古山 (のこやま) へ縦走できるみたいだ」という情報を得て、昨年1月に登山計画をしていながら中々立ち寄ることが出来なかったのですが 、漸く回ってくることが出来ました。

実は8年前にまだ遠見山と呼ばれていなかった頃、下麻生城跡へ登ったことがありました。
その頃は取り付く場所もルートも違っていましたが、現在のようにしっかりとした道は付いてなかったような気がします。以前のルートは下麻生城跡にある秋葉神社に行くための道であったのでしょう。ただ、その時のルートには岩壁に作られていた岩の階段が良い雰囲気だったのにその道は今回は使っていませんでした。それが残念かな(苦笑)。
登り切って8年ぶりの岩壁から飛騨川を望む眺望は相変わらず絶景でしたね。
山頂下麻生城跡も綺麗に木々を伐採してあり、眺望もしっかり見渡せるようになっていたのが良かったな。地元の方々の整備に感謝ですね。

今回は隣町の七宗町にある超人気低山、納古山(のこやま)までの縦走路も整備されたとのことで、久しぶりに納古山まで足を延ばしてみました。
納古山への縦走路も当時はルーファイで地形図とコンパス必須で薮漕ぎ必至だったのが、しっかり確立されていて歩き易くなっていたのが驚きましたよ。
ただ、やはりそこは里山低山。激登りや激下りの連続ありで中々強かな登山道になっています。
納古山への周回、最後の大牧谷の林道歩き(約3キロ)が少し萎えましたけど、変化に富んだ山歩きができて、楽しかったです。
納古山登山道の中間部分に最近山林工事用の林道ができてしまい、減なりしていたのですが、遠見山から納古山へ縦走周回できるようになり、林道横断が回避できて新しい定番ルートとなりそうですね。
今回同行いただいた友人の皆さん、ありがとうございました。お疲れさまでした。