羊蹄山〜比羅夫コース〜
- GPS
- 32:00
- 距離
- 9.3km
- 登り
- 1,493m
- 下り
- 1,490m
コースタイム
天候 | 8月7日■曇りのち雨 8月8日■雨のち晴れ |
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アクセス |
写真
感想
羊蹄山登山
1971年8月7日午後9時半、羊蹄山半月湖に着いた。羊蹄山登山のため、午後4時半に母やいとこたちと一しょに、札幌を出て来たのだ。これから登山、曇っていて、雨が少しふっているしそれにぼくたちは、夜の登山は、はじめてなので、登山をあやぶまれたが、結局、決行することになった。だいぶ、歩いたが、一合目が、見えない、見のがしたかな、などと、言いながら、進んだら、30分(出発してから)もたった10時ごろに、やっと、一合目に達した。みんなは、これじゃ頂上まで行くのに、5時間もかかってしまうね、などと言っているので、僕も不安になった。ここで少し休んでまた歩き出した。暗いので、懐中電燈で、足元を照らして歩いていた。下のほうを見ると、町の灯が見えた。とこの町かな、などと考えて歩いていると、三合目ぐらいから、だんだんこれが、きりにかくれて、見えなくなっていった。三合目で一つのトラブルが、おきた。母が、一合目に、水筒を忘れてきたことを思い出したのだ。これは、僕が、水を飲みたいと言いだしたことからわかった。母が、取ってこようかと言ったが、時間がかかるし、水筒は、もう一つあるので行くのは、やめた。今まで休みは、半合ごと、だいたい十分ぐらいしたら、休むことにしてある。四合に着き、少しいったら、木に、板をはってある所があった。五合目かなと思って懐中電燈で照らしてみると、変な数字が、書いてあって、五合目ではなかった。しばらくしたら、先にいった、ふく子ちゃん(ぼくのいとこ)が、五合目を見付けた。行ってみたら、缶をならべて、五合目と書いてあった。ここでまた、だいぶ休んで出発した。ニセコアンヌプリが、むかいに見えた。しばらくして、七合目ごろになると雨が降ってきた。しかし、たいしてひどくない。八合目をすぎてもなかなか九合目が来ない。すると、しばらくして、わかれ道に出た。右へ行けば近道、左は本道だったので、左へいった。寒い中を、しばらく行くと、山小屋に着いた。3時半だったそうだ。中にはいって、毛布を借りて、ぐっすり、ねむった。おきたらもう8時半だった。それから、おにぎりにサンドイッチそれにコーヒーを飲んだ。ここは、ほんとうの頂上ではないので、頂上へ行こうと思って、山小屋の人に聞いて見ると、「この噴火口を横切るのだが、きょうは、天気がわるいのでまよいやすい。」と言うので、頂上までいくのは、断念した。外へ出て、高山植物の写真を写したり、記念さつえいをしてから下山した。ふく子ちゃんのお父さんと僕とふく子ちゃんが先にいって、母とふく子ちゃんのお母さんが、あとのほうからついて来た。帰りは急だったので、みんな、こんな所を登ったのかねなどと言っていた。七合目あたりから、きりが晴れてきて、ニセコアンヌプリや町が見えたので写真を写した。五合目でだいぶ休んでまたあるいた。二、三合目ぐらいになると、道がゆるやかになってきた。一合目に忘れてきた水筒があるかもしれないと言うので、さがして見たがなかった。そこで、かみきり虫みたいな虫をつかまえて持って行った。半月湖の駐車場に着き車で半月湖の上まで行って帰った。 (おわり)
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