六国見山
- GPS
- 01:55
- 距離
- 5.0km
- 登り
- 137m
- 下り
- 109m
コースタイム
天候 | 晴れ |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2014年04月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
電車
|
コース状況/ 危険箇所等 |
全体的に整備されている。 |
写真
感想
今年2014年のゴールデンウィークは、残念ながら、プロジェクトが忙しくて、日曜日しか休めない。
その4月の最後の日曜日は、朝一番の電車で家内と鎌倉へと向かった。正しくは、大船駅と北鎌倉駅の間に広がる丘陵地帯だ。そこには、六つの国が見渡せるという六国見山がある。
大船駅で降りると、まずは腹ごしらえのために、マクドナルドへ入る。家内が備蓄していたチケットで安く購入。家内は噂の「ビッグブレックファスト」を注文していた。写真で見るより、やっぱり箱が少し小さめだ。最近の撮影技術は、本物以上に美味しそうに見せるから、気をつけなければいけない。でも、一個一個の単品は、小さ目だが、かなり美味しそうに見える。実際のところ、家内は十分満足しているようだ。私はいつものようにエッグマックマフィンのセットだ。
お腹が満たされれば、出発だ。メイン通りより一つ内側の路地を歩き、山がある方角へと向かう。大船中央病院と三菱電機の工場の間を抜けると、もう2万5千分の1の地図から目が離せなくなる。指導標らしきものはまったくないので、地図で最適なコースを選択しながら、実際の地形と照らし合わせつつ、前進する。小さな水路を左に確認しつつ進んでいく。住宅地の中を抜け、小さな貯水池に出る。このまま進むより、少し遠回りになるが、神社を経由したほうが道は分かりやすそうだ。トンネルをくぐり、神社へ向かう。
神社の鳥居をくぐり、奥社へ向かうと、かすかな踏み跡が残る細い道が見つかる。それを伝って登ると、すぐに本物の登山道と合流する。ただし、1メートルほどの段差がある。この段差を飛び降りようとして、家内が着地した瞬間、苔に足を取られ、見事に仰向けにひっくり返る。本人は大笑い。痛みもないようで、ホッとする。私が先に降りてみるべきだった。この登山道はどうやら先程のトンネルの上を横切っているようだ。とすると、トンネルをくぐって、すぐ左側のところに登山道へ至る道があったのだろう。
いずれにせよ、この登山道を登ると、すぐに舗装道路に合流する。フェンスの向こうには高校のグラウンドが見える。県立の大船高校だ。「ビブリア古書堂の事件手帖」にも登場する山の上の高校というのは、おそらくこの高校のことだと勝手に想像する。高校を通り過ぎ、丘にできた新しい住宅街の中を進んでいくと、思いがけず「六国見山」と書かれた道標と上り階段に出くわす。
ようやく地図をしまっても大丈夫なようだ。階段を登りきると、よく整備された散歩道に合流する。穏やかな風景の中で鳥たちがさえずる素敵な場所だ。家内も感嘆の声を上げている。長年、木曽路で暮らしてきたのだから、この程度の自然では満足できないのかと思っていたら、「木曽はワイルドすぎる!」なのだそうだ。
あっけないくらいに簡単に展望台に到着。ご丁寧にも、六つの国の見える方角が記された案内盤が備え付けられている。相模・武蔵・伊豆・上総・下総・安房の六つの国だ。でも、よく晴れた日には、筑波山が見えるというから、実際には常陸の国を入れて七国見山だ。
おっと、霞みながらも富士山が見えているではありませんか。さすがに、携帯で富士山を撮影するのはもうやめた。しばし、休憩した後、本当の山頂、すなわち最高点へと目指す。
最高点といいつつもあっけない標識だ。ブロックが地面に置かれているだけ。しかも麻雀の牌がいくつか描かれている。何かの暗号かもしれないが、まったく意味がわからない。最高点は確かにこの辺だが、あまりにも怪しすぎる標識だ。いずれにせよ、コース自体は快適だ。そのまま下山するため、コースをそのまま直進する。
すぐに舗装道路と合流。北鎌倉駅までの舗装道路が意外と長かった。しかも車やバイクなどの交通量が多い。それでも、古都鎌倉の雰囲気がたっぷり味わえる良いコースだ。ようやく、北鎌倉駅に到着。自然を満喫したという家内の表情にホッとする。ホームに出ると、すぐに電車が到着。家内の荷物を網棚に載せているうちに、すっかり忘れてしまっていた。「ビブリア古書堂」が開店しているかどうかを確認したかったのに。
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