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記録ID: 440341
全員に公開
ハイキング
近畿

熊野三山めぐり

2014年05月02日(金) ~ 2014年05月04日(日)
情報量の目安: S
都道府県 三重県 和歌山県
 - 拍手
体力度
10
2~3泊以上が適当
GPS
26:28
距離
83.0km
登り
2,689m
下り
2,624m
歩くペース
速い
0.80.9
ヤマレコの計画機能「らくルート」の標準コースタイムを「1.0」としたときの倍率です。

コースタイム

5/2 10:00舟下り11:40-11:50熊野速玉大社-12:15神倉神社-13:33浜王子-14:05高野坂登り口-15:47佐野王子-16:29小狗子峠-16:50大狗子峠-17:22浜の宮王子・補陀洛山寺
5/3 5:50浜の宮王子-6:43尼将軍供養塔-7:37大門坂-8:20熊野那智大社-10:55舟見茶屋跡-12:45地蔵茶屋跡-14:18越前峠-15:44円座石-16:15小口自然の家
5/4 6:05小口自然の家-7:55桜峠-9:17百間ぐら-10:47請川バス停-13:05湯峯王子-13:48月見ヶ丘神社-14:15大斎原-14:30熊野本宮大社
天候 ずーっと晴れ!
過去天気図(気象庁) 2014年05月の天気図
アクセス
利用交通機関:
電車 バス 自家用車
コース状況/
危険箇所等
速玉〜那智:ほぼ舗装路。一部砂浜、地道はあるが危険個所はなし。国道42号を歩く部分のうち、佐野王子〜宇久井駅間、大狗子峠降り口〜浜の宮王子手前間は歩道がなく、車に注意。
那智〜那智大社:曼荼羅のみちは一部荒れたところもあるが危険はなし。他は舗装路で歩道があったり、車の通りも少ない。
那智大社〜小口:苔むした石段でのスリップに注意。
小口〜請川:特に危険と思われる箇所はなし。
湯の峰温泉〜大斎原:月見ヶ丘神社直下は急な下り。

3日目はGPSログをとり忘れたので手入力です。
熊野川舟下りのスタート地点。道の駅「瀞峡街道 熊野川」から川原に降りて舟に乗りこみます。
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熊野川舟下りのスタート地点。道の駅「瀞峡街道 熊野川」から川原に降りて舟に乗りこみます。
川原で待っている舟。4月末のノロノロ低気圧の影響で川の水は濁っておりますが、天気は最高!
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川原で待っている舟。4月末のノロノロ低気圧の影響で川の水は濁っておりますが、天気は最高!
いくつも滝があったので定かではないがおそらく布引の滝。語り部さんが詳しく説明してくれるのだが、寝不足の頭にはほとんど残らない。
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いくつも滝があったので定かではないがおそらく布引の滝。語り部さんが詳しく説明してくれるのだが、寝不足の頭にはほとんど残らない。
なびき石。層状に重なった岩が上流側、つまり本宮大社のほうに向かってなびいているように見えることから名づけられたとのこと。
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なびき石。層状に重なった岩が上流側、つまり本宮大社のほうに向かってなびいているように見えることから名づけられたとのこと。
舟を下りて熊野速玉大社に到着。無事に3日間歩き切れるようにお祈り。
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舟を下りて熊野速玉大社に到着。無事に3日間歩き切れるようにお祈り。
神倉神社への石段。御燈祭では松明を持った人たちがここを一気に走って下るそうだ。転んだら、ただでは済まない。
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神倉神社への石段。御燈祭では松明を持った人たちがここを一気に走って下るそうだ。転んだら、ただでは済まない。
神倉神社のご神体、ゴトビキ岩と拝殿。大迫力の巨石である。
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神倉神社のご神体、ゴトビキ岩と拝殿。大迫力の巨石である。
浜王子を過ぎて海岸に出る。砂に足をとられながら、約1.5kmほど歩く。
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浜王子を過ぎて海岸に出る。砂に足をとられながら、約1.5kmほど歩く。
本日のルート中、もっとも熊野古道らしい区間、高野坂。途中で見えた海の景色が絶品。展望台からの景色よりもこっちの方が好き。
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本日のルート中、もっとも熊野古道らしい区間、高野坂。途中で見えた海の景色が絶品。展望台からの景色よりもこっちの方が好き。
三輪崎からの長〜い国道歩きの後、本日最後の地道である大狗子峠を越える道。登り坂であっても、舗装路を歩くよりは足への負担が少ない。
三輪崎からの長〜い国道歩きの後、本日最後の地道である大狗子峠を越える道。登り坂であっても、舗装路を歩くよりは足への負担が少ない。
初日のゴール地点、浜の宮王子。熊野三所大神社が建ち、すぐ隣には補陀洛山寺もある。
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初日のゴール地点、浜の宮王子。熊野三所大神社が建ち、すぐ隣には補陀洛山寺もある。
2日目の日の出。道の駅なちの「丹敷の湯」のおかげで足の痛みは全くない。今日もいい天気になりそう。
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2日目の日の出。道の駅なちの「丹敷の湯」のおかげで足の痛みは全くない。今日もいい天気になりそう。
「曼荼羅のみち」の入口。多少荒れている部分もあったが、木道が設置してある箇所もあり、気持ちよく歩ける。
「曼荼羅のみち」の入口。多少荒れている部分もあったが、木道が設置してある箇所もあり、気持ちよく歩ける。
「曼荼羅のみち」途中にある尼将軍供養塔。尼将軍とは北条政子のことらしい。
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「曼荼羅のみち」途中にある尼将軍供養塔。尼将軍とは北条政子のことらしい。
大門坂登り口の巨木、夫婦杉。坂を登り始めるとすぐに九十九王子最後の一社「多富気王子」があります。
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大門坂登り口の巨木、夫婦杉。坂を登り始めるとすぐに九十九王子最後の一社「多富気王子」があります。
熊野那智大社。長い舗装路歩きの後、大門坂でとどめを喰らって既にへろへろ状態。写真撮影も休憩所のベンチに座りながら。
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熊野那智大社。長い舗装路歩きの後、大門坂でとどめを喰らって既にへろへろ状態。写真撮影も休憩所のベンチに座りながら。
那智滝は以前見に行ったことがあるので今日は青岸渡寺の前から遠目に拝む。参拝料になるはずの300円は、みかんソフトになってお腹の中へ。
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那智滝は以前見に行ったことがあるので今日は青岸渡寺の前から遠目に拝む。参拝料になるはずの300円は、みかんソフトになってお腹の中へ。
舟見峠からの景色。右手の茶色い部分は那智高原。天気は良いのだが、少しかすんでいる。
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舟見峠からの景色。右手の茶色い部分は那智高原。天気は良いのだが、少しかすんでいる。
バテバテ状態でたどり着いた越前峠。この後は小口まで下るのみだが、急坂で有名な胴切坂が待ち構えている。
バテバテ状態でたどり着いた越前峠。この後は小口まで下るのみだが、急坂で有名な胴切坂が待ち構えている。
3日目はガラケーでの撮影。桜茶屋跡まで好調な滑り出し。今日も天気はサイコー。(つまり暑い)
3日目はガラケーでの撮影。桜茶屋跡まで好調な滑り