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記録ID: 43787
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無雪期ピークハント/縦走
十勝連峰

十勝岳

2009年08月01日(土) [日帰り]
 - 拍手
GPS
03:37
距離
10.0km
登り
1,135m
下り
1,117m

コースタイム

4:40望岳台登山口−6:36十勝岳山頂(休憩12分)
6:48下山開始―8:21望岳台登山口
天候 晴れ
過去天気図(気象庁) 2009年08月の天気図
アクセス
コース状況/
危険箇所等
今回は、北海道に残る百名山4山である、利尻山、トムラウシ山、十勝岳、そして後方羊蹄山を巡る遠征である。
昨日のトムラウシ山http://www.yamareco.com/modules/yamareco/detail-43783.html
に続き、本日は十勝岳である。

十勝岳は登山口となる望岳台が既に標高930mもあり、山頂の2,077mまで単調な登りなので、天候さえ安定していれば、北海道の百名山の中では一番楽な山であると思う。
登山道の岩場にはペンキも多く、視界があり、雲ノ平分岐の標識を見過ごさなければ迷う場所は無い。
登山中、昭文社の登山地図に間違いを見つけた。実際の登山道は、雲ノ平分岐上部の小屋の先から直角に左に曲がり、小さな谷を越えたら右に曲がり、隣の尾根に上がって行く様になっているが、昭文社の地図はこの部分の記載が違っている。上記の通り、特に地図が無くても問題ない山だが、事前の予想と違うと、どうしても違和感を覚えてしまう。なお、この部分の登山道にはロープが張ってあり、間違って前十勝に直進しない様になっている。
望岳台登山口。駐車場には4時25分頃に到着。既に普通乗用車用の駐車場は9割方埋まっており、大型車用に駐めている車も数台あった。準備をしている間にも次々と登山者が出発していった。
この山の登山道は全て火山礫であり、泥濘になる様な土の部分は全く無い。駐車場からしばらくははなだらかな登りが続くが、この斜面は大正噴火による泥流の跡である(と、ガイドが説明していた)。
望岳台登山口。駐車場には4時25分頃に到着。既に普通乗用車用の駐車場は9割方埋まっており、大型車用に駐めている車も数台あった。準備をしている間にも次々と登山者が出発していった。
この山の登山道は全て火山礫であり、泥濘になる様な土の部分は全く無い。駐車場からしばらくははなだらかな登りが続くが、この斜面は大正噴火による泥流の跡である(と、ガイドが説明していた)。
この山には噴火口がいくつもあり、登山道は、昭和火口、スリバチ火口、グランド火口を縫う様に進んでいく。前十勝岳の1962年(私が子供の頃なのでつい最近!)に大噴火をした62-2と呼ばれる火口からは現在でも噴煙と火山性ガスが激しく噴出しており、周囲は立ち入り禁止になっている。
この山には噴火口がいくつもあり、登山道は、昭和火口、スリバチ火口、グランド火口を縫う様に進んでいく。前十勝岳の1962年(私が子供の頃なのでつい最近!)に大噴火をした62-2と呼ばれる火口からは現在でも噴煙と火山性ガスが激しく噴出しており、周囲は立ち入り禁止になっている。
十勝岳山頂への最後の登り。急登はここだけである。この手前で2名のパーティーをパスしたが、昨日トムラウシでもすれ違っていた。また、この先に先行者が一人おり、ほぼ同時に山頂に到着したが、その方ともやはりトムラウシで簡単な会話をしていた。トムラウシと十勝岳をペアで登る人が多いということだろう。
十勝岳山頂への最後の登り。急登はここだけである。この手前で2名のパーティーをパスしたが、昨日トムラウシでもすれ違っていた。また、この先に先行者が一人おり、ほぼ同時に山頂に到着したが、その方ともやはりトムラウシで簡単な会話をしていた。トムラウシと十勝岳をペアで登る人が多いということだろう。
