摩多利尊/聖天山と新田金山 ゴ・ドーハンの山旅 城山御嶽巡り

2022年03月29日(火) [日帰り]

• GPS: 06:28
• 距離: 9.5km
• 登り: 386m
• 下り: 384m

コースタイム

日帰り

• 山行: 5:34
• 休憩: 0:54
• 合計: 6:28

10:37 スタート地点
11:11 11:13 西山
11:32 11:32 彦七山
13:03 13:08 新田金山
13:10 13:14 新田神社
13:16 13:22 新田金山
13:22 13:22 新田神社
13:41 13:42 新田金山
13:42 13:50 新田神社
13:54 13:59 新田金山
13:59 13:59 新田神社
14:22 14:25 根本山
14:36 14:43 新田金山
14:48 14:49 新田神社
15:10 15:10 御城橋
15:18 15:18 大八王子山
15:29 15:31 中八王子山
15:36 15:39 小八王子山
15:58 15:58 東山公園親水広場
16:06 16:07 井戸ノ上山(水道山)
16:17 16:18 太郎四郎山
16:27 16:28 受楽寺
16:31 16:35 天神山(高山)
16:41 16:41 受楽寺
17:05 ゴール地点

umiminさん　 checheriさん　kotakky

天候

曇り

アクセス

利用交通機関：

自家用車

写真

3/29 8:23

熊谷市妻沼の摩多利神社。かつては聖天山歓喜院持の社、今でも祭祀は住職が取り仕切るみたいです。

3/29 8:26

「摩多利神」疫病(赤痢)退散の神で、普及の中心地がここだと知って訪ねました。

3/29 8:38

主に利根川流域で普及したそうです。これは「秩父＜カネキ＞」の奉納(大正六年)。私がこの神を知ったのは稲沢と桜山。

3/29 8:42

この額は「武蔵國浦和町常盤講中」の奉納(大正三年)。はじめは摩利支天の別称かと思いました。

3/29 9:15

所変わって、聖天山歓喜院。最大の目的はあるものですが、少し参拝しましょう。

3/29 9:15

清酒力士と金剛力士

3/29 9:18

国宝の御本堂

3/29 9:18

人懐っこそうな狛犬さん

3/29 9:18

「石工　當所上町　須藤又右エ門永□」

3/29 9:19

「文政七年甲申九月吉日」(1828)

3/29 9:20

3/29 9:21

龍虎

3/29 9:26

石燈籠には二股大根

3/29 9:27

仁王門前の狛犬さんは何か驚き顔？

3/29 9:28

こちらはちょっと元気なさげ？「慶應四戊辰二月日」(1868)、戊辰戦争が始まった直後ですね。

3/29 9:30

平和の塔。いつの世も平和を願うばかりです。

3/29 9:31

地名の由来がありました。男沼と女沼(→妻沼)があったんですね！

3/29 9:37

「軍荼利の滝」何やらそそる案内板がありました。

3/29 9:38

滝は極細でしたが、これはこれはその横に

3/29 9:38

軍荼利明王がおりました。

3/29 9:39

なかなかの顔付です。

3/29 9:42

夫婦の木

3/29 9:42

右がケヤキで左がエノキ。

3/29 9:47

「聖天寿し」これを買いに来ました。

3/29 9:50

1つ460円。中身は後のお楽しみです。二股大根の絵馬は800円でした。

3/29 10:43

所変わって、群馬県太田市の義重山大光院新田寺、本堂。

3/29 10:44

寛永寺燈籠がありました。

3/29 10:45

そして開山堂。御存知、子育て呑龍様です。自作の尊像があるそう。

3/29 10:48

弁天社、「上州太田七福神」の弁財天が祀られているようです。

3/29 10:49

呑龍上人廟所参道が西山ハイキングコースの入口。

3/29 10:50

このお墓の所にあった、

3/29 10:53

端正な如意輪観音様。お背中を拝見すると、

3/29 10:53

「寛文十庚戌年十二月四日(1670)/西運道心寄進之」とありました。

3/29 10:55

呑龍上人御廟

3/29 10:55

(新田)義重公の墓。八幡太郎義家の孫、新田氏の祖。

3/29 10:56

2対の立派な石燈籠がそれぞれ左右にありました。

3/29 10:56

手前は「寄進石燈籠両基/上州新田郡/大光院殿廟前/元禄十一戊寅年十一月十四日(1698)/従五位下下野守源姓酒井氏忠寛」＊忠寛は初代伊勢崎藩主。当時、大光院の普請奉行。

3/29 10:58

奥は「寄進石燈籠両基/上州新田郡/大光院殿廟前/延宝二年十一月十四日(1674)/従四位下行播磨守阿部朝臣正能」＊忍藩主、当時老中。

3/29 11:14

この辺りが西山？

3/29 11:15

3/29 11:24

ここを登ると

3/29 11:28

広めの平場に金山城址の石標と

3/29 11:28

「彦七山」のプレートがありました。今年の1月の設置。この後のピークにもありました。

3/29 11:35

この石垣は、当時の物ではありませんよねぇ・・・

3/29 11:40

「見附出丸」は休憩適地ですね。

3/29 11:45

サンド風リス君がいました。看板の文字も残っています。

3/29 11:46

展望台WCあり。ここまで車OKみたい。

3/29 11:54

難攻不落を誇る関東では珍しい石垣の山城だそうです。

3/29 12:01

西矢倉台西堀切

3/29 12:03

西矢倉台下堀切

3/29 12:09

物見台下虎口

3/29 12:11

馬場下通路

3/29 12:12

罠でしくじったドーハン

3/29 12:16

物見台には「東金井」222.4m二等三角点。ここが新田金山の山頂かな。

3/29 12:18

生憎の曇り空。眼下にこどものくに。

3/29 12:25

ショカツサイ

3/29 12:27

これが月ノ池ね。

3/29 12:28

大手虎口。

3/29 12:29

実城に向かう通路。よく復元したものです。

3/29 12:35

そして日ノ池。戦勝祈願や雨乞いの儀式が行われたそう。

3/29 12:35

なるほど、近くには「清滝不動尊」がありました。

3/29 12:42

日本百名所だそうです。その冊子を持っている方々もちらほら。

3/29 12:47

ジャジャーン！これが噂の聖天寿し。久しぶりです。味は普通のお稲りさん。カーボローディングにはバッチリですが、一人では食べきれないくらいの量がある。

3/29 12:58

スタンプ集めの少年たちを微笑ましく見ていました。

3/29 13:02

金山の大ケヤキ。推定樹齢800年だそうです。あらためて樹木の生命力には感服します。

3/29 13:06

二の丸址は竹林になっています。

3/29 13:06

おお！これが本丸残存石垣ね。

3/29 13:07

ドーハンを探せ！

3/29 13:16

新田神社です。

3/29 13:17

御由緒

3/29 13:21

ちょっと高めですがレアみたいなので頂きました。武者絵がこれからの季節にピッタリだし。小袋に入れて賽銭箱へ。この時点で残り1つです。

3/29 13:24

そして御嶽神社です。山頂にある社にしてはとても立派です。

3/29 13:24

御由緒。御嶽山座王大権現が(神仏分離の関係で)国乃常立神に比定されています。

3/29 13:25

「おんたけ」ですね。

3/29 13:26

社殿の左に大きめの石祠と神像があるようです。

3/29 13:27

石祠は浅間社のものでした。明治十五年(1882)

3/29 13:29

神像は「三笠山」刀利天宮ですが、

3/29 13:29

残念ながらお顔はわかりません。

3/29 13:33

一方、社殿の右手奥には、「八海山」大頭羅神王。

3/29 13:34

こちらは微笑しているかの表情までわかります。

3/29 13:35

若い頃のアントニオ風？

3/29 13:41

本丸跡の西端には梅若稲荷。

3/29 13:46

東端にはさすが忠臣新田のお社、宮城(皇居)遙拝所があります。尊王の渋沢栄一も参拝にきているそうです。

3/29 14:03

あれが根本山かな。

3/29 14:07

実城北端の堀切

3/29 14:08

こどもの国の登(下)山口は封鎖されているとの案内。

3/29 14:11

これを越えれば、山頂です。

3/29 14:13

「根本山神宮」これがチョークまみれの石祠(明治廿九年、1896)ですね。唐破風には「山神宮」。

3/29 14:15

台石には「弘化三午年□月再建」(1846)とありました。

3/29 14:21

天神山(根本山)208m。

3/29 14:21

例のプレートですね。この後、本丸跡に戻ります。

3/29 14:37

稲荷社の裏に石祠もありました。

3/29 14:45

新田神社の裏にも石祠、これが新田祠？

3/29 14:46

天皇や皇族の方々も参拝に来るんですね。

3/29 14:51

日ノ池

3/29 14:55

石段を下りと「一丁目」(大正九年1920)の丁目石。ここもカウントダウン方式なのかなぁ。

3/29 14:56

こちらです。

3/29 15:05

一昨日の両崖山(右)と天狗山

3/29 15:08

御城橋。下に車道が通っています。松風峠。

3/29 15:17

大八王子山184m

3/29 15:18

もう一つの方は182.8m

3/29 15:25

やっと会えました！宮標石。

3/29 15:26

「界甲一二二」

3/29 15:29

中八王子山178.6m。其々の峰に矢倉台あって、朝鮮式山城の典型が残っているそうです。

3/29 15:34

ありました！二つめの宮標石。側面は両面に「新田郡/山田郡」

3/29 15:34

そして背面は「(界)甲一二四」、どうやら一つ見落としたらしいが・・・

3/29 15:37

東屋の立つ峰は

3/29 15:37

小八王子山171.8m

3/29 15:39

ここにこれがあったのね。遠くからでもよく目立っていました。

3/29 15:59

水道施設の下にあった水飲み場。ローマ風？もちろん行ったことないけど。

3/29 16:02

車道を渡って東山公園のピークを目指します。

3/29 16:07

井戸之上山(水道山)。何も無いようです。

3/29 16:20

右下に東山球場が見えています。

3/29 16:21

無住になった御堂がありました。

3/29 16:23

桜がきれいだったので墓地の中を通らせていただきました。

3/29 16:25

受楽寺に下山しました。

3/29 16:25

ここは七福神巡りの大黒天。予期せず朝の摩多利神社と繋がりました！

3/29 16:32

近くに高山神社があったので立ち寄りました。名前ぐらいしか存じてませんが、

3/29 16:34

寛政の三奇人、高山彦九郎を祀るようです。どうやらここも火事があったようです。

3/29 16:34

一寸調べたら放火だったみたいです。

3/29 16:46

戻り道、石造物が空地の片隅に追いやられていました。

3/29 16:48

こんな優しい青面金剛は見たことありません。邪鬼、二鶏、三猿と揃っています。

3/29 16:53

「シンナーで汚すなこの身この心」時代を感じる標語。問題です。このコケシさんは何のリサイクルでしょうか？

3/29 16:58

心惹かれましたが、ガマンガマン！

3/29 17:01

呑龍様に戻りました。

3/29 17:04

駐車場でゴールです。今日歩いたコース。

撮影機器：

iPhone 8 64GB SIMフリー Apple

感想

godohan

・最近知った「摩多利天」の中心地が妻沼の聖天山の近くにあるとわかった頃、kotakkyさんのレコに聖天寿しが登場し、久しぶりに無性に食べたくなりました。初めての勤務地が羽生で、よく慶事にはそのお稲りさんが出てきました。最初に見た時はとてもビックリでした。
・太田の呑龍様は子供の頃、家族に連れられて行きましたが「ドンリュウ」という言葉だけ、その響きが耳に残って覚えているくらいでした。就職後、マラソンを始め、各地の市民レース巡りに夢中になっている頃、太田の金山で「太平記の里金山城址クロスカントリー」(たしか？)に出場しましたが、御嶽神社はもちろんどこをどう走ったか記憶がありません。ただ武者の絵馬を見て、たしか参加賞のTシャツに兜があったことをかすかに思い出しました。
・最近は御嶽巡りに興味を持ち、城跡もきれいに復元されたようでなので是非行きたいと思いながらもなかなかタイミングが合わずにいましたが、umiminさん checheriさんの楽しいレコに背中を押され足を運ぶ次第になりました。西山付近の宮標石には全然気づきませんでしたが、八王子山の美人さんには会うことができました。城跡には詳しい説明が各所にあり、城址ビギナーには大変勉強になりました。御嶽神社も山頂にこれだけ立派な社があるのはなかなかありません。八海山大神像もとても生き生きとした表情で感動ものでした。
・天気には恵まれませんでしたが、妻沼で買ったお寿司を金山で食べるという最大のミッションが達成でき大満足の山旅でした。
・コケシの答えはプロパンガスのボンベです！