中倉山の稜線に立つ孤高のブナ

2013年10月27日(日) [日帰り]

• GPS: --:--
• 距離: 12.6km
• 登り: 1,020m
• 下り: 1,009m

コースタイム

銅公園駐車場(8:00) ⇒ 登山口(8:45) ⇒ 前山(10:15) ⇒ 中倉山(11:00) ⇒孤高のブナ(11:15/11:20) ⇒ 沢入山(12:15/13:00) ⇒ 中倉山(14:00/14:30) ⇒ 林道(15:30) ⇒ 駐車場(16:15)

天候

晴れ

アクセス

利用交通機関：

自家用車

コース状況／危険箇所等

足尾の中倉山の稜線に立つ孤高のブナに会いに行きました。
駐車場から公園内を通り対岸に出ます。
水道管を渡している橋を通りましたが、通っても大丈夫なのか心配。
林道を行くのですが前日の雨で冠水している所が有ります。
登山口より踏み跡をたどります。
中倉山の標識が風に飛ばされたのか見つかりませんでした（小さいのは有り）。
頂を下った先に、公害や風雪に耐えて立つブナの木がありました。
沢入山までの稜線、岩場も有りますが特に危険な所はないです。
この日風が強く、早々に沢入山を下りました。
紅葉が綺麗でした。

写真

10/27 8:02

昨夜の雨で足尾の山に虹が。
幸先いいね。

10/27 8:05

水道管を渡す橋だけど・・・。通っていいのかな〜。

10/27 8:44

登山口　テープが目印

10/27 10:20

尾根に出ると紅葉が綺麗

10/27 10:39

この尾根の先が駐車場。　右の沢沿いの林道を来ました。　ここを登ってくる人もいるようです。

10/27 10:58

真ん中のポツンと白い岩が中倉山の頂上。可愛いいピークだよね。

10/27 11:00

中倉山の頂上から沢入山に続く尾根。　沢入山はこの山の陰ですね。

10/27 11:07

振り返ると中倉山が。

10/27 11:08

中倉山から見るブナの木と森びとの人たち。

10/27 11:15

中倉山を下った所に一本のブナの木が。「孤高のぶな」と呼ばれる中倉山のシンボル。

10/27 11:26

稜線を沢入山に

10/27 12:00

ようやく沢入山が見えてきました。

10/27 12:14

山頂の小さな標識

10/27 12:54

足尾銅山の公害、山肌は荒れ果てたまま。

10/27 12:55

木々は枯れ果てたままで。

10/27 12:55

目の前に見える大平山も・・・。

10/27 13:20

中倉山に戻ります。　途中にこんな岩場も有るけど、大丈夫です。

10/27 13:28

北側は崩壊地。

10/27 13:27

そんな中に一本の紅葉した木が、健気にも頑張って根付いていました。

10/27 13:13

良い天気に恵まれました。

10/27 13:28

広い稜線を

10/27 13:30

精錬所から出た亜硫酸ガスで緑が失われました。

10/27 13:43

そんな稜線に一本だけ残るブナの木に会いに・・・。

10/27 13:44

おまえは公害と風雪に耐えて良く生き残ったなぁ　と誰もが声をかけて行きます。

10/27 13:50

中倉山の頂上はこんなに小さいんです。

10/27 13:55

中倉の小さな頂とは対照的な大平山のどっしりした頂

10/27 14:20

紅葉が綺麗でした。

10/27 15:55

朝冠水していた場所で、帰りもまだ水がかぶっていました。

備前楯山の登りから見る中倉山(右)とブナの木

撮影機器：

E-620 OLYMPUS IMAGING CORP.

感想

baroukazu

足尾の中倉山に来て稜線に一本だけ残るブナの木を見ると、胸が熱くなります。
公害に耐えて、風雪に耐えて、本当によく生き延びたなぁと声をかけてやりたくなります。
沢入山から見るこの足尾の山は悲惨です。
この日、森びとプロジェクト委員会の人たちにブナの木の所で会いました。
このぶなの実を集めて子孫を育て、足尾の山に植えるとのことでした。
孤高のブナの子孫が、足尾の山で見られる日が来る事を願っています。
多くの人の力で足尾の山にも緑が戻ってきている事は、嬉しい事だと思います。
山の会も足尾の植樹デーに参加しています。