高手山・西峰（川場キャンプ場から）

2022年03月27日(日) [日帰り]

• GPS: 07:03
• 距離: 8.3km
• 登り: 806m
• 下り: 807m

コースタイム

日帰り

• 山行: 6:50
• 休憩: 0:12
• 合計: 7:02

距離 8.3km 登り 806m 下り 807m

7:57 川場スキー場第4駐車場
9:18 9:28 高手山
12:42 12:44 西峰
14:28 高手山
14:59 川場スキー場第4駐車場

天候

曇りのち晴れ（風強め）

アクセス

利用交通機関：

自家用車

川場スキー場　第4駐車場利用（無料）

コース状況／危険箇所等

危険個所なし。トレースなくともコースはわかりやすい。
＜駐車場〜高手山＞
・高原地図には「登山口がわかりにくい」と記載あり。
積雪が多く登山ポストも埋まりわからない時は、駐車場正面の入りやすい所から雪壁を登って入山すればいい。
・キャンプ場のバンガローを抜けて行く。キャンプ場からは林道がジグザグに通じて
広場までつずいているが直登で登って行かれる。
・傾斜が落ち着き尾根幅が狭まり視界が開けると右の林の中に高手山の山頂碑がある。
＜高手山〜西峰＞
・高手山からは右に雪庇が続くなだらかな下り。景色が楽しめる。
・コルからは急登が続く。次第にスキー場が近くなりリフトと並行して歩く。
スキー場内は歩行禁止のため一段上がった尾根を折る居て進む。1ヶ所大岩を右へ巻いたが、樹林内は踏み抜きがひどく枝も邪魔なので下山では直進した。
・リフト終点を過ぎると短いアップダウン。最後の急登を越え西峰。
西峰にはベンチがあり眺めがよい。

＊アイゼンのみでも歩けるが、腐れ気味の雪は一歩一歩沈み込み疲れるのでワカンを付けた方が楽に歩ける。

写真

2022.1.9〜10　上州 武尊山・中ノ岳のレコより。
剣ヶ峰を下る時に見えた鬼岩はとても印象的だった。初ルートの高手新道を歩いて西峰から鬼岩を見たかった。

1/10 13:21

剣ヶ峰側から見た鬼岩のアップ。
土曜日が悪天、日曜は暴風でイマイチ。行かれるときに行っておこうと西峰を計画した。

3/27 7:58

第4駐車場正面から入山。左へ進む林道のわだちは、大回りしてキャンプ場に到達する。積雪期は直登で登れる。

3/27 8:02

駐車場には車1台。7時前に来た時には風がかなり強くモチベも低くやめようとひき返したが、戻ってきた。1時間遅れてのスタートになったが、風は少し弱まった。気温も低くはない。

3/27 8:10

キャンプ場が近くなるとピンクテープがあった。以後　所々で見かけた。

3/27 8:12

キャンプ場の大きな広場（駐車場？）に出るとバンガローとトイレ棟があった。キャンプ場は休場中。（帰ってネットで調べたが営業状況は不明。廃業のよう？）

3/27 8:17

尾根を右に折れ、バンガローの間を進んでいく。

3/27 8:23

バンガローからジグザグに上って行く林道のわだちがあったが、直登で進む。

3/27 8:25

林道と交錯。

3/27 8:43

駐車場だったのだろうか？大きな広場に出た。

3/27 8:48

広場を越えて進むと雨量観測の小屋があった。

3/27 9:10

シャーベット状の雪面は、一歩踏み出す度にグズッっと沈み込む。それがけっこう疲れるし、膝が痛む。ワカンを付けてみると足の負担が軽減。

3/27 9:13

少し急な登りが続く。

3/27 9:19

平坦になると尾根幅が狭まり、視界が開けた。

3/27 9:22

左を見ると山頂碑があった。

3/27 9:23

高手山。

3/27 9:22

ここからは緩い下り。最盛期は立派だっただろう雪庇を眺めて歩いて行く。林の中に人工物を見つけた。

3/27 9:30

高手とは、この地方の方言で高い山という意味です。昔から麓の人々が山菜取りや山の○○で入山していたところです。景色もこの辺りを境に上部と下部でちがってきます。
立派な看板だったろうに。残念な気分になった。