十勝岳山頂。登山口から約2時間で到着。昨日程ではないが、本日も視界360度である。
十勝岳山頂。登山口から約2時間で到着。昨日程ではないが、本日も視界360度である。
山頂パノラマ。十勝岳から上ホロカメットク山、上富良野岳、三峰山、富良野岳へと続く稜線方向。標高は2,077mの十勝岳の方が高いはずだが、ここから見ると100m以上低い1,912mの富良野岳の方が高く見える。写真右側には前十勝の噴火口が見える。
山頂パノラマ。十勝岳から上ホロカメットク山、上富良野岳、三峰山、富良野岳へと続く稜線方向。標高は2,077mの十勝岳の方が高いはずだが、ここから見ると100m以上低い1,912mの富良野岳の方が高く見える。写真右側には前十勝の噴火口が見える。
境山、下ホロカメットク山方面の稜線。遠くには佐幌岳が見えている。サホロにはスキーに行ったことがある。
境山、下ホロカメットク山方面の稜線。遠くには佐幌岳が見えている。サホロにはスキーに行ったことがある。
失敗の美瑛岳方向のパノラマ。(後で見たらこの方向はこれしか撮っていなかったのでご容赦)遠く天塩岳から、愛別岳、旭岳、美瑛岳のカールの右奥のオプタテシケ山のさらに右の写真継ぎ目ぎりぎりに特徴的な形状のトムラウシが見える。逆光で全然写っていないが、石狩岳のシルエットもよく見えていた。
失敗の美瑛岳方向のパノラマ。(後で見たらこの方向はこれしか撮っていなかったのでご容赦)遠く天塩岳から、愛別岳、旭岳、美瑛岳のカールの右奥のオプタテシケ山のさらに右の写真継ぎ目ぎりぎりに特徴的な形状のトムラウシが見える。逆光で全然写っていないが、石狩岳のシルエットもよく見えていた。
雲ノ平分岐点(下山時撮影)。美瑛岳方向から降りてきて、こちらに急いで登ってくる60歳くらいの登山者2名がいたので聞いてみると、人の後にくっ付いて美瑛岳方向に行ってしまったので雲ノ平から戻ってきたとのこと。地図は持っているがザックの中なので見なかったらしい。服装やザックを見るとベテランの様だが、こういう人はそのうちに道迷いで遭難するだろう。
雲ノ平分岐点(下山時撮影)。美瑛岳方向から降りてきて、こちらに急いで登ってくる60歳くらいの登山者2名がいたので聞いてみると、人の後にくっ付いて美瑛岳方向に行ってしまったので雲ノ平から戻ってきたとのこと。地図は持っているがザックの中なので見なかったらしい。服装やザックを見るとベテランの様だが、こういう人はそのうちに道迷いで遭難するだろう。
天気図。高気圧と高気圧の間に入り曇の予報だったが、山の上は晴れだった。
天気図。高気圧と高気圧の間に入り曇の予報だったが、山の上は晴れだった。

感想

当初の計画では美瑛岳まで縦走する予定であったが、昨日のトムラウシの下りで膝痛が出てしまったために、本日は休足日として十勝岳単純ピストンとした。

天気予報では曇りであったが、朝からよく晴れた。この登山道は日陰が全く無いので晴れている日は朝のうちの登山が楽である。

下山後、吹上温泉白銀荘に入浴に行くが、営業は朝10時からであった。旅館の人に近所の朝営業の風呂を聞いたが不明。しょうがないので近くの吹上露天の湯で入浴した。ここは露天風呂としては素晴らしいのだが、石けんもシャンプーも使えないので登山後の入浴としてはイマイチである。お湯も熱めで、運動後の筋肉の炎症を促してしまうので、お湯をかぶる程度で引き上げた。

下山後、明日の後方羊蹄山の真狩登山口に近い道の駅真狩フラワーセンターに車中泊のために向かった。
翌日の後方羊蹄山に続く。
http://www.yamareco.com/modules/yamareco/detail-43788.html

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