分県登山ガイド6座巡り（妙見山〜青貝山〜明ヶ田尾山〜勝尾寺南山）

2022年06月12日(日) [日帰り]

• GPS: 10:40
• 距離: 38.9km
• 登り: 2,435m
• 下り: 2,548m

コースタイム

日帰り

• 山行: 9:42
• 休憩: 1:04
• 合計: 10:46

距離 38.9km 登り 2,459m 下り 2,570m

6:34 妙見口駅
6:40 妙見山上杉尾根秋葉山コース登山口
6:46 初谷コース登山口
8:12 8:32 妙見山
8:34 妙見山駐車場
9:07 9:08 光明山
9:28 9:34 光明山
9:45 9:47 天台山
10:38 10:43 青貝山
12:57 12:59 明ヶ田尾山
13:32 13:41 鉢伏山
13:58 エキスポ’９０みのお記念の森
14:16 14:17 堂屋敷
14:33 14:35 天上ヶ岳
15:12 15:15 東海自然歩道 西の起点
15:17 道標 ビジターセンター
15:43 15:47 勝尾寺南山
16:42 16:51 医王岩
17:20 箕面駅

この日はちょっと寝坊したり、道を間違えたりと時間がタイトだったため、昼ごはんはパンを歩きながら食べ、大休憩なし。ちなみに飲料の消費は1.5Lでした。

天候

快晴

アクセス

利用交通機関：

電車

行き）能勢電鉄・妙見口駅
帰り）阪急・箕面駅

コース状況／危険箇所等

・危険箇所なし
・止々呂美から明ヶ田尾山・鉢伏山への登りは道標なし。マークも少なく迷いやすいと思います。オフロードバイクが登山道を走っていました。ゲレンデなのかもしれません。エンジン音がしたら注意。
・止々呂美周辺は1か月前から週1以上の頻度でクマが目撃されています。日中も。
・帰宅したらズボンの裾にマダニが付いていました。深い藪には入らなかったのですが…

その他周辺情報

箕面駅近くに箕面温泉スパーガーデンがあります。名物は紅葉の天ぷら。

写真

6/12 6:33

妙見口の駅舎。丸いポストも良。大阪最北端の駅だそうです。公共交通機関ハイカーとしてはもう少し北まで伸びてくれると嬉しい…

6/12 6:42

カルガモ農法？

6/12 6:46

炭焼き窯跡。

6/12 6:50

台場クヌギ。

6/12 7:01

前日雨だったので朝靄に差し込む陽光がいい感じに。

6/12 7:09

足跡！？

6/12 7:10

牙と卵。そういうオブジェらしいです。

6/12 7:19

崩落痕。ザレた斜面に植生がなく大雨が降ったら崩れそうなところは他にも沢山ありました。要注意。

6/12 7:21

河原に大木。ちょっと珍しい光景。

6/12 7:36

鉱山の試掘跡。感受性の強い子供が見たら泣き出しそう。

6/12 8:10

最後は府道605号から参道へ。寺ですが神仏習合で鳥居もあります。

6/12 8:13

ユキノシタ。

6/12 8:20

正面が剣尾山。その右奥が深山かな。左から2番目の幹と少し向こうの樹の間に見えているのは大野山。

6/12 8:22

2019年廃止になったバス停。阪急バスは路線減らしてる印象。公共交通機関ハイカーには厳しい。

6/12 8:26

正面奥が六甲山。南に向かって消える稜線に少し飛び出しているのは甲山？

6/12 8:28

信徒会館「星嶺」。奇抜なデザインですが、私はいいセンスだと思います。

6/12 8:30

四等三角点・点名「妙見山」

6/12 8:54

ウツギの仲間？

6/12 9:01

どっちも巻いているように見えますが、ここは左へ。すぐ先で尾根に乗り、光明山へ向かいます。

6/12 9:07

光明山。ここから道を間違えて余野に降りる道を進んでしまいました…

6/12 9:14

しかもしばらく気づかずかなり下ってしまう…　これは途中で見かけたタツナミソウの仲間。

6/12 9:25

登り返すところ。かなりの急登。せめてこの登山道を塞ぐ倒木で勘づいていれば…

6/12 9:29

ふたたび頂上。正面の赤い杭があるのが間違えた道。いちばんしっかりして見えた…　この後、予定していた南への登山道に乗ったつもりで西に降りてました。先で合流しますが、もうグダグダです…

