まだまだ雪の残る丹沢 〜初めてみやま山荘に泊る
- GPS
- 25:48
- 距離
- 19.0km
- 登り
- 1,705m
- 下り
- 1,699m
コースタイム
9日:丹沢山5:20 - 6:35塔ノ岳6:45 - 7:10花立 - 7:45堀山の家 - 9:10大倉
天候 | 8日:晴れ のち 曇り 9日:曇り |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2014年03月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
電車 バス
土曜日は始発前の6:38に臨時便が出た |
コース状況/ 危険箇所等 |
■登山ポスト:大倉ビジターセンター前にあり ■道の状況:前回(2/25)より雪は減っているが滑りやすい箇所もあり注意が必要。 (大倉〜花立)駒止茶屋直下の急登部より前までは困難な場所なし。駒止下の部分は凍結時は滑りやすく、アイゼンか滑り止めを着用した方が無難。 (花立〜塔ノ岳)花立山まではかなり雪が少なくなった。塔ノ岳山頂まではまだ雪が多いが、夏道ルートに戻った部分もあり、歩きやすくなってきた。 (塔ノ岳〜丹沢山)塔ノ岳からの急な下りのほかは大部分で雪が締まり歩きやすい。アイゼン着用が安心。 |
写真
感想
7日に丹沢方面を眺めると少し雲がかかり雪が降ってそうな感じ。夜は冷えて翌日・翌々日も快晴という予報なので、きれいな霧氷が期待できるのではないかと丹沢行きを決める。
いつもは塔ノ岳泊りだが、稜線の霧氷の林を染める朝日を撮りたいというイメージがあったのと、まだ泊ったことがないのでという理由で丹沢山のみやま山荘に泊ることにする。
前回( http://www.yamareco.com/modules/yamareco/detail-411187.html )は午後の緩んだ雪に足を取られて難儀をしたので、朝一番のバスで大倉に乗り込み、スパイクだけでなく12本爪のアイゼンも携行する。
晴れの土曜日なので人が多い。雪は前回よりだいぶ減っているが見晴茶屋から上でそこそこ残っており、駒止直下の急階段辺りでは凍結した雪が滑って少し危ない。無理をせずここでスパイクを装着する。
それでも全体としては随分歩きやすくなって塔ノ岳までは普段とひどくは変わらない時間で辿り着く。
塔ノ岳山頂の雪は減ったとは言え人の踏み入らない部分では5-60cmはあるだろうか。小屋で朝のコーヒーをごちそうになってから丹沢山を目指す。
期待した霧氷は晴れて暖か過ぎたからか全く見られない。塔ノ岳からは12本爪のアイゼンに履き替えたが、登山道の雪はよく締まっていて急こう配の部分を除けばとても歩きやすい。
それでも緩やかなアップダウンで疲れは溜まり、竜ヶ馬場付近からはなかなか足が上がらなくなってきた。
12時を少し過ぎて丹沢山に到着。予約を入れてなかったのですぐに小屋の受付で泊りをお願いする。予想どおり今日はひどく混むとのことで、布団3分の2を与えられる。
時間はまだ早いのだが、期待の霧氷もなく、天気も下り坂になってきたので撮影を諦めて午後は布団の上でダラダラと過ごす。
4時を過ぎると泊り客がどんどん到着し、微かな期待も空しく隣にも人が入って来た。
夕食は事前情報の通り豪華で、山での自分には珍しくご飯も結構沢山食べた。(もう一つの期待した事前情報があったのだが、そちらの方は「あんまり…」だった。)
夕食後もビールを飲むなどして過ごし、暗くなってから外へ出てみると空は曇ってきて半月がボヤっと見えている。
星の撮影は諦めるしかないが、月の灯りで富士山とか山は写せそうだと思い、撮影準備をして小屋を出る。
山頂は木立が多くて展望が乏しく、撮影には向かないので視界が開ける所を探して下りてみる。
100mほど塔ノ岳方面へ戻ると林が少し切れて塔ノ岳や富士山が見える場所があったので、その近辺で30分足らず撮影して小屋へ戻り、程なく寝る。
翌朝は4時過ぎに起きて玄関前で途中でも撮影できるように荷物を整理し、皆が起き出した5時過ぎに小屋を出る。
外はまだ暗く、微かにガスが流れている。気温はそれ程低くないので霧氷もやはり期待できない。
ヘッドライトを点けてルートを外れないように気をつけて塔ノ岳を目指す。
竜ヶ馬場辺りで大山や塔ノ岳のガスが流れて街の灯りが見え隠れすることがあったので三脚を立てて撮影するが、パッとしない。
少し明るくなってきた稜線を黙々と塔ノ岳を目指して行く。最後のキツイ登りをこなして6時半過ぎに塔ノ岳。
ここでアイゼンからスパイクに再び履き替える。ふと辺りを見渡すと、先ほど山頂に纏わりついていたガスの効果か山頂の周りの木々に僅かだが霧氷が着いている!
ちょうど霧氷の林を通ってユーシン方面へ下りて行くカラフルな二人連れをフレームに入れて何枚か撮影する。
やっと少し報われた感じになって下山する。曇り空で富士山も見えないが、日曜日とあって山頂直下付近から登って来る登山者と沢山擦れ違う。
駒止茶屋下の階段はやはり滑りやすく、ツボ足での下りはかなり怖そうだ。
この日は午後から東京で会合があるので少し急いで下りる。大倉に着いて靴を洗っている間に停まっていたバスは出て行ってしまったが、20分後のバスに乗って渋沢駅へ。
撮影条件はベストでなかったが、初めての小屋で色々と知識と経験値が増えて有意義な山行だった。
※ Tadが所属する山岳写真グループ「山岳写真ASA」の
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