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Yamareco

記録ID: 42839
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トレイルラン
日光・那須・筑波

筑波連山

2009年07月19日(日) [日帰り]
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kenken474 その他1人
GPS
--:--
距離
26.3km
登り
1,960m
下り
1,795m
過去天気図(気象庁) 2009年07月の天気図
アクセス

感想

マイミクのオーフィーさんと朝8:10にJR岩瀬駅にて待ち合わせして、総延長35km弱の筑波山系連山の最北端から筑波山を目指すコースを進むことになった。

このコースは、このページを参考にして企画している。ペースは、そのまま踏襲して、コースは、最後の湯袋峠から僕らは直進して女体山を目指すルートにした点だけが違う。

岩瀬駅にて水を買い、ハイドレーションに詰め込む。暑さを警戒して、水1リットルのほかに、アクエリアス1リットルを購入して、合計で2リットルの水分を背負ってのスタートとなった。この頃に、携帯電話にメールの着信が。先を急ぎたかったので、あとで読めばいいかと、そのままスタート。

結果、ゴール時に携帯が汗で水没して、電源が切れていることが判明。僕に8時ごろメールした方、また日中にメールした方がいらしたら、そのメールは僕の携帯の中で死んでいます。読めてないので、再送してください。明日、乾燥させて治らない場合は、新しい携帯を買ってきます。

予定どおりのタイムで御嶽山(おんたけやま)に到着。いい感じのスタートとなった。朝8時過ぎとはいえ、太陽も遠慮がちに出始めて、気温がどんどんと上昇してくる。服は、早くも汗だくになり始めた。

続いて、雨引山に到着。ここもほぼ予定どおりのタイムにて通過。順調である。

次の燕山(つばくろやま)が、今回のコースの最初の難敵になる。約400mほどを一気に登り切る階段が延々と続く。難敵を迎え撃つ前に、分かれ道が出てくる。感を頼りに、右の道を突き進む。しばらく進んだところで、完全な「やぶこぎ」に突入した。これは、あまりにありえないだろうということと、7分丈タイツだったこともで、脛が切れて痛いので、分かれ道の最初まで戻ることに。迷ったら戻るはセオリーなのだが、この日、この後も道に迷い続けることになるとは、この時点では思いもよらなかった。

分かれ道に戻った後、今度は左の道を進む。こちらは先ほどとは異なり進みやすい。先ほどの道は、どうやら巻き道のようだった。途中から合流する道を発見した。あのやぶこぎをもう少し我慢していたら、この地点に出ていたようだ。

そんな失敗を経て、難敵である最初の急登にやってきた。ニセピークの連続で心を折られながらも、なんとか休憩なしで登り切る。701mの燕山に到着。

次の加波山は、少しだけ下り、少しだけ登るとすぐに到着できる。709mの山になる。こちらは特段の問題もなく通過することができた。

次は、一気に300mほど下って、風力発電の風車がある一本杉峠へ進む。ここからは道がトレイルからロードが混ざってくる。なるべくトレイルを使うルートをチョイスするが、ここで2度目の道迷い。風車の工事のためが途中で行き止まりになっていたようで、少し引き返す。まぁでも、この時点では、まだ予定よりも10分程度遅れているだけなので、特に気にすることもなく次を目指す。

次は、足尾山(627m)になる。ロードからトレイルに入って、足尾山頂を目指す。山頂の祠に到着。11時40分。ここでお昼にしようかと思ったが、影になる場所がなく、日光が直接照りつける。次のきのこ山の休憩所まで40分くらいなので、次で食べましょうということになり、次を急ぐ。ここで地図を確認しておけばよかったのだが・・・。

足尾山の祠から見えた次へのトレイルを進む。ここからは下り基調なので、トレイルを軽快に下っていく。20分ほど気持ちよく下ったときに嫌な予感が。確か、足尾山からはすぐにロードの道へ出るはずだった。しかし、20分近くトレイルを下っている。方向も段々とずれているように思える。

地図を確認する。なんとなく違うような気もするが、はっきり違うとは思えない。というか思いたくない気持ちが強い。だって、かなり下ってしまっているんだもの・・・。

オーフィーさんと相談して、もう少し下ってみることにする。

3分ほど下ったところで、明らかに違うだろうという確信に2人とも至った。仕方なく、足尾山を目指して、再び登ることになる。ほぼ祠の近くまで登りきったところで、先ほどは発見できなかった分岐点を発見した。完全な見落としである。

ここで、40分ほどのロスをしてしまう。先ほどまでのロスと合わせて50分ほどになる。気を取り直して、先へ進む。ほどなくして、地図どおりにロードに出る。ここからは、ロードを使ってきのこ山を目指す。

1時間ほど予定から遅れて、きのこ山に到着。休憩所に座って昼食を摂る。ここまでで、飲み物が底を付き始めていることに気が付く。手持ちの水分は、アクエリアスが残り300mlほどだけ。筑波山の山頂には自販機があることは分かっているが、あと13kmほどありそうだ。自身の中に、少しだけ緊張が走る。

ただ、筑波山に登る前に通るキャンプ場に、水道はありそうだし、自販機もあるかもしれない。まずはキャンプ場まで、この残りの水分を大切にしながら進もう。

きのこ山から湯袋峠まで、長い長いロードの下り道が続いていく。約7キロ。ジョグペースで下りのロードを進んでいく。

きのこ山から湯袋峠までは、長いロードの下りがメイン。少し登るところは、歩きを入れて無理のないペースで進む。湯袋峠に到着したところで、にわか雨が振り出す。林の中にいれば感じることがないくらいの雨だった。

この雨雲は、この後に東京方面へ移動して、奇跡的なほどに巨大な虹を作り出したようだ。帰宅後に「金色の空と虹」について、2ちゃんねるで盛り上がっていたことを知る。掲示板では、金色の空に輝く虹についてコメントし合いながら、「俺たちはネットでしか繋がってないと思いがちだけど、こうしてみる黄金の空もまた俺らをつなげていてくれてたんだな。」と妙な連帯感を感じていたようだ(笑)

話を連山へ戻す。

湯袋峠でようやく、ロードが終わりトレイルへ入る。ここからのトレイルは急登が続く。途中に筑波高原キャンプ場を経由するものの、一気に600mほどを登ることになる。トレイルの入り口にある小さな沢で、手と顔を洗う。さすがに飲めるような水ではなかろうと思い我慢する。きのこ山から、ここまで7kmのロードを走ってきたが、水分は摂ってない。ザックにある残り300mlは最後の命水として、まずはキャンプ場まで我慢するつもりでいた。

あまり人の入った様子のないトレイルをモクモクと登っていく。目印に赤いペンキや紐、ペットボトルなどが設置されているので道迷いもなく進める。約2kmほどの距離を登り続ける。後半のここで、この登りはきつい。今回は、つくばねホテルを経由してつつじヶ丘へ抜けずに、湯袋峠から直接、女体山を目指している。以前に、マイミクのカズボーさんから、このルートはきついよと聞いていたが、そのとおりだった。

ニセピークに何度かだまされ、ようやく目印の林道まで抜けた。ここから右に曲がって林道を進めば、キャンプ場へ到着するはずだ。平坦な道ではあったが、疲れ果てた体を癒すように、歩いて右方向へ進み始めた。

しばらく進んだところで、突然に道がなくなる!?

今日、4度目の道迷いである・・・。しかも、水分補給ができず、体力も厳しくなってきたこの時点で。かなり気落ちしてしまったが、仕方なく、元のトレイルの出口を目指して戻ることにした。

手元の地図では、この先でキャンプ場へ抜けるはずだったのに。

15分ほど進み、元のトレイルの出口に戻って来た。地図を見て別ルートを検討する。出口から直登すれば、もう一つ上にある林道に出れそうだ。そのとき、カモフラージュされて見えてなかった「縄ハシゴ」があることにオーフィーさんが気が付く。このハシゴを使って直登すればいけそうだ。

ハシゴを登り、5分ほど進むと見事に上にある林道に到着した。この林道を右に進むことでもキャンプ場へ到着できる。今度こその思いを持ちながら、キャンプ場を目指す。20分ほど進んだとき、ようやくキャンプ場を発見した。しかもコーラの自販機もあった。助かったぁ!!

赤コーラをゲットして流し込む。これまでの人生で一番うまいコーラを飲んだ気分である。

ここからハイカー速度で50分ほどで女体山へ登ることができる。水分補給を済ませて、最後の登りに向かう。途中にスズメバチが僕の周りをブンブンと周回しているという危険な目にあったものの、刺激しないようにゆっくりと登っていたら、巣の警戒エリアを抜けたようで、ハチがいなくなった。5分ほどブンブンと飛ばれていたので、生きた心地がしなかった。

最後の急登を登りきり、女体山山頂のすぐ近くに抜けたようだ。もはや疲れていたので、ピークハントはパスして、御幸ヶ原へ向かう。到着後、自販機で再びコーラゲット。ついでにポカリもゲットしてボトルへ移す。

しばし休憩の後に、ケーブルカー沿いの登山道を神社方面へ下る。この登山道は、急登で下りでもスピードを出せない。岩場を転ばないように慎重に下っていく。

神社に到着後、温泉で汗を流すために観光案内所まで歩く。案内所に到着したのが、17時ジャストだった。8時20分からスタートして、約9時間近く動き続けたことになる。これだけ長い間、体を動かしたのは初めての経験であり、自信になった。しかし、ハセツネはこの倍以上だと思うと心配にもなった。

つくば湯の人に車で送迎に来てもらい温泉にて汗を流した。

今回の連山では、道迷い、水不足、ハチと3つの怖い目にあったが、無事下山でき、また大きな経験を得ることができたと思う。コースも登り下りの連続するロングコースでよい鍛錬になった。また、機会があれば挑戦してみたいコースである。

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