地附山 遺構多い善光寺の里山

2022年04月17日(日) [日帰り]

• GPS: 03:31
• 距離: 6.5km
• 登り: 265m
• 下り: 262m

コースタイム

日帰り

• 山行: 2:23
• 休憩: 1:09
• 合計: 3:32

距離 6.5km 登り 265m 下り 269m

11:08 地附山公園駐車場
11:55 12:01 枡形城跡
12:21 12:34 地附山
12:50 13:40 観光リフト跡地
14:40 地附山公園駐車場

ヤマレコアプリ記録をちょい修正。観光リフト跡地でお昼休憩（NHKの電波施設、ロープウェイ跡、モトクロス練習場がある場所）。

天候

晴れ。15℃〜18℃

アクセス

利用交通機関：

自家用車

駐車場含めて地附山公園を利用できるのは8:30〜16:00まで。少し下の跳駒トレイルの駐車場は上記時間外でも利用できるようです。

コース状況／危険箇所等

地附山公園に駐車。とっても歩きやすいトレッキングコースで危険箇所もとくにありません。

その他周辺情報

最寄りの日帰り温泉となるとうるおい館ですが、立地上混んでいてあまり利用したことがないです。善光寺近辺はお蕎麦屋さんが多いですが、箱清水にあるうなぎの住吉もおすすめ。こちらも混んでそうですが。

写真

お昼前の地附山公園。平地の桜は散ってしまいましたが、200〜300mの標高差のおかげでここは見頃でした。

公園上段の立派な展望台。ここで十分景色がいいです。

広い芝生と遊具も充実のいい公園ですね。遊ぶ子供の声が響き、桜の樹の下には大の字で寝息を立てるお父さん。

公園の最上部からつづらトレイルコースへ。

地附山のマップ。

スカイツリー地点。道はとても歩きやすい。

地滑り発生地点。かつてのバードライン跡でもあります。

昭和60年の地附山地滑り災害。私はまだ産まれてません。公園にもいろいろ看板があり勉強になります。

枡形城主郭跡。善光寺盆地の周辺の里山は山城跡がちょこちょこあります。

バードラインを歩いても山頂へ迎えますが、トレランコースの標識があるトレイルコースへ。

こちらは古墳の跡。山城から更に時代が遡りました。素人には何故ここが古墳だとわかったのかがわからない…。

6つあった古墳のうち、1〜5号は地滑りで消失したようです。

釣り堀跡地。虹鱒の釣り堀だったと書いてあります。

時代を感じさせるベンチ。見た目は古いのに全然朽ちてはおらずしっかりしていてちょっと驚く。

管理小屋跡と思われる小屋にこれまた時代を感じさせるオブジェクト。う〜む。

まもなく地附山の山頂に到着。

山頂にはベンチや焚き木跡がある。

北方は開けておりなかなか景色がいい。

飯縄山と霊仙寺山がよく見え、黒姫と妙高もチラ見え。いいですね。

山頂から少し進む。スキー場のTバーリフトの痕跡。

北方が少し開けており、こちらが地附山スキー場だったようです。

写真が白黒です。スキー場があったのは真光寺ロープウェイが出来るより前だったのでしょうか。

県警モトクロス練習場。ちょうどエンジン音を響かせ練習？してる方々がいましたが警察の方だったのでしょうか。あと何処からここへ上がってくるんでしょう。

練習場の脇にはNHKの電波施設。

その奥には真光寺ロープウェイの跡が。

私が生まれる前に廃道になった索道。最近まで存在すら知りませんでした。知ってしまった故に「乗ってみたかった」と叶わない思いを抱く。名前も素晴らしい。

観光リフト跡地でランチチェアリング。木陰はちょっと肌寒かった。さつまあげ美味しい。

動物園跡地。ロープウェイがあって動物園や釣り堀があってスキー場があって……。当時はどんな感じだったのかすごく気になります。

つづらトレイルに戻り、地附山公園へ帰着。

トレックついでにお花見も出来た。とてもよい休日でした。

感想

あぱ SK-II

地附山は長野市は善光寺の裏にある小さな里山です。
私が生まれる少し前に地滑り災害があったのですが、法面、植樹などが続けられ、今では立派な公園やトレッキンコースが整備されています。
地元民ながら今まで訪れたことがなかったのですが、春の陽気に誘われて地附山公園からの短いトレッキングコースを歩いてみました。

コースはとてもよく整備されており普段着に運動靴でOKな感じでした。眺望が開ける場所は少ないですが、たまのビューポイントでは善光寺平や、志賀高原〜菅平高原方面がよく見えました。あと山頂のヤッホーポイントは飯縄山がよく見えます。
今回はトレッキングコースの中でも短いコースを回ったのですが、大峰城まで行ってもあまりかわらず疲れなさそうです。トレランコースでもあるようで、短いコースながら、軽装ハイキング勢の他、トレイルランナーともちょくちょく行き合いました。

地附山はとてもコンパクトで、体力的技術的にはかなり初心者向けな山でしたが、古くは古墳や山城が築かれ、昭和には観光開発で賑わい、その後には地滑り災害と整備の歴史があり、と、各所にある絵図や写真つきの立て看板を読むにつれ、なかなかに思索に引き込まれる山でした。
善光寺平の北方1番に位置する関係上、古代から現代まで、いつの時代も様々な意味で重要な場所であったのかもしれません。

【装備メモ】
上）モルフォZIPロング
下）ジオライン、カミノパンツ、メリノウールサポーテックソックス、TX5 LOW GTX
グラナイトSOフーディ、ザックmini、アルパインカーボンポールx2、チェアゼロ、その他
地附山公園に着いた昼前はもうかなり暖かくベース1枚でスタート。昼休憩中の木陰でグラナイトSOを羽織りましたが、肌寒かったのでULサーマラップを持っていったほうがよかった。