3/27 9:34

奥の山に」白い筋。。。
ゲレンデトップは遠いなぁ

3/27 9:47

雪がとけているところに夏道が見えた。雪のある所を選んで巻きいて下る。

3/27 9:52

ベンチで休憩。その横に説明版

3/27 9:52

武尊山の解説。読めないほど劣化してしまっていた。

3/27 10:12

左には登山道らしき道が雪の間から見え隠れしている。

3/27 10:16

コル。ここからは登りが長く続く。場所により風が吹き抜ける所もあった。

3/27 10:23

先まで続いて行く登り。斜度が急なところもある。

3/27 10:29

後方

3/27 10:41

3つ目も読めない。

3/27 10:57

ずっと続く

3/27 11:03

一直線の急登

3/27 11:03

景色の変化に乏しい

3/27 11:04

飽きてきて「もういっか？　どうする？」とDに尋ねると、「Pの好きでいいよ」「Dが決めてよ」とノロノロと歩きながら繰り返す。膝が悪いとモチベーションも上がらない

3/27 11:13

やがて、右にリフトが同じ高さで見え

3/27 11:20

右へ延びる稜線も見えた。景色の変化にやる気も復活。

3/27 11:41

林を抜けると展望が開けた。

3/27 11:41

南西

3/27 11:41

八ケ岳の右には浅間山

3/27 11:41

東には日光の山々

3/27 11:42

南東方面

3/27 11:45

そして目的の鬼岩。
雪が落ち岩肌が見えている。

3/27 11:47

パノラマで鬼岩の全容。ここでわかったことがある。鬼岩は南から見るより北(剣ヶ峰)側から見た方がカッコイイ。

3/27 11:58

林間コースと並行して続く尾根。

3/27 12:09

並行して登って来たリフトの終点を通過。奥には赤城山が見える。

3/27 12:11

樹林帯に入るとDか木標を見つけていた。

3/27 12:12

4つ目の案内板。痛みは酷いが読むことができた。
＝亜高山針葉樹林帯の野草＝
この辺りには、イワカガミ・ショウリョウバカマ・ゴゼンタチバナ・マイズルソウ・クルマユリ・〇ノエラン・ミヤマハンショウズル・ヒメシャジン・カニコウモリ等が見られる。岩場にはコケモモ・ハクサンオミナエシ・〇ワシャジンが見られる。

3/27 12:20

森林を抜けると最後の登りが目の前に

3/27 12:21

3/27 12:23

腕を刺しながら四つん這いで上る方が楽で早い。

3/27 12:24

カメラを横に向けると急登がわかりやすい

3/27 12:24

3/27 12:29

偽ピークに立つと、

3/27 12:32

左の鬼岩に目を奪われた。もっとよく見える所へと左へ進む。

3/27 12:33

アップで

3/27 12:33

稜線は西峰へ繋がっている

3/27 12:33

鬼岩の後方には谷川岳（北西）

3/27 12:34

谷川岳の左には白毛門　

3/27 12:34

西にはこないだ登った吾妻耶山が見えた。

3/27 12:34

南には赤城。展望に夢中になり左に反れたが、この尾根のすぐ先が西峰だった。

3/27 12:36

西峰 1870.5m 　ベンチに標識。
正面には ピョコンと飛び出た剣ヶ峰。風が強い。

3/27 12:35

パノラマで
剣ヶ峰〜武尊山〜中ノ岳〜家ノ串山〜前武尊の稜線が見える

3/27 12:36

ゲレンデトップへ続く風防付きのリフト（クリスタルエクスプレス）はもっと上へと延びている。

3/27 12:38

万太郎や苗場辺りは雲に覆われているけれど上越国境の山々が見渡せた。阿能川岳もよく見える。

3/27 12:41

視線を間近に移すと、風にあおられた木がキラキラ光って揺れている。

3/27 12:41

氷に覆われた枝が綺麗。

3/27 12:44

シャクナゲも氷漬け

3/27 12:48

西峰は風を受けるので長居はせずに下山

3/27 12:52

行きに登った急登。スノーシュー感覚で躊躇せずに踏み出すと・・

3/27 12:54

あっという間に落下。ワカンはド急な下りに弱かった。

3/27 12:57

急登直下の平坦地は風が届かず穏やか。癒しの空間だった。

3/27 12:58

木々の枝ぶりが芸術的。

3/27 13:06

スキー場に沿って尾根を歩く。スキー場内は歩行禁止！！

3/27 13:09

再び。ワカンは急な下りに弱かった（笑）今度はD

3/27 13:10

波打つ雪面が楽しい。

3/27 13:11

行きでは樹林帯を巻いた大岩。帰りはそのまま雪壁を中間まで下降し巻く。

3/27 13:12

雪は柔らかく手も足もしっかり食い込む。

3/27 13:12

これならワカンでも問題ない。

3/27 13:15

Dも

3/27 13:16

またやってるD　2回目。
　

3/27 14:54

高手山への登り返しは思ったほどではなく、バンガローを抜け最後の急斜面を下る。道路と駐車場が見え無事下山。

撮影機器：

Canon PowerShot G7 X Canon

DSC-RX100 SONY

感想

pi-ti

人気の上州武尊に比べると、静かで地味な高手山。いいコースだった。
現在では痛んでしまった案内板やベンチを見て、とても愛されている山だと感じた。

今回は土日とも天気がよくない予報だったので中止にするつもりだった。Pに着いたらよろけるほどの風で、一旦は取り止めにした。途中では飽きてしまいやめようかと思った。結局は、計画地まで行ってきてほんとうによかった。

山は逃げないと言うけれど、改めて 行かれるときに行っておきたいと思う。(危険性は除く)

コメント

supra

こんにちは。
途中ですれ違い、高手山まで行かず途中で日和って下りてきて駐車場で少しお話しした黄色い車の４人連れです。
翌日に登りましたが、この日の方が天気はよかったです。レポを読んで、私たちもこの日真面目に登ればよかったと反省してます。😅

pi-ti

supraさん　こんにちは。
レコを見てすぐわかりました。この日の朝は本当に風が強かったですね。
私も、次の日の方が天気がいいと思っていました。
山の天気は、予報が当たることの方が少なく難しいですね。。。
翌日の悪天候の中、山頂まで行かれてすごいです。
それに、ロッジでの宴会も楽しそうでした。

次回は青空の元、雪の武尊に立てますように。
（supraさんは3/16晴れの日に行ってらっしゃるんですね）
コメントをありがとうございました。(*^-^*)

supra

pi-tiさん
武尊山は何度行ってもいいですね。
また行きたいです。（天気のいい冬の日に。😁）
またお会いしましょう。😄

pi-ti

supraさん
ほんとですね。
私も大好きな雪山のひとつです。

また お会いする時を楽しみにしています(^-^)/