便石山から天狗倉山 象の背の絶景おちょぼ岩の大展望
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- GPS
- 09:18
- 距離
- 16.4km
- 登り
- 1,349m
- 下り
- 1,347m
コースタイム
- 山行
- 7:20
- 休憩
- 1:55
- 合計
- 9:15
天候 | 晴のち曇 |
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過去天気図(気象庁) | 2022年04月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
馬越峠(まごせとうげ)海山登山口にも約10台駐車が可能です。 |
コース状況/ 危険箇所等 |
登山口から馬越峠までは熊野古道の一部で、石畳の道です。 思ったより滑りませんが、けっこう急坂もあり雨の日は注意が必要かと思います。 馬越峠から便石山(びんしやま)の往復はよく整備されていますが、 鞍部が深いので、行きも帰りも急降と急登のセットです(^^; 天狗倉山へも急登ですが、こちらもよく踏まれて歩きやすい道です。 天狗倉から猪鼻へは古い植林の稜線を登下降をくり返しながら高度を下げていきますが、特におちょぼ岩から先は踏み跡が薄くなります。 猪鼻に向かって次第に下りの傾斜が厳しくなり、加えて厚く積もった照葉樹の落葉がよく滑るので、ときどき悲鳴をあげることになります。 猪鼻からは半島北側の水平道。途中から舗道に変わり樹間から海を眺めクールダウンしながら道の駅に帰ります。 |
その他周辺情報 | 登山口近くに道の駅海山がありますが、営業時間短く、実質飲料の自販機のみ。 R42を車で3分くらい北上すると右手にファミマがあります。 さらに20分くらい先の集落奥のきいながしま古里温泉(520円、65歳以上420円)は、内湯だけの小さな温泉ですが、ぬるすべ感の強い心地よい湯です。 R42脇のお食事処秀は海鮮料理がリーズナブルに楽しめます。 |
写真
装備
個人装備 |
長袖シャツ
Tシャツ
ソフトシェル
ズボン
靴下
グローブ
雨具
日よけ帽子
靴
ザック
昼ご飯
行動食
飲料
レジャーシート
地図(地形図)
コンパス
ココヘリ
笛
ヘッドランプ
予備電池
筆記用具
ファーストエイドキット
常備薬
日焼け止め
保険証
携帯
時計
サングラス
タオル
カメラ
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感想
南紀の台所というマンガがあります。
ほぼ一年前、新コロ禍でおうちドアの最中、ネット上で偶然その1ページに紹介されていたおちょぼ岩に出会いました。
彼氏の転勤により結婚して紀伊半島の港町に移住した東京育ちの主人公が、地方とのギャップに右往左往しながらも、近隣の住民にも恵まれ、徐々に豊かな自然の恵みにあふれたイナカゴハンに引き込まれていくというオハナシ(といっても通して読んでないのでかなりあいまい)ですが、その中で、大家さんにおちょぼ岩の絶景へ案内されて感動するくだりの”絵”に引き込まれました。
地元紀北町出身の作者ならではの地元愛あふれる細やかな描写も好ましく、またネット上の画像にも触れて、ぜひこの目で見たいと思い、さらに、せっかく遠路訪ねるのならと調べるうちに、象の背の超絶絶景に出逢ってしまってはもう行くしかない。
昨夏から昨秋にかけて何度も台風や長雨に挫かれましたが、ようやく実現しました(^^/
ああ⭐ なんて長い前置き
※象の背はこのところレコでもたくさん拝見しています。
皆さん飛び跳ねたり中には逆立までされているので、何のためらいもなく岩の先端へ進んだ
のですが、ひとしきり岩の上からの絶景を楽しんで、戻ろうとターンした瞬間、足元の絶壁
が目に入ったのか急に足がすくんで(;´Д`)
ひきつった笑顔で歩くのが精一杯で、ジャンプするなんてとてもとても💦
それでも、宙に突き出した滑岩に立つ緊張感と、
その上からのリアス式海岸と熊野灘の大展望は最高でした。
※もう一つのピーク天狗倉山の山頂は巨岩が重なり、その中でもひときわ巨大な展望大岩の上
に立つと、ここからも眼下に広がる紀北や尾鷲の海岸線はもちろん、振り返ると大台ヶ原の
稜線を見上げられ、そう言えばあそこから見下す熊野灘はまさにここなんだと思うと、
なんだか心も浮き立ち、また大台ヶ原に登ってここを眺めるのが楽しみになりました。
※そもそもこの山行のきっかけになったおちょぼ岩は”絵”で見たまんまの景色で、
想像したとおりの海の大展望。
マンガとは違って牡蠣ごはんのおにぎりはありませんが、ここで昼食。
”渡利かきが最高にうまいんさ”と大家さんの声が聞こえてきそうな展望昼食でした。
※象の背といい、天狗倉山やおちょぼ岩といい、眼下に入り組んだリアス式海岸を見下して、
台高山脈が熊野灘に落ち込む、言わば台高の尻尾ならではの胸のすくような大展望でした。
※天狗倉山で出会ったヤーヤにゃんは尾鷲市福祉協議会のマスコットキャラクターで、
尾鷲神社のヤーヤ祭にちなんだ尾鷲市民の福の招き猫だそうです。
偶然の出逢いについ長居をしてしまいましたが、それにしてもあの着ぐるみを抱えての登山
はさぞかし大変だったのでは…。
おまけに頂上の展望大岩のハシゴまで登って…。ご苦労さまでした。
よかったら、ついでにこちらにも福を招いてください(=^・^=)
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