蓮華温泉スキーツアー
- GPS
- 10:47
- 距離
- 22.1km
- 登り
- 1,498m
- 下り
- 2,503m
コースタイム
- 山行
- 4:22
- 休憩
- 0:15
- 合計
- 4:37
- 山行
- 4:53
- 休憩
- 0:28
- 合計
- 5:21
天候 | 1日目晴れ、2日目暴風雪 JAN雪崩情報 初日 https://www.nadare.jp/avalanche_informations/1489 二日目 https://www.nadare.jp/avalanche_informations/1493 |
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過去天気図(気象庁) | 2022年03月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
ケーブルカー(ロープウェイ/リフト)
チケット売場で登山者カード提出 |
コース状況/ 危険箇所等 |
自然園〜乗鞍岳:入山者多く濃いトレース有り。 乗鞍岳〜大池:岩の露出多いが雪を拾って池へ降りる。大池山荘は煙突のみ雪から出ていた。 大池〜蓮華温泉:天狗の庭の尾根は積雪多くうねっており地形を見通し難い。雪庇を交わして尾根伝いに下るようルートファインディング必要。 今回の反省:1800mまでは尾根を辿るようにしたい。雪庇の手前でエントリーすると仙気の湯上部のシュート横の崖へ出てしまう。 蓮華温泉〜天狗原:テープで目印つけられたツアーコース。沢割れや雪崩デブリはなかった。2000m付近までは南風、西風の影響小さく行動できたが、フスブリ山の尾根に達すると強烈な横風と視界不良。ハンディ無線を使っても風音がノイズとなり聞き取りにくかった。 天狗原〜自然園:風速20m/s前後と思われる暴風と硬い雨、視界10m〜20m程。今年はハイマツがかなり埋もれているので何も見えないタイミングもあり心細くなる。GPSと方位磁針で進んだ。斜面は硬くなっており暴風かつ視界も悪いため、滑走は密集しサイドスライドで高度を落としていった。樹木ある1900m付近から風速は急に弱まった。その後はしとしと雨。 ※ GPSログと写真の時刻は一致していないため注意 |
その他周辺情報 | スキー場横の「喫茶 憩」で昼食。 「湯原温泉 猫鼻の湯」で入浴。 |
写真
感想
雪倉岳を目指したかったが、天候悪化により蓮華温泉一泊の行程に短縮になった。
初日は晴天で、金曜ということもあり大きな混雑もなく順調に自然園まで上がれた。
乗鞍岳はクトーを付けずに登れる程度に柔らかい雪で、そのまま山頂を踏めた。
白馬大池から天狗の庭までは前年より雪が多く、特に尾根に出てからは着雪で元の地形よりうねっている場所もあり、下方を見通しにくかった。そのため本来より上部で滑走ラインが曲がってしまい、深いシュートの側壁の上に出てしまった。トラバースで回避し修正できたが、後続も雪のうねりを越えられず同じラインに乗ることになってしまった。悪いことに、後続メンバーの1人がトラバース中に板が外れ、シュートに滑落してしまった。結果的に、ビンディングの一部破損とゴーグル紛失で済んで大事には至らず、重大な結果にならなかったのは不幸中の幸いだったが姿が見えないと分かった時はとても焦った。
ドロップする前の進行方向の確認が不十分(目指すロッジが見えておりそれに引っ張られてしまった)だったのと、雪付きによる地形変化を見抜けなかったためなので、自身のルートファインディング能力の悪さが招いたものと思う。
蓮華温泉は、まだ内湯しか開いていなかったが暖かな湯につかれ、美味しい食事で休まることができた。
下山日は天気下り坂で、入山時に仕入れた情報では午後から悪化の印象だった。だが当日は風音がロッジ周りでも聞こえるほど、午前中から標高高い場所では吹き荒れていたらしい。天狗原で暴風や凍雨に見舞われても、力量の分かっているメンバーだったので良かったが、急な体調変化やアクシデントがあっては不味い状況で緊張した。次から似たような予報の場合は、停滞するか、標高を下げて下山(=木地屋)を前提に計画したいと思う。
今回は、反省点が目立ってしまったが温泉や眺めは何度来ても良いと思えるものだった。雪倉や朝日など奥まった山々もまたの機会に滑りに来たい。
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