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Yamareco

記録ID: 7621073
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ハイキング
丹沢

塔ノ岳

2024年12月23日(月) [日帰り]
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GPS
--:--
距離
15.2km
登り
1,373m
下り
1,373m
天候 快晴
過去天気図(気象庁) 2024年12月の天気図
アクセス
利用交通機関:
自家用車
ビジターセンター裏の駐車場は8時まで入れない。手前左の民間駐車場を使用した。
コース状況/
危険箇所等
小丸尾根は特に危険な箇所、迷う箇所はなく、大倉尾根の階段を降りるよりよほど快適と感じた。
大倉尾根登山口
光る枝がきれい
三の塔が見える
富士山がチラリ
石が出てきた
癒しの場もあり
げんなりする
大島から神津島まで見えた
1
大島から神津島まで見えた
この上に何があるのだろう
この上に何があるのだろう
これでした
表尾根が近くなってきた。遠くに江ノ島
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表尾根が近くなってきた。遠くに江ノ島
塔ノ岳が見えたが、ここからが遠い
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塔ノ岳が見えたが、ここからが遠い
蛭が岳、檜洞丸など
蛭が岳、檜洞丸など
山頂から
街並みの方
鍋割山を主人公に
1
鍋割山を主人公に
小丸へ向かう
ブナ。大倉尾根が後ろに
ブナ。大倉尾根が後ろに
ブナが交じり始める
ブナが交じり始める
この辺はブナ密度高い
この辺はブナ密度高い
小丸尾根分岐
ドキッとするが、それほどでもない
ドキッとするが、それほどでもない
最初は笹原の中
かなり急
乾燥した斜面が続く
乾燥した斜面が続く
左側が植林帯に
のどかになってきた。箱根に向かって下る
のどかになってきた。箱根に向かって下る
鍋割山から落ちる尾根
鍋割山から落ちる尾根
〆犬帽澆蠅蹐離汽ぅ
〆犬帽澆蠅蹐離汽ぅ
∈犬帽澆蠅蹐離汽ぅ鵑修2
∈犬帽澆蠅蹐離汽ぅ鵑修2
支尾根の斜面
大倉尾根がまだ高い
大倉尾根がまだ高い
今度は右へトラバース
今度は右へトラバース
降りてきた尾根を振り返る
降りてきた尾根を振り返る
突然広い道に
林道に降り立つ
二俣の渡渉点
大倉尾根の裾を廻り込んで戻ってきた
大倉尾根の裾を廻り込んで戻ってきた

感想

大倉駐車場7:00〜塔ノ岳10:53/11:37〜二俣14:08/14:18〜大倉駐車場15:36

 三の塔へは足慣らしやリハビリ名目でしばしば登っているが、「次は塔ノ岳」が先送りになり続けて9年も過ぎてしまった。標高差1200mの心理的な壁を何とか突破すべく年内最後の挑戦を試みた。
 平日だが駐車場は半分近く埋まっている。早くもバスも着き、三々五々出発する登山者に交じって歩き始める。次々抜かれるのは歳なので仕方ないが、皆さんのザックの小さいのが不思議に感じる。記憶の中の景色を再確認しながら、意外にコースタイムからは遅れず堀山の家に到着した。ここからは足元が岩がちになるが、左に富士山、右に表尾根の稜線が覗くようになり気はまぎれる。三の塔の藍色の山肌を背景に裸木の枝が輝いている様は冬場ならではの好きな光景だ。冬型のはずだが意外に風は弱く、背中からの陽が暖かい。長い木段には消耗するが、登るにつれて富士山から愛鷹、箱根へと展望は広がり、背後には白く輝く相模湾の上に伊豆大島から霞む神津島までの列島が連なっている。花立山荘の上でようやく塔ノ岳が目に入る。近く見えたが行ってみると道は上がり下りして中々着かない。重くなった足を持ち上げて最後の木段を登りきると青空が広がり頂上だ。1200mを登り切ることができたことにまずは安堵を感じた。
 快晴の下、富士山や南アルプスの南部、奥秩父の山々が青く白く眺められたが、白根三山より北や八ヶ岳は雲を被っていた。さすがに風は冷たいが、それほど強くはないので、東京湾や房総半島を遠望しながらカップ麺タイムとした。
 下りは金冷シから鍋割山への稜線に入る。しばらく細尾根を進み、大丸への登り返しの木段で右脚の裏が攣りそうになり焦るが、何とか回復した。気が付くと周囲は幹回りの太いブナが点在する森になっている。前回の杓子山に続いて近郊でブナを見ることができ嬉しい。小丸尾根への分岐には「遭難の多い道」との警告が記されておりぎょっとするが、変更もできないのでカロリー補給をして気合を入れてから踏み込む。最初は水流に掘られた溝のような道でちょっと心細いが、間もなく急斜面の樹林をジグザグに降りて行く。斜面は大変急傾斜だが、道そのものはさほどではなく崩れたりもしていない。左に小さな沢状を見ながら下っていくと1100m辺りから左が植林となる。仕事道に入らないよう常に尾根筋を意識していけば迷うことはないが、むき出しの根っこが煩わしい。左に大倉尾根が高く、右は鍋割山から降りてくる尾根の先に栗の木洞が大きく盛り上がっている。南面なので暖かく、箱根に向かって降りていく道に不安はない。
 ヤマレコマップに?マークの付いている辺りは一時踏み跡が錯綜し、その先に左下に曲がるよう指示する赤ペンキマーク(写真 砲出る。道は尾根左下を少しトラバースしてすぐに尾根に復帰し、次に黄色テープ(写真◆砲再び左下を指示する。テープが残っている限りは見逃すことはないだろう。赤テープを目印に支尾根の斜面を下っていくと、緩い沢状を渡り、折り返して今度は右トラバースを続けていくと、初めて道標が現れ、急に車も通れるほどの広い道に変わった。沢の音が聞こえ、ここまでずっと乾いた尾根道を歩いてきたのでホッとする。しつこいほどに道標が続くので、この辺りで遭難でもあったのだろうか。下界近しの雰囲気が濃くなった緩やかな道を辿れば、下に林道が見えてきた。小丸尾根では最後まで人には出会わず、静かに今年最後?の山を味わうことができて良かった。この林道は鍋割山の往復で経験済みだが、延々と歩いていると、いかに大倉尾根が水平距離でも長いかが実感される。大倉のセンターに帰り着いた頃には、もう登山者の姿も少なくなっていた。

(感想?)この山行で今年の山行回数は何とか昨年を1回上回ったが、これは小さなハイキングも数に入れた結果で、山行日数では下回っており、内容も小粒になった。夏以来の腰痛のためだが、こうやって衰えていくのかなと寂しく思いながら最後の林道を歩いたのだった。

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