金龍寺跡〜若山〜桜井駅跡

2022年04月30日(土) [日帰り]

• GPS: 04:30
• 距離: 15.8km
• 登り: 649m
• 下り: 636m

コースタイム

日帰り

• 山行: 3:48
• 休憩: 0:44
• 合計: 4:32

距離 15.8km 登り 649m 下り 650m

10:47 高槻市駅
11:18 磐手橋バス停
11:43 11:49 金龍寺跡
12:15 若山
12:53 四ツ辻
13:17 13:21 若山神社
13:52 13:56 乙女の滝
14:38 15:08 桜井駅跡
15:19 水無瀬駅

若山頂上近くのベンチで昼食。桜井駅跡で案内ボランティアの人から話を聞く。

天候

晴れ

アクセス

利用交通機関：

電車

行き）阪急電車・高槻市駅
帰り）阪急電車・水無瀬駅

コース状況／危険箇所等

危険箇所というほどではありませんが…三好大明神近くの登り、新大阪ゴルフクラブのフェンス沿いの下りは角の丸まったツルツルの石の上に落ち葉が積もったり、雨後で水が流れたりしていました。スリップ注意。

その他周辺情報

駅前には色々。あと高槻には摂津峡温泉があります。

写真

4/30 10:57

JRの跨線橋から若山を望む。

4/30 11:21

登山口。

4/30 11:28

三好大明神の鳥居。攝津峡の三好山などと何か関係が？

4/30 11:29

鳥居奥に小滝。昨日の大雨で水量多め？

4/30 11:34

磐手橋という立派な名前が。来る途中渡った府道の橋も同じ名前でしたが…

4/30 11:41

自然石の石階段で、いかにも古い参道っぽい。

4/30 11:44

金龍寺（こんりゅうじ）跡。石積みの基礎が残るばかり。

4/30 11:44

とはいえ遺構が何もなかったとしても、山中にこれだけの平坦地は昔何かが在ったことを感じさせます。

4/30 11:46

瓦の残骸。

4/30 11:49

イロハモミジの新緑が綺麗。

4/30 12:03

284mピーク、梶原山というそうです。

4/30 12:11

淀川方面にわずかに展望あり。右手の割と高い山が生駒山地。

4/30 12:15

三等三角点・点名「成合」

4/30 12:16

展望はまるでなし…

4/30 12:22

倒木から猛烈な蘖（ひこばえ）が。生命力を感じる。奥にベンチ。

4/30 12:46

奥から木津川、宇治川、桂川の三川合流地点。木津川に巻かれている小山は石清水八幡宮。

4/30 12:47

ポンポン山方面。

4/30 12:57

登山道に一面藤の花？が敷き詰められていたが、上を見回してもどこから降って来たのか判らず…

4/30 13:28

若山神社から尺代まで環状自然歩道を行く。前半は歩きやすい水平道。

4/30 13:31

ツツジだと思いますが、種類は？？？

4/30 13:32

尺代（しゃくだい）の集落。駅から少し離れただけでこの風情。

4/30 13:36

水無瀬川の管理釣り場。大雨の後でかなり水が濁っている。

4/30 13:37

今日の目当てシャガ発見。

4/30 13:38

シャガにカタツムリ。

4/30 13:38

アップ

4/30 13:38

4/30 13:42

用水路に動物の骨のようなものが。結構大きいのでイノシシかシカ？

4/30 13:45

水無瀬川出合からギロバチ峠までの環状自然歩道までが通行止め。行く予定はなかったからいいですけども。平成23年の情報なのでもう復旧してるんじゃないかなあ…

4/30 13:54

乙女の滝。たぶん昨日の大雨で水量は多め。

4/30 13:56

川岸に謎の機械。

4/30 14:00

なかなかの風情。水が澄んでいればなお良し。

4/30 14:07

竹林とシャガ。

4/30 14:16

水道施設そばに謎のタワー。

4/30 14:38

史跡・桜井駅跡。

4/30 15:08

石碑とか石像とか解説板が山ほどあるので代表で。興味のある方はぜひ現地へ。案内ボランティアの方々もいらっしゃいました。

4/30 15:11

明治9年に建てられた顕彰碑。なんと裏の英語の碑文はハリー・パークス。はじめ玉垣は人の背丈くらいあったのが荒廃して折れたりしたので昭和になって縮めて今の高さにしたのだとか。（ボランティアの人に聞いた）　明治維新以来ずっと楠木正成はもてはやされて来たのかと思っていましたがそうでもないんですね。

4/30 15:17

駅前の案内図。水無瀬川源流の山間の村が尺代で、一段高くなっているところが大沢。

撮影機器：

F-02L FUJITSU

装備

個人装備

長袖シャツ ソフトシェル ズボン 靴下 グローブ 雨具 日よけ帽子 靴 ザック 昼ご飯 行動食 非常食 飲料 地図（地形図） コンパス 笛 ヘッドランプ 予備電池 GPS 筆記用具 ファーストエイドキット 携帯 時計 タオル

感想

Lunasa

　シャガの季節になったので、群落が見事だという金龍寺跡と『分県登山ガイド』の山、若山へ。事前にネットで調べたところ、もう消滅したとの情報もあったので、昨年のレコから近場で他の群生地も調べておいたが、これが正解。川久保と尺代にもあるらしいので、若山神社から尺代に寄り道する計画にしました。

　磐手橋から若山神社までは太閤道というハイキング道になっていてなかなか人気の様子。地元の方でしょうか、犬を連れている人もいました。20人くらいすれ違ったり追い越したりしました。道標は整備されていて正しい方向に歩いていることは判るものの、途中の白馬石だの坐禅石だのというのは特に表示がなく見つけられず。もっとも反射板も気づかなかったくらいなので単に見落としたのかも。

　見落としと言えば、肝腎の金龍寺跡のシャガ群生地は結構探したのものの見つからず。やはりなくなってしまったようです。もともと金龍寺は桜で有名で、能因、西行、芭蕉といった錚々たる面々と所縁があり、下っては昭和の桜博士・笹部新太郎氏が桜の苗木を植樹したりしているのですが、それらの跡形もありません。

　かくして無常を感じつつ若山神社から尺代へ。若山神社を出てすぐのところで道にシャガの花だけ散っていたのでこの辺りにも群生地があるらしいと思ったもののどこか判らず。昨日の風雨で散ったのでしょうか。尺代は水無瀬川沿いまで行ってようやく、道端にところどころまとまってシャガが咲いているのを見られました。写真で見る金龍寺跡の群生地ほどではないもののこれはこれで満足。せっかくなので乙女の滝まで足を延ばして引き返しました。

　水無瀬駅への途中、JR島本駅近くに史跡・桜井駅跡があったので立ち寄る。とにかく石碑、石像、解説板の類が多いのでじっくり読んだり撮影したりしていたら、ボランティア案内係の方に声を掛けられ説明していただきました。ネットで何でも調べられる時代などと言うもののやはり地元の調査能力は高いですね。山もそうですが。コーヒーとお茶菓子まで頂戴しました。ご馳走様でした。

　先週登山靴を新しくして、今日の目的のもう一つはその慣らしだったのですが、どこか痛くなることもなく無事完歩。多少違和感はあるものの馴染んでくるでしょう。連休中にもう一二回、今度は長めの山歩きに行きたいです。