一ノ鳥居から武甲山〜大持山〜妻坂峠 周回
- GPS
- 07:44
- 距離
- 12.5km
- 登り
- 1,270m
- 下り
- 1,271m
コースタイム
天候 | 晴れのち曇り |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2014年04月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
朝5時半に一番乗り 下山時はほぼ満車 |
コース状況/ 危険箇所等 |
特に危険な場所はない 小持山から大持山間にわずかに雪が残るがあと一週間もすれば消えるだろう |
写真
感想
このところ房総から茨城の山を巡り、先週は福島県境の八溝山まで北上。この流れを受ければ今週は当然福島県内の阿武隈の山ということになるのだが、嫁さんが土曜日の夕方に約束が入ったため夕刻までに帰宅できる身近な山で候補を物色。
結局ヤマレコ始めてからまだ登っていなかった武甲山に登ることにした。
また最近秩父の山を歩きながら秩父札所めぐりをしておられるヤマレコ友達のマコトさんに、事前に山中で遭遇するように半ば強引にお願いした。
土曜日午前2時に起床、3時に自宅を出立。
M3が入院したため今回は久々のM6。
中央道〜圏央道を通り日高狭山ICで高速を降り国道299号で登山口のある横瀬町生川へ。
5時前に登山口駐車場に到着するが、もちろん我が家が一番乗り。
武甲山に登るのはこれが3回目だが、前回は18年くらい前でこんな立派な駐車場はまだなかった。
駐車場手前の鳥居をくぐるとき車幅がぎりぎりでちょっと緊張した。
ちょちょっと支度をして5時15分に出発。
しばらくは沢沿いの車道あとを進むが、一部に雪崩跡と思われる雪が残っている。
持山寺への分岐を分けると山道となり鬱蒼とした杉林の中を淡々と登るが、昔ながらの丁目石が残り登りの励みとなる。
出だしから右足が痺れるが、体が温まっても痛みが抜けずピッチが上がらない。
ちょうど標高1000メートル地点が大杉広場で杉の巨木が立っている。
ここでダブルストックのソロ男性にあっという間に追い越される。
山頂までさらに杉の植林が続くが次第に石灰岩がごろつくようになる。
51丁目石の先が武甲山御嶽神社でオオカミの狛犬がお出迎え。
神社の裏が山頂標識のある展望台になっている。
登山口からここまでほぼ標準タイム。
展望台からの眺めは素晴らしく、眼下の秩父市街を挟んで両神山から浅間山、榛名、赤城、足尾、外秩父から筑波まで見通せる。
空気が澄んでいれば谷川連峰から日光あたりも見えるはずだ。
山頂からの眺めを楽しんでいる間にさらにソロ男性が先行する。
山頂を辞し浦山口への道を分け、植林と自然林の境目を下るが、右手の自然林は草付になっており温かくなればニリンソウの群落がみられるらしい
この下りでさらに一人に抜かれる。
約220メートル下ったところがシラジクボ。ここから小持山へは200メートルの登り返しだが、これまでなかった赤っぽい石が混じり出し岩稜の登りが続く。
小持山は北から東側の展望が開け、雲に隠れていた草津の山やスカイツリーも確認できる。
ここから大持山までは岩稜の登降が続くが、特に危険な場所はない。
大持山の手前の断崖上の岩場は、西側の展望が一気に広がるこのコース随一の展望台になっている。後で知ったがここは雨乞岩というらしい。目前の大持山から長沢背稜、和名倉から甲武信、八ツ、浅間方面まで一望できる。
ここから大持山までの間に隙間が狭い岩場があり、ここを抜ける際に右腕をすりむいてしまった。
大持山を踏むのは昨年春以来。
ここで荷を下ろし食事の準備をして二子山方面から逆ルートで来られるマコトさんを待つ。
ほどなく鈴の音とともに、お遍路姿のマコトさん登場。
お遍路姿を半ば冗談だと思っていた嫁さんは実物を見てびっくり。
用意した食事で『御接待』しながら1時間ほど歓談。
見た目そのものの誠実さあふれる方でお話ししていて本当に楽しい。
