豪華3本立て山旅-3rd Day 乗鞍岳 リフト利用


- GPS
- 07:55
- 距離
- 12.7km
- 登り
- 1,294m
- 下り
- 1,297m
天候 | 晴天! |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2014年03月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
|
写真
感想
豪華3本立て山行3日目、乗鞍岳。
朝起きて、テントの外に出ると、優雅な乗鞍岳の山容。朝日が当たった美しい姿が見られました。
3本目の今日も、あそこまでたどり着きたい!
計画では、リフトを使用予定ではありませんでしたが、テントの撤収もあったため、
ピークハント達成の目標を優先して、リフトを使用することになりました。
リフトの運行開始の8時半を待ったのち、夢の平クワッドリフト、かもしかリフトを乗り継いで、一気に上まで。
スキーヤーさん方に交じって、結構な急なゲレンデ斜面を一歩一歩登りました。
今日は乗鞍山行のみのメンバーも合流して全部で8名。
スピードを合わせながら、樹林帯の美しさを味わって歩きました。
位ヶ原では、メンバーがところどころ赤い旗を目印にたてて進みました。
次第に風は強くなり、おかげさまでサングラスが曇らずに済んで助かりました。
向かう前方からは、風が地面を這うように雪を運ぶ模様が見えていました。
いつか自然番組で見たような風景。自分の足で美しい雪原にたっている醍醐味を味わいました。印象的な美しさです。
今日は強風で・・・と引き返してくる登山者ともすれ違いました。
トイレで2パーティーに分かれ、肩の小屋へ高度をあげました。
肩の小屋からは、超強風。耐風姿勢をとりながら、ピッケルとアイゼンで支点を確実に・・・と意識して登りました。
蚕玉岳までたどり着いたところで、風が強くて危険も大きいことや、体調が思わしくないメンバーもいたことから
剣ヶ峰は断念して、引き返す方向になりました。が、剣ヶ峰はもうすぐそこに見えています。
今回3本目をなんとか登頂成功させたいというCLの強い想いで、脚を進めることに。
少し強引な感じは否めませんが(?)、とりあえず、風に耐えながら前進するのに必死で、
たまに姿を見せる山頂を目指して足を前に出すのみ。
手を携えてもらい、強風にさらされている怖さが和らぎました。
結果的に他のメンバーも続いてくれて、無事に剣ヶ峰の鳥居をくぐることができました。
体調悪い所をおしてしまったことは申し訳なく複雑ですが、
ピーク踏めたこと、本当に良かったです。
皆さんのおかげです。
山頂では神社の建屋で風をしのいで補給しました。
私達が山頂にいる間に、スキーの方が2人上がってきました。
1人の方は、アイゼンもピッケルもなしで、スキー板を担いで!
すごいです。ツワモノです。
下りもあいかわらずの強風の中、危険を意識して足を運びました。
下る方向には、登ったときには余裕が無くて見られなかった大展望が見られました。
蚕玉岳を過ぎてからは、小さくみえる小屋あたりを目標に下りました。
アイゼンが効いて、さほどの怖さはありませんでしたが、
真っ白の大地の傾斜に、「ここを下れるの!?」という箇所もありました。
下りながら前方に見える展望と高度感もとても良かったです。
小屋の下あたりまで下って振り返ると、美しい乗鞍岳の山容。
何度も見返しては、心満ちましたが、乏しい表現力で、言い表せません。
風でトレースがよくわからなくなり、行きに立てた旗が見つからず、
ルートを迷走して意見が割れたりしましたが、無事にツアーコースに戻れました。
途中、かまくらが作ってありましたので寄り道。
入らせてもらいました。初めてのかまくらを繁々と観察。
体調悪いのをおして歩くメンバーがいたので、リフトで下れればと交渉しましたが叶わず、
辛抱強く長い下りを歩いてくれました。
優美な山容の裏腹に、厳しい風も体験した乗鞍岳でした。
強風の中、登らせてもらえて、ありがたさもひとしおです。
3日間の充実した山行、豪華過ぎて、今はまだ思い返すことが足りていなくて、
これからいろいろ思い出すのかもしれません。
3本とも悪天候にならず、成功できたのも稀なのだと思うと、本当に感謝です。
計画や同行してくださった皆さんと待っていてくれる家族に、ありがとうございました。
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