6/12 9:30

狭っ！

6/12 9:47

天台山。三等三角点・点名「川尻」

6/12 10:16

正面に明ヶ田尾山。

6/12 10:32

「とどろみの森」としてハイキングコースがかなり整備されていました。オオタカが棲息しているそうです。

6/12 10:37

三等三角点・点名「青貝」

6/12 11:02

獣臭と大きな物音がすると思ったら、防護ネットに小鹿が絡まってもがいていました。可哀相ですが手出ししないのが正しいのでしょう。

6/12 11:08

明ヶ田尾山をバックに箕面森町の新興住宅地。意外と拓けたエリアですが、先月立て続けにクマの目撃情報があったのはこの辺り。

6/12 11:36

下止々呂美から明ヶ田尾山、鉢伏山方面へ。しばらくは舗装路ですが、登山口の表示などは見つかりませんでした。

6/12 11:50

地道になってからも特に道標などはなし。

6/12 12:04

安らぎ広場。ここで鉢伏山に直登するマイナールートと別れます。私は明ヶ田尾山ー鉢伏山中間の尾根を目指します。

6/12 12:13

大岩。

6/12 12:16

写真では伝わりにくいですが、今日一番の難所でした。傾斜はそこそこですが、土が軟らかい、ステップがない、手がかりも少ない、で滑ったら下まで転がり落ちそうでした。

6/12 12:20

上から見下ろしたところ。

6/12 12:30

やっと道標が。一安心。

6/12 12:56

明ヶ田尾山頂上。自己主張がすごい。

6/12 12:56

三等三角点・点名「一本松」

6/12 13:12

こんな風にどこでも歩けそうなので、かえって道を外して迷いかねない感じ。

6/12 13:33

この辺りはこんな感じの裸地が多いです。鹿の食害？それとも伐採でしょうか。森の少し先に鉢伏山ピーク。

6/12 13:34

ポツンと生えていたモチツツジ。

6/12 13:35

鉢伏山ピーク。安らぎ広場から直登するルートは危険だったらしいです。

6/12 13:38

正面は北摂霊園。奥の緩やかなピークが証如峰。

6/12 13:54

箕面公園の展望台。現在立ち入り禁止。

6/12 13:54

展望台の下から。山と山の間に大阪市街が見えます。正面はあべのハルカス？

6/12 14:11

しばらく車道を歩いたのち、2番目の「火の用心」から登山道へ。

6/12 14:17

堂屋敷山ピーク。三等三角点・点名「堂屋敷」

6/12 14:33

天上ヶ岳ピーク。左奥の坐像は役行者。無断で護摩焚くの禁止、だそうです。護摩って…

6/12 15:06

箕面川ダム。

6/12 15:14

東海自然歩道西の起点。今、滋賀県石川寺まで進んでいます。

6/12 15:27

府道4号と合流する地点で右の橋を渡ります。茶長阪橋。

6/12 15:45

ササユリ。ネットで保護してあります。

6/12 15:45

勝尾寺南山ピーク。三等三角点・点名「萱野」

6/12 16:15

医王岩経由で下山したいので、ここを渡って右の才ヶ原へ回り道。

6/12 16:44

医王岩。上に乗ってる岩が落ちてきそう。

6/12 16:47

引き返して上から見たところ。

6/12 17:12

箕面から見ると六甲山は存在感ありますね。近すぎず遠すぎず、大きさがよく判ります。

撮影機器：

F-02L FUJITSU

装備

個人装備

長袖シャツ フリース パーカー ズボン 靴下 グローブ 雨具 日よけ帽子 靴 ザック 昼ご飯 行動食 非常食 飲料 地図（地形図） コンパス 笛 ヘッドランプ 予備電池 GPS 筆記用具 ファーストエイドキット 携帯 時計 タオル