マコトさんを見送ったのち入れ替わるように来られた飯能在住の御夫婦とさらに30分ほどおしゃべり…
いつまでしゃべっとんねん??結局大持山で1時間40分も腰を下ろしてしまった。笑
ちょっと空模様が怪しくなってきたのでさすがに重い腰を上げ、妻坂峠へ下山開始。
最初は緩やかな下りになるが最後は一直線の急坂。
この急坂の下りでまた腰の具合がおかしくなる。
妻坂峠で小休止して駐車場へ最後の下りとなるが、沢筋の岩のごろついた下りは腰への負担が重く、下りは標準タイムよりも時間がかかってしまった。
寒の戻りのせいか終始腰の具合が思わしくなく、ピッチは上がらなかったが、10時ごろまではお天気も良く、期待していなかった草津や浅間山まで見えて満足。
何よりもヤマレコ友達と初めてリアルでお会いできて楽しかった。
天気が良ければよく日曜も軽めの山歩きをするつもりだったが、早朝雨か雪予報に代わったので日曜はゆっくり朝寝坊。
次週は白河のビジネスホテルを予約して、阿武隈の山をハシゴする予定。
4月累計
合計距離: 12.53km
累積標高(上り): 1052m
累積標高(下り): 1010m
こんばんは!
楽しい一時、御接待ありがとうございました。
お陰様で清雲寺のしだれ桜までたどり着くことができました。
妻坂峠には畠山重忠公の謂れがあったのですか?知りませんでした。
横浜に万騎が原と言う地名があり、小学校の時、畠山重忠公が1万の騎馬で戦ったと教わりました。調べれば上杉謙信もこの峠を越えてたんですね。
山登りも歴史も知っているともっと楽しくなりますね
またご一緒できる機会を楽しみにしています。
うんちくになりますが、峠にお地蔵様や石仏があるところは明治以前から使われていた昔からの峠道と考えていいと思います。
妻坂峠は鎌倉に出向く畠山重忠が妻との別れをしのんだところといわれています。
match1128 さん
m53さんと知ってるから近づけたけど、知らなかったらどうですか?
m53さんのレコでハイカーと思われるかとお聞きしたところ、「挨拶をしてくれない」と回答がありました。
突然に登山道に白装束がきたら、怖いですよね
hamburg
あいさつされない云々は山でマコトさんとお話しした時にも仰っていました。
マコトさんが立ち去った後、入れ替わりに登ってこられたソロの妙齢の女性に、『お遍路さんにすれ違いませんでしたか??』と聞く『お札を配っている山伏』と勘違いされていました。
多くのハイカーはお遍路姿を『気味悪い』というのではなく、『修行中で近寄りがたい』というイメージで見てるんじゃないでしょうか??
これが武甲山ではなく、七面山や吉野の奥駆路なら全く違う反応だと思います。
ちなみに私は山の入り口が祖父と歩いた吉野の大峰山で当時は歩く人の2割くらいが山伏装束、皆錫杖を持ち鈴を鳴らしながら『懺悔懺悔、六根清浄』と唱えながらの山歩きですので、白装束には違和感はありません。
むしろ今から20年以上前ですが谷川岳のオキの耳の山頂にいきなり上下紺のスーツにネクタイ、革靴、ビジネスケース姿で登ってこられた人がいた時はビビりました。
予定通りに「お遍路さん」と遭遇できてよかったですね
噂の竹籠を背負って・・・ですし
このルートの武甲山から大持山までは昨秋歩いたばかりなので、懐かしく?拝見しました。
眺望は・・・好かったようですね、matchさんの解説にフムフムと思いながら拝見。
妻坂峠から大持山の肩への急坂・・・登ってみたくなりました
隊長
隊長こんにちは。
春にしてはかなり展望はよかったと思います。
浅間はともかく草津や八ツは期待していませんでした。
噂の急坂ですが、登る際にはぜひ武川岳からいったん下ってからの登り返しをお勧めします。
このあたりマラソンの川内選手がトレーニングに使っていて月に一度くらいは走っているようです。
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