四国遍路 88+別20 : Day 14
- GPS
- 08:05
- 距離
- 20.2km
- 登り
- 1,235m
- 下り
- 1,104m
コースタイム
- 山行
- 7:20
- 休憩
- 0:46
- 合計
- 8:06
過去天気図(気象庁) | 2022年05月の天気図 |
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アクセス |
写真
感想
四国歩き遍路(88&別格20)14日目。
星谷公園〜星の岩屋〜中津峰山頂〜婆羅尾峠〜杖立峠〜ふれあいの里さかもと
勝浦町道の駅ひなの里〜ふれあいの里さかもとまで8km弱、とにかく可能な限り山の中を行くルート企画第1段。
(後日、第2段まであります)
勝浦町は南北両側を山脈に挟まれているので、まずは町の北側の山脈、石鎚山から剣山系を辿る四国山脈縦走の東端稜線沿いルートです。
早朝、鶴林寺から県南へ進む他のお遍路宿泊客の皆様の出発時間と同じ時刻に、私達も宿を出発。さかもとに連泊なので、重い荷物は部屋に置いて今日は身軽に歩けます。
車で道の駅の隣のファミリーマートまで送ってもらい、昼間の行動食を買い、朝食用のおにぎりを店の外食べた後、勝浦川に向かってスタート。
勝浦川の沈下橋を渡り、星谷公園へ。ここの自販機が今日最後の自販機なのでペットボトルのお茶を購入。念の為にもう一度トイレにも。ここトイレを過ぎると、中津峰山上のフライトパーク・キャンプ場までトイレはありません。
この日は朝早くのスタート時点ですでに空は真っ青、容赦なくギラギラ照りつける太陽光で、あたりは異様なまぶしさ。日陰と日当たりのコントラストが強すぎる、写真撮影には最悪のライティングです。予報では当然とんでもない暑さになるとのこと。
そんな中を約20kmアップダウンが続くルートというのは危険な予感しかしませんが、唯一の希望はこのルートの大部分は木々の中ということ。
勝手知ったる地元・中津峰山なので、どこで水が入手できそうかわかっているし、幸い2日前にまとまった雨が降っていたので、水場も枯れていないはず。。。と、予定通りのルートを強行しました。
四国遍路で鶴林寺に向かう前に余力があれば立ち寄ってほしいおすすめNo.1の星の岩屋へ、歩き遍路用の道を登ります。
最初の部分、みかん畑の間を登っていく舗装道路上では日差しにさらされましたが、すぐにミニ西国の石仏が並ぶ舗装林道の厚い木陰に入るとガラリと暑さは和らぎ、空気も爽やかに。
星の岩屋、これまで四季を通じて何度来たかわからないぐらい大好きな場所です。秋の紅葉の時期も見事ですが、私はやはり水量が多くて緑の濃い梅雨の時期が一番だと思っています。ただ、冬から春にまったく雨や雪がなくカラカラに乾いた山には2日前の雨量ごときでは足りなかったようで、期待していたほど滝の水量はありませんでした。
星の岩屋からは四国のみちルートで中津峰山の山頂へ。途中の仏陀石に立ち寄るのは今回はパスしました。ひたすらきつい登りと擬木の階段が続きますが、ここでバテないように少しゆっくり目に歩き、途中の眺望ポイントでは思っていたよりも見通しがよかった小松島や阿南、その向こうの海の眺めを楽しみ、星の岩屋を出てから1時間ほどでフライトパークのキャンプ場に到着。
ここには水道とトイレがあるので、小休止。キャンプ場の手洗い場の水は飲めないと表示してありますが、愛用のカタダインのフィルターを使ってたっぷりと水を補給しました。
中津峰山頂に到着。山頂休憩所には日曜日だというのに人影は少なく、少し早い時間だったのか、今日の様な酷暑予報で山登りは安全ではないと賢明な判断をされのだと思います。
山頂には長居せずに、すぐに婆羅尾峠へ下りました。展望台を過ぎた後、真っ直ぐ行った方が最短ルートだったのを久しぶりで間違えて駐車場に降りてしまいましたが、車道沿いに少し歩けば婆羅尾峠への下り道に合流。
しばらく車道沿いに歩き、婆羅尾峠の広場からはいよいよ杖立峠に向かって小刻みなアップダウン続きの縦走路です。ただ、このルートは既に何度か歩いており、巨神兵に至っては普段のランニングのルートだったりもするので、特に景色やトレイルに新鮮味を感じることはなく、二人とも黙々と歩き続け杖立峠に到着しました。
ここから北側に降りれば徳円寺、まっすぐ西へ進めばいずれは大川原高原ですが、今日はさかもとがゴール地点なので、山の南側の杉の植林の中を坂本地区にむかってくねくねと降りていく舗装林道を降りました。
下り始めでほんの少し行った場所にいきなり大量の家財道具日用品が不法投棄されているのを発見。紙類がまだ濡れていないので、本当に昨日一昨日にでも捨てられたのではないかというフレッシュさ。ハンパな量ではなかったので、その夜さかもとに到着した時に写真を見せて報告し、その数日後勝浦町役場に行った時にも一応場所と写真と状況は伝えておきました。
この杉の中を抜ける林道はくねくねつづら折りで下りていくので、傾斜は緩く下りでもつま先も膝も痛くならない代わりに、とにかく長い。ところどころショートカットしてまっすぐ下りれそうな踏み跡はあったものの、こんな時間から危険な賭けはしないことにしました。みかん畑の中に下の集落の家がポツポツと山肌に立っているのが見えてきたところで、ふれあいの里の方へ向かう道に曲がり、山里の絶景を楽しみながら歩き続けて遂に坂本八幡神社に到着。ここは最近では花手水や御朱印の名所としてどんどん人気になっている場所なので、今日はどういう趣向になっているのか立ち寄ることに。相変わらずの素晴らしい花手水にはかわいい風鈴も飾り付けられ、神社本殿にはなぜか勝浦で発掘された恐竜の化石の恐竜の実物大復元像まで。「恐竜」というと言っても小型でしかもこんな色鮮やかだったんですね。
4時前にはさかもとに無事到着。すぐに汗まみれの服を洗濯機に入れて、大きなお風呂で心ゆくまでさっぱりゆっくりしました。
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