感想

Lunasa

　だんだん暑くなって里山は厳しくなってくるし梅雨入りも目前ということで、里山歩きはそろそろ今季最後のチャンスと思って、北摂の山々を巡ってきました。目的は『分県登山ガイド 大阪府の山』未踏の山をなるべく多く廻ること。結果、既に登ったことのある妙見山の他、青貝山、明ヶ田尾山、鉢伏山、天上ヶ岳、勝尾寺南山と計6ピークを踏むことができました。

　妙見山はまだ歩いたことがなく涼しそうな初谷渓谷ルートで。阪急やのせでんでしきりに宣伝しているので人が多いかと思いきや頂上まで1人とすれ違っただけでした。時間が早かったからかもしれません。

　光明山、天台山、青貝山は家族や夫婦などグループが多い印象。特に青貝山は麓の新興住宅地のいいハイキングコースになっているようでした。住宅地が間近にあるのに自然林の雰囲気を残していて気持ちのいい登山道でした。ただ最近クマがよく出るようです。注意が必要でしょう。
https://www.city.minoh.lg.jp/bousai/bear_20220511.html

　下止々呂美から明ヶ田尾山までは「らくルート」にルートがないものの、他の方々のレコを調べて、これなら行けそうということで選択。明ヶ田尾山〜鉢伏山の登山道に出るまでは人が少なく安らぎの広場で休んでいるとき、降りてくる女性ソロハイカー1人とすれ違っただけでした。（直登コースで）鉢伏山を目指したものの道がよく判らないので下山する、とのこと。慎重な態度を見習いたいです。私の予定コースをお勧めすればよかったかもしれませんが、単独行やってるくらいで私コミュ症気味なので。（ソロハイカーへの風評被害）
　ルートはマークの類は少ないものの、最後の急登まではまずまず判りやすかったです。そこからちょっと不明瞭になりますが尾根を意識して登れば大丈夫かと。明ヶ田尾山〜鉢伏山の登山道に出ると人が増えます。

　みのお記念の森はハイカーらしいのは私だけでしたが、車で来たらしい若い家族連れでいっぱいでした。あとバードウォッチャー。ホトトギスがしきりといい声で鳴いていました。堂屋敷、天上ヶ岳は無人で、政の茶屋で再び家族連れが。

　最後のピーク勝尾寺南山は分県登山ガイドによるとルートファインディングと静かな里山歩きが楽しめるとのことだったので、てっきりまた無人かと思いきや数人とすれ違いました。ただ全員ソロでしたね。登山道は多く交錯していますが、今日歩いた道は明瞭かつ道標もありルートファインディングを意識することはありませんでした。たぶん才ヶ原池方面を廻ると必要になるのだと思います。

　医王岩を眺めて、白島 (はくのしま) 北に下山。白島北の阪急バスは1時間1本以下です。少し待てばバスが来たのですが、駅に向けて歩いていたらあと1停留所のところまで来たので、最後まで歩き通すことに。しかし最後の1停留所分が長かったのでした…

　初谷ルートの緩やかな沢道歩きと、青貝山の自然林は大都市近郊とは思えない良さでした。オススメです。ただ初谷ルートはかなり長いので、代わりに上杉尾根や新滝道をとっていれば、最初に高代寺山にも寄れたかもしれません。そうしたら1日で7ピーク廻れましたね。行ったことがあるのでパスしましたが最勝ヶ峰も少しの廻り道で行けそうです。健脚でこの辺り未踏の方、いくつ廻れるか挑戦されてはいかがでしょうか。
　なお、帰った2日後に知ったのですが、この日の朝方にも勝尾寺の南でクマが目撃されていたようです。どのくらい南かによりますがすぐ近くですね。日中も出没しているようなので、しばらくこの辺りを歩く方（特にソロの方）は注意が必要でしょう。