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Yamareco

記録ID: 4111980
全員に公開
無雪期ピークハント/縦走
中国山地西部

花ハンター6 風とスミレと三瓶山

2022年03月25日(金) ~ 2022年03月26日(土)
 - 拍手
体力度
3
日帰りが可能
GPS
04:33
距離
7.6km
登り
878m
下り
891m
歩くペース
速い
0.70.8
ヤマレコの計画機能「らくルート」の標準コースタイムを「1.0」としたときの倍率です。

コースタイム

1日目
山行
2:39
休憩
0:27
合計
3:06
距離 4.2km 登り 859m 下り 218m
13:15
53
14:08
14:28
6
14:34
24
14:58
14:59
1
15:00
15:03
2
15:05
15:06
13
15:19
15:20
3
15:23
54
16:17
16:18
3
2日目
山行
1:19
休憩
0:04
合計
1:23
距離 3.5km 登り 38m 下り 683m
5:59
5
6:04
9
6:13
6:15
51
7:06
7:08
13
7:21
1
7:22
ゴール地点
天候 1日目 晴
2日目 嵐(にわか雨および強風)
過去天気図(気象庁) 2022年03月の天気図
アクセス
利用交通機関:
電車 バス タクシー
JR山陰本線 大田市駅
往路 タクシー(大田市駅→亀の湯) 7,000円ちょっと
復路 バス(定めの松→大田市駅) 830円
コース状況/
危険箇所等
女夫松登山口〜孫三瓶山:特に危険箇所なし
孫三瓶山〜子三瓶山:孫三瓶山から風越までの斜面は土がモロモロで崩れやすい
小三瓶山〜男三瓶山:扇沢を通過して男三瓶山へのとりつきの斜面がグズグズな上に足場になるものがない
その他周辺情報 亀の湯(ナトリウム-塩化物泉)300円
ぬるい。35度。しかしナトリウム泉好きには堪らないというか最高、ぬるいけど。
亀の湯
2022年03月25日 11:38撮影 by  Canon IXY 430F, Canon
3/25 11:38
亀の湯
お雛様は道端にも飾ってあった
2022年03月25日 12:19撮影 by  Canon IXY 430F, Canon
3/25 12:19
お雛様は道端にも飾ってあった
2022年03月25日 12:33撮影 by  Canon IXY 430F, Canon
3/25 12:33
ネコノメソウかな
2022年03月25日 12:34撮影 by  Canon IXY 430F, Canon
3/25 12:34
ネコノメソウかな
ヤマルリソウかな
2022年03月25日 12:35撮影 by  Canon IXY 430F, Canon
3/25 12:35
ヤマルリソウかな
キビシロタンポポ
2022年03月25日 12:44撮影 by  Canon IXY 430F, Canon
3/25 12:44
キビシロタンポポ
女夫松コース登山口
2022年03月25日 12:53撮影 by  Canon IXY 430F, Canon
3/25 12:53
女夫松コース登山口
ツボスミレ
2022年03月25日 13:11撮影 by  Canon IXY 430F, Canon
3/25 13:11
ツボスミレ
孫三瓶山のピーク
2022年03月25日 14:08撮影 by  Canon IXY 430F, Canon
3/25 14:08
孫三瓶山のピーク
来た道を振り返る
2022年03月25日 14:08撮影 by  Canon IXY 430F, Canon
3/25 14:08
来た道を振り返る
次に目指す子三瓶山
2022年03月25日 14:08撮影 by  Canon IXY 430F, Canon
3/25 14:08
次に目指す子三瓶山
一日目のゴール男三瓶山
2022年03月25日 14:09撮影 by  Canon IXY 430F, Canon
3/25 14:09
一日目のゴール男三瓶山
この先ガクッと落ちた急で脆い斜面
2022年03月25日 14:23撮影 by  Canon IXY 430F, Canon
3/25 14:23
この先ガクッと落ちた急で脆い斜面
振り返って孫三瓶山
2022年03月25日 14:34撮影 by  Canon IXY 430F, Canon
3/25 14:34
振り返って孫三瓶山
女三瓶山かな?
2022年03月25日 14:34撮影 by  Canon IXY 430F, Canon
3/25 14:34
女三瓶山かな?
目指す子三瓶山
2022年03月25日 14:35撮影 by  Canon IXY 430F, Canon
3/25 14:35
目指す子三瓶山
木がない。風が強いから?
2022年03月25日 14:35撮影 by  Canon IXY 430F, Canon
3/25 14:35
木がない。風が強いから?
風の吹き抜ける場所、風越
2022年03月25日 14:35撮影 by  Canon IXY 430F, Canon
3/25 14:35
風の吹き抜ける場所、風越
子三瓶山
2022年03月25日 14:57撮影 by  Canon IXY 430F, Canon
3/25 14:57
子三瓶山
子三瓶山山頂から孫三瓶山を臨む
2022年03月25日 14:57撮影 by  Canon IXY 430F, Canon
