虎子山 寅年の干支山は残雪の稜線からの展望と道なき道のダウンヒル

2022年04月09日(土) [日帰り]

• GPS: 06:37
• 距離: 9.2km
• 登り: 795m
• 下り: 792m

コースタイム

日帰り

• 山行: 5:43
• 休憩: 0:54
• 合計: 6:37

距離 9.2km 登り 795m 下り 795m

8:26 旧国見岳スキー場駐車場
8:38 鉈ヶ岩屋跡分岐
9:10 9:19 国見峠
10:31 10:49 虎子山
11:13 11:38 北東破線ルート分岐(昼食)
14:45 14:47 車道出合
15:03 旧国見岳スキー場駐車場

天候

快晴

アクセス

利用交通機関：

自家用車

旧国見岳スキー場の横の駐車場らしき空地に駐車。

コース状況／危険箇所等

国見峠に登る道は数ヶ所雪に埋もれていて車での進入はもうしばらくムリです。
車道を歩いて着いた国見峠からはいきなりの急登。ふくらはぎが伸びまくり。
中腹から雪が表れ稜線は厚い残雪の上を歩きますが、固く締まって踏み抜きはほぼなし。
山頂からピストンする予定でしたが、変化を求めて少し北上して破線ルートを下りましたが、
生い茂る灌木と残雪に覆われた激下りとトラバースの連続で、素晴らしくワンダーなルートと言うか、ほぼほぼ廃道。途中で沢に落ちるトラバースを辿り続けるのはかなり危険で断念。
地図上の地形だけを読んでルートを選び、なんとか旧スキー場のちょっと下に下山しました。
何やかや言いながらも、用意はしていたアイゼンは使わずじまいでした。

その他周辺情報

名神高速に向かう途中に道の駅池田温泉があります。
隣接する入湯施設の池田温泉は本館と新館のどちらも日帰り入浴(700円)できます。

写真

4/9 8:50

峠への林道から、
旧スキー場越しに虎子山。

4/9 9:08

林道は雪混じり。

4/9 9:10

国見峠から伊吹山。
あちらももう春の装い。

4/9 9:56

いきなりの急登を乗り越えると雪の向こうに虎子山。

4/9 10:08

残雪の斜面にツリーホール。
虎の子の春も近い。

4/9 10:12

雪の上になにやら木の実。

4/9 10:13

これはブナの実。

4/9 10:14

ん…これはシカのフン(^^;

4/9 10:14

稜線から伊吹山を振り返る。

4/9 10:15

TVで除雪中と言っていた
スカイラインもくっきり。

4/9 10:17

芽吹きの梢と残雪の山並。

4/9 10:23

青空と残雪の稜線。

4/9 10:24

その先の奥伊吹の稜線と、
その先に霞む金糞岳。

4/9 10:26

もう少し前だったら
大雪庇が見られたはず。

4/9 10:28

足元には登ってきた林道。

4/9 10:42

寅年の虎子山。1183.2m
三角点は雪の下。

4/9 10:51

見下ろすと旧スキー場と、
春日の谷合。

4/9 10:51

遠く能郷白山。

4/9 10:56

金糞岳も遠望。

4/9 10:58

稜線でたくさん見た足跡。
シカ？カモシカ？

4/9 10:58

山頂北端から奥伊吹の稜線。
左に金糞岳と右奥に能郷白山

4/9 11:02

わかりにくいけど、
嘘みたいな激下り(^^;

4/9 11:10

見返り虎子山。
雪の斜面は見た目以上の?。

4/9 11:19

ベビースター激辛チキン。

4/9 11:39

ここが破線ルートの下り口。

4/9 11:48

踏み抜かないよう、
沢の底は避けて進む。

4/9 12:06

破線ルートというより崖?
慎重に下る。

4/9 12:14

蹴り込んでトラバース。

4/9 12:29

雪と藪が交互のトラバースに降参。地図見てこの尾根へ。

4/9 12:38

こっちでも藪漕ぎ(^^;

4/9 13:14

渡渉。失敗💦

4/9 13:26

別の破線に乗ったが。。
雪壁を登る。

4/9 13:28

雪のトラバース。下は滝。
結局この先で前進不能。

4/9 14:03

なんとか逃れた尾根から
梢越しの国見岳。

4/9 14:13

林のそこかしこにタムシバ。

4/9 14:31

こちらは虎子山。
こんなに下りてきた。

4/9 14:44

下に道が見えて!(^^)!

4/9 14:56

林道を歩いて駐車地へ。
登りがツラいが心は軽い。

4/10 13:31

上部に問題の破線ルート。
かすかにログもあるけど…

撮影機器：

TG-4 OLYMPUS CORPORATION

装備

個人装備

長袖シャツ ズボン 靴下 グローブ アウター手袋 予備手袋 防寒着 雨具 ゲイター 靴 ザック アイゼン 昼ご飯 行動食 非常食 飲料 水筒（保温性） レジャーシート コンパス 笛 ココヘリ 計画書 ヘッドランプ 予備電池 ファーストエイドキット 常備薬 日焼け止め 保険証 携帯 時計 サングラス タオル ストック カメラ

感想

ikomaniyon

寅年の干支山登山に選んだのは虎子山。
年明けのもっと雪深い頃に登りたかったのですが、
今年は国見岳スキー場の廃業により道路の除雪がされず、
スキー場のはるか手前の集落から歩かねばならないことがわかって出鼻を挫かれ、
ずるずると延びてしまいました。
それでも、雪の残っているうちにトライできて、なんとかホワイトタイガーに登れました。
これで、2011年卯年の赤兎山から十二支を一巡りです👍
残雪の山頂からは奥美濃の重畳とした山々の展望が素晴らしく、
すぐ南に伊吹山、北には雪をまとった金糞岳や遠く能郷白山も望めます。
順調に山頂を踏んだため、”ブンゲンまではムリでも行ける所まで”と歩き始め、
”ピストンするのもナンだから”と破線ルートを下りはじめたのが運のツキ、
雪の急斜面や灌木のブッシュを交互にトラバースするハメに💧
耐えきれずエスケープした別尾根も、下っていくうちにまたしても雪と藪のトラに💦
しかも足元は急流の沢(;´Д｀)
さらに違う尾根へエスケープして、地図を頼りにとてもワンダーな下山行を満喫。
なんとか林道に下りたときはホッとしました(^^;
地図を信じて破線ルートを歩くとほぼもれなく散々な思いをするのにどうしてまた…
と後悔はしましたが、きっとまたやらかすんでしょうね。