奥琵琶湖�◆� マキノ高原・菅浦・賤ヶ岳登山

2022年06月03日(金) [日帰り]

• GPS: 03:20
• 距離: 3.6km
• 登り: 305m
• 下り: 306m

コースタイム

日帰り

• 山行: 2:41
• 休憩: 0:39
• 合計: 3:20

距離 3.6km 登り 306m 下り 306m

12:25 余呉湖荘登山口
13:10 13:15 飯浦越 飯浦の切通し
14:15 14:48 賤ケ岳頂部
15:43 15:44 余呉湖荘登山口
15:45 登山口駐車場

天候

曇り昼よりやや風強し

アクセス

利用交通機関：

自家用車

・賤ヶ岳登山
余呉湖の国民宿舎跡地側からの登山道は峠まで琵琶湖への古来の道で、比較的登りやすい。
　

コース状況／危険箇所等

・賤ヶ岳登山
戦国時代の戦いの地。頂上付近は賤ヶ岳城(砦)の縄張りで、曲輪(くるわ)に至る道は急登、特にリフト側からは急峻。
・頂上にバイオ🚻があるが、手洗いができないので下のリフト乗り場のトイレを利用してください、との張り紙。
・ともかく、ポケットウエットティッシュとハンディー手指消毒剤携行は必須ですね。

写真

宿泊した「奥琵琶湖マキノグランドパークホテル」裏の湖岸風景。
マキノサニービーチに続く海津大崎岬の先、湖面に浮かぶ竹生島。その背後遠くに伊吹山があるが、見えず。

車で15分程度の、当初予定していた赤坂山登山口、マキノ高原へ。
向かう西方向に、見晴らしの良さそうな尾根の連山、大谷山か...。

心地よい「メタセコイア並木」をゆっくり通過。

「マキノ高原」
ここは、中学生時の🎿以来だ🙄　あの先から右手「粟柄越」へ向けて長い木段を登り行くのかな...いい天気にいい景色、体調良ければなあ...。

次いで、以前折り畳み自転車の湖北輪行で、JR永原駅まで辿ったが時間と体力切れで諦めた地、白洲正子さんのエッセイ「かくれ里」で知った「菅浦」へ。

「四足門」　
現在集落の東西2か所にあるが、嘗ては部外者監視の集落出入口であったと。

須賀神社
長い登り参道の先に、石段。これよりは裸足で上がるしきたり。外来者にはスリッパが用意されているが、今回は手前で拝礼させていただいた。

参道「菅浦郷土史料館」前庭に万葉歌碑
　　　　
高島の安曇の港を漕ぎ過ぎて　　塩津菅浦今か漕ぐらむ

参道脇に全身トゲトゲ鮮やかな花。
アメリカオニアザミ（生態系被害防止外来種）

「菅浦の湖岸集落景観」は国重要文化的景観かつ日本遺産認定。

木之本周りで余呉湖北側より「余呉湖あじさい園」を通って賤ケ岳登山口へ。
湖岸道路の両側にかなりの数のアジサイ植栽だが、まだほとんど開花無し。

国民宿舎余呉湖荘跡地脇の登山口着。　12:25
🅿は4，5台可能。

登山道は、古来琵琶湖岸飯浦へ抜けるために開かれた道、、、

なので、峠までは割合緩やかで歩きやすい。

峠で左の賤ケ岳城(砦)への登り道へ。13:10

コアジサイ(小紫陽花)が多く、群落も。

白や薄青の花が道の両側に現れ、ついつい立ち止まり、眺めてしまう...癒されるな〜😅🤍💙

シダの茂みからあちこち白い花が覗いている...
ミズタビラコ(水田平子)
初めてお目にかかりました！
＊コシジタビラコ(越路田平子)かもね.....

...花が可愛いキュウリグサに似ていると思ったら、同じ仲間のムラサキ科キュウリグサ属の多年草。
忘れな草やネモフィラもムラサキ科。

タツナミソウ(立浪草)もたくさん咲いている。

ハエドクソウ(蠅毒草)　対生する葉の姿がフタリシズカと似ていて、花穂がほとんど出ていないときは勘違いしたことがある野草。根の成分をハエ取りにしたと。

イチヤクソウ(一薬草)
文字通り薬草だが、自治体によっては絶滅危惧種又は準絶滅危惧種指定も。

蕾がたくさん付いている...お花を見たかったなあ〜

最後の急登、、、

展望台が見え、頂部だ！！

「史蹟賤ケ岳七本槍古戦場」標柱の立つ頂部到着。
琵琶湖や伊吹山など、湖北の景観がいいね！　14:10
「賤ヶ岳七本槍」とは、武功をあげた秀吉の家臣（福島正則、加藤清正、片桐且元、脇坂安治、加藤嘉明、平野長泰、糟屋武則。）

余呉湖を望む北の景観も...。

少し上部(山頂)に「史蹟賤ヶ岳」の碑。

賤ヶ岳と余呉湖周辺の山の砦は、織田家の重臣柴田勝家方と羽柴秀吉方が戦いを繰り広げた地。

疲れた姿の武将の像。
武将や兵士はこんな出で立ちで、山城(砦)や余呉湖周辺の砦、湖畔を駆けずり回り、戦い合っていたのだなあ...疲れるなんてもんじゃないわな〜

ダイマジン顔の私も、折角なので記念撮影。
イヒ、、チビっと疲れたわい😤
（＊現地顔出しパネル撮影画像を加工してます...🙇‍♂️💦)

城(砦)の縄張り図の立て札。
登山道から土橋部分を渡って頂部の曲輪(くるわ・郭)へ上がる際の急峻な切岸(きりぎし)が、特にリフト側からの登りではよくわかる。

風が強まってきたので、ゲザ〜ン♬元の道を戻る。
登りでは気にしてなかったが、切岸を下り西の堀切(ほりきり)の土橋(どばし)を過ぎると尾根筋が平坦になっていて、多分平削された曲輪の一部だろう。　　14;50

麓近くの谷あいに、登りで気付かなかった小型のガクアジサイの群落。

ヤマアジサイだろうか？

葉はコアジサイと比べて表面がなめらかで、辺縁の鋸歯も細かい...。

コアジサイとのコラボも...。

🅿到着。　15:40
風が更に強まり、余呉の湖面が波立っている。

この風だと、赤坂山や大谷山の尾根筋を歩くのはかなりきついだろうなあ...なんて考えながら、車は比良山ろくの帰路を走りゆく🚐🌫