3/25 14:57
子三瓶山山頂から孫三瓶山を臨む
男三瓶山かっこいい
2022年03月25日 14:57撮影 by  Canon IXY 430F, Canon
3/25 14:57
男三瓶山かっこいい
子三瓶山山頂
2022年03月25日 15:00撮影 by  Canon IXY 430F, Canon
3/25 15:00
子三瓶山山頂
女三瓶山と風に抗う低木
2022年03月25日 15:03撮影 by  Canon IXY 430F, Canon
3/25 15:03
女三瓶山と風に抗う低木
気持ちの良い縦走路
2022年03月25日 15:07撮影 by  Canon IXY 430F, Canon
3/25 15:07
気持ちの良い縦走路
男三瓶山の雄大な佇まいに惚れ惚れする
2022年03月25日 15:07撮影 by  Canon IXY 430F, Canon
3/25 15:07
男三瓶山の雄大な佇まいに惚れ惚れする
振り返って子三瓶山
2022年03月25日 15:17撮影 by  Canon IXY 430F, Canon
3/25 15:17
振り返って子三瓶山
孫三瓶山と子三瓶山
2022年03月25日 16:07撮影 by  Canon IXY 430F, Canon
3/25 16:07
孫三瓶山と子三瓶山
室ノ内池と孫三瓶山
2022年03月25日 16:07撮影 by  Canon IXY 430F, Canon
3/25 16:07
室ノ内池と孫三瓶山
登り切ったら草原だった
2022年03月25日 16:07撮影 by  Canon IXY 430F, Canon
3/25 16:07
登り切ったら草原だった
残雪もちらほら
2022年03月25日 16:09撮影 by  Canon IXY 430F, Canon
3/25 16:09
残雪もちらほら
砂地が現れた
2022年03月25日 16:12撮影 by  Canon IXY 430F, Canon
3/25 16:12
砂地が現れた
猛烈な風に吹かれ思わず手すりに摑まる
2022年03月25日 16:15撮影 by  Canon IXY 430F, Canon
3/25 16:15
猛烈な風に吹かれ思わず手すりに摑まる
男三瓶山山頂
2022年03月25日 16:17撮影 by  Canon IXY 430F, Canon
3/25 16:17
男三瓶山山頂
山頂から避難小屋を臨む
2022年03月25日 16:18撮影 by  Canon IXY 430F, Canon
3/25 16:18
山頂から避難小屋を臨む
ただ杭が打ってあるだけでなく、凹んでいる避難小屋までの道
2022年03月25日 16:19撮影 by  Canon IXY 430F, Canon
3/25 16:19
ただ杭が打ってあるだけでなく、凹んでいる避難小屋までの道
避難小屋の2階は物置だった
2022年03月25日 16:25撮影 by  Canon IXY 430F, Canon
3/25 16:25
避難小屋の2階は物置だった
大切に使われているのが分かる清潔ぶり
2022年03月25日 16:25撮影 by  Canon IXY 430F, Canon
3/25 16:25
大切に使われているのが分かる清潔ぶり
ヤナギかな?
2022年03月25日 16:42撮影 by  Canon IXY 430F, Canon
3/25 16:42
ヤナギかな?
微かに日御碕
2022年03月25日 16:43撮影 by  Canon IXY 430F, Canon
3/25 16:43
微かに日御碕
室ノ内池と孫三瓶山再び
2022年03月25日 16:46撮影 by  Canon IXY 430F, Canon
3/25 16:46
室ノ内池と孫三瓶山再び
避難小屋にお手洗い、水場ございません
2022年03月25日 16:54撮影 by  Canon IXY 430F, Canon
3/25 16:54
避難小屋にお手洗い、水場ございません
地産地消
2022年03月25日 17:48撮影 by  Canon IXY 430F, Canon
3/25 17:48
地産地消
壮絶な嵐をくぐり抜けてようやく安全を感じた地点
2022年03月26日 06:44撮影 by  Canon IXY 430F, Canon
3/26 6:44
壮絶な嵐をくぐり抜けてようやく安全を感じた地点
もうすぐ西の原
2022年03月26日 07:10撮影 by  Canon IXY 430F, Canon
3/26 7:10
もうすぐ西の原
上が嵐なら下も嵐だった
2022年03月26日 07:12撮影 by  Canon IXY 430F, Canon
3/26 7:12
上が嵐なら下も嵐だった
振り返って左に男三瓶山、右は子三瓶山
2022年03月26日 07:23撮影 by  Canon IXY 430F, Canon
3/26 7:23
振り返って左に男三瓶山、右は子三瓶山
定めの松
2022年03月26日 07:24撮影 by  Canon IXY 430F, Canon
3/26 7:24
定めの松
大山
2022年03月26日 13:47撮影 by  Canon IXY 430F, Canon
3/26 13:47
大山
宍道湖と左手に霞む大山
2022年03月27日 07:37撮影 by  Canon IXY 430F, Canon
3/27 7:37
宍道湖と左手に霞む大山
撮影機器:

装備

個人装備
長袖シャツ ソフトシェル ズボン 靴下 グローブ 防寒着 雨具 ゲイター 着替え ザック ザックカバー 昼ご飯 行動食 非常食 飲料 ガスカートリッジ コッヘル ライター 地図(地形図) コンパス 計画書 ヘッドランプ 予備電池 筆記用具 日焼け止め ロールペーパー 保険証 携帯 時計 サングラス カメラ テントマット シェラフ 携帯トイレ

感想

松江に行く用が出来た3月の最後の土曜日、初めて訪れる島根県のお山に行きたい欲望に駆られ、一泊二日で三瓶山を歩く計画を立てた。この時期ならシュンランが咲いているかもしれない。
入山当日は山焼きがあると聞いていたので、それに立ち会えることを楽しみにしていたが、タクシーの運転手さんに風が強いから中止になったと教えられた。え?強風?どこが??
登り始めは無風で暑い位だったが、風越で強風に晒され、子三瓶山頂でもバタバタと風が騒ぐ。三瓶山て風が強いお山なのかしら?
男三瓶山のとりつきは石や木の根階段のような足場になるものがなく、道の端に垂れた補助ロープを握ってみるとスルスルと解ける。口に土が入りそうになりながら、ボロボロと溢れる斜面をよじ登った先には広い草原が一面に広がり、藤原岳の風景が一瞬にして蘇った。お山の上が草むらで広場のようだけれど、自由勝手に侵入して良いわけではなさそうで、植生保護なのか歩くべき道一本だけが山頂に続いていた。その一本道を進むと、残雪が現れたと思ったら砂が現れびっくり。草原だったり砂地だったり、これらがひとつのお山の上で見られるとはなんと不思議なことかしら!
風が強く、舞い上がる砂の目潰しを浴び、煽られてヨロヨロしながらなんとか避難小屋に荷物を下ろす。夕方には分厚い雲に覆われていたので美しい日没を拝むことは難しいだろうと、小屋の窓から外を眺めると木の枝などが空中で踊って、あっという間に視界から消えていく。三瓶山て風の吹き抜ける場所なんだな、と呑気に構えていた。
日が落ちて風は強さを増すばかりで、小屋の扉をガタガタと揺らし、誰かが来たのかとその度にビクついてしまうので心の休まる時間が全くない。これはちょっとおかしいんじゃないか、21時を回ってようやく、客観的事実から心の安らぎを得ようと最新の天気予報を調べたところ、今風速が22m/sだという。徐々にそれは早くなり、翌朝5時には38m/sまで成長して午後まで衰えないという。
停滞は出来ない。松江に行かないといけない。もう寝るしかない、万全を期し下山するしかない。
コースタイム80分を丁寧に歩いていけばきっと松江に辿り着けると信じて、時に這いつくばり、時にうずくまって無事に下山出来た喜びはひとしおだったが、上が嵐なら下も嵐なのは当然で、バス停はひっくり返り、山陰本線は止まっていた。
電車を諦めタクシーを飛ばし辿り着いた松江のホテルでザックを下ろすと、羽黒山参りでザックにつけた紙で編んだ修行者の印が切れていた。ザックから外し、翌日出雲大社のお守り納に納めた。
シュンランには出会えなかった。

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訪問者数:63人

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男三瓶山、女三瓶山
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1/5

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