多賀・高畑山☆暮れなずむ森に浮遊する幻想的な花々
- GPS
- 01:08
- 距離
- 3.3km
- 登り
- 257m
- 下り
- 246m
コースタイム
天候 | 晴れ |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2022年03月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
|
コース状況/ 危険箇所等 |
ミツマタの群落までは林道歩き。 その先は獣除けネットに沿って尾根に上がる。道は無し。 ネットが終わると踏み跡や目印が現れる。高畑山山頂へは広い尾根道を登る。 高畑山山頂からの下山ルートは植林の谷。作業道?が比較的明瞭についている。 |
写真
感想
この日、御池岳〜鈴ヶ岳山行の下山後、yamanekoさんに多賀のミツマタを観に行きませんか?と提案する。
実はこの日の3日後に別のお花大好き山友さんと共にミツマタ群生地を訪れ、高畑山から高室山まで周回する予定なのだ。だが今シーズンは花々の開花時期が例年より遅れ気味。この地のミツマタも、果たして咲いているのだろうか?と心配である。
そこでミツマタの開花状況の下見と、女性お二人をご案内するには少し不安だった高畑山への登頂ルートの確認を兼ねて訪れたかった。yamanekoさんが一緒なら心強いし有り難い。
見覚えのある林道を歩いてゆくと、早速にも道沿いや谷の下に黄色い丸い花がポツポツと現れる。既に大きな球状になっているものもあるが、蕾のものも多い。可愛らしい花々をゆっくり観ずに先へ進む。なぜならもっと大規模な群生地がある事を2人ともよく知っているからだ。
やがて林道が二手に分かれるポイントまでくると、斜面一面が黄色く染まっている。群生地に突入だ。
積雪が多かったせいだろうか、地面に這うように倒れたり、場合によっては幹から折れてしまっているミツマタの樹が散見される。
だがこの地の密集具合はやはり凄い。5分咲き程度かも知れないが、それでも何とも素晴らしいミツマタの森。幽玄な世界が広がる。
しかし3日後にご一緒する山友さんに悪いので、あまり堪能せずに更に上を目指してゆく。
yamanekoさんに誘導されながら高畑山へと登頂する。ああ確かにこんな風に歩いた覚えがあると思った獣除けネット沿いの道なき道は少し危険が伴う。当日は紐を解いてネット内に入るルートで訪れようと思った。
山頂北側の展望地まで足を延ばすとヒヨノ(陣尾山)への急坂尾根が目の前に飛び込んでくる。その前には一旦急激に峠まで下らねばならない。
後日ご一緒する山友さんが少し体調に不安を抱えておられることを思うと、このビュースポットまでの軽めの山行に留めておくのがよいかも知れない。
帰路はyamanekoさんの的確なルーファイで林道へ繋がる谷道を下ってゆく。植林の中には明らかな道が現れ何とも歩き易い。あっという間に林道分岐点まで降りてきた。
よい下見になりました。ありがとうございました。
御池岳の山行の帰り、明智光秀の出身地とも言われる佐目の集落を通りがかる。集落の西側には高畑山があり、昨年の今の季節、uriuriさんの他、churabanaさんやHB1214さんと共に高室山にかけて周回したところだ。林道の奥ではミツマタの大群落が丁度、見頃だったのだが、uriさんは水曜日にmaamaさんと再びミツマタを鑑賞するついでに高畑山に行かれるらしい。「ミツマタの群落を様子を見に行きましょうか?」とuriさんからご提案を頂いたので、uriさんは水曜日の山行の下見をして頂くことにして、ミツマタの群落を訪ねることにした。
林道の入口の近くには駐車場が設けられており、多くの車が停められているがそのほとんどが京都、岐阜、尾張小牧といった他府県ナンバーだ。林道に入ると右手に堰堤のある貯水池が現れる。深い青碧色の水と水面に反射する立ち枯れの杉の樹々のシルエットが美しい。
林道を奥に進むとまもなく左手の斜面には一面にミツマタの群落が現れる。花はまだ咲き始めのものが多いが既に辺りには濃厚な蜜の香りが漂っている。昨年は雲の合間から日差しが射し、ミツマタの花々を明るく輝かせてくれたのだが、この時間帯はミツマタの花々はすっかり山影になっている。
ミツマタの群落を通り過ぎて高畑山を訪れることにする。群落の上の小ピークは防獣ネットで囲まれた若木の植林帯となっている。入口にはネットを開けて入ることが出来る扉があるが、果たしてピークの反対側が通り抜けられるかどうか覚束なったので、植林のネットの外側から回り込む。植林の反対側に辿り着いてみると、通り抜けられるようになっていた。
植林の中を歩くとすぐにも送電線鉄塔のある小さな広場にたどり着くが、残念ながらここからは展望はない。左手には樹間から黄金色の夕陽を反射する琵琶湖が目に入るが、高畑山からは西側に展望が広がる箇所がないのが残念だ。自然林の尾根を緩やかに歩いて高畑山のピークにたどり着く。山頂は樹林に囲まれた平坦な場所であり、いくつかの山名標がなければ山頂と認識することが難しい場所だろう。
高畑山の北側には送電線下の伐採斜面が広がり、展望地があることは前回の山行で認識していた。時間も遅いので展望地は寄らずに下山しようかと思ったが、山頂の東側の送電線鉄塔から眺めると展望地まではそう遠くなさそうだったので、思い返して寄り道をする。
尾根の北端にたどり着くと正面にヒヨノという異名を有する陣尾山、右手には高室山へと続く稜線の展望が広がる。
高畑山に戻ると南側の薄暗い植林の谷に明瞭な踏み跡が続いていることに気がつき、谷を下降する。もう少し季節が過ぎるとヒルの多そうな雰囲気ではあるが、この時期は安心して歩けるのが有難い。すぐにもミツマタの広がる谷にたどり着くことが出来る。ここを訪れるなら午前中の光が差し込む時間帯がいいようだ。
コメント
この記録に関連する登山ルート
この場所を通る登山ルートは、まだ登録されていません。
ルートを登録する
いいねした人
コメントを書く
ヤマレコにユーザー登録いただき、ログインしていただくことによって、コメントが書けるようになります。ヤマレコにユーザ登録する