鹿倉山(陣屋バス停〜甲武キャンプ場)
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- GPS
- 03:00
- 距離
- 9.7km
- 登り
- 906m
- 下り
- 787m
コースタイム
天候 | 晴 |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2022年05月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
自転車
|
コース状況/ 危険箇所等 |
標高約900mの林道終点以降登山道なし 着地以外問題なく歩けるが最後は要注意 |
写真
感想
丹波川と小菅川の間の稜線は、大菩薩嶺の肩に端を発し、サカリ山、中指山、鹿倉山と連なって、都県境を越えて奥多摩湖へ沈む。しかし地形図を睨むと、中指山からの尾根は小菅村中心部に、鹿倉山の尾根は丹波山村中心部に落ちているように見え、両者は今川峠を挟んで350m以上の比高がある。これはそれぞれの稜線を辿ってやらないと山に失礼というものである(?)。今回は鹿倉山の稜線を端から端まで歩くことにした。
深山橋の袂から丹波川と小菅川の合流地点に下りてスタート。東京都水源林であるおかげか、一般登山道区間は総じて大変よく整備されていた。大寺山の仏舎利塔や、尾根上に林道がずっと伸びていたのは、よく整備されているというより、もはや興醒めしてしまうレベルだ。さすがにもうこの時期では暑いが、風が吹くと心地よい。
大丹波峠へ一般登山道が道を分けたあとも林道はずっと尾根上をウネウネしていたが、標高約900mのところの左カーブを最後に戻ってこなくなった。踏み跡はほとんどないが、手の入った杉林で下草はなく歩きやすい。たまに現れるピンクテープと、東京都水道局の紅白の杭が目印になる。
山が丹波川に落ち込むにつれて、斜面は次第に急になってくる。尾根上の傾斜は歩くのに難儀するほどではないが、そのまま進むと丹波川を渡渉しないといけない。キャンプ場の端に出るように小尾根に入ると、傾斜はさらにきつくなった。木で体を支えないと下りるのに苦労する上、足元も崩れやすい。ジャリセード(ザレた斜面をグリセードすること)で下りたかったが、キャンプ場の人や施設に砂利当たってはいけないので、一歩一歩慎重に下った。
その心配をよそに、キャンプ場に人気はなく、橋を渡った先の扉には鍵が掛かっている始末だった。誰も見ていないことをもう一度確かめてから柵を乗り越えて、人間界へ戻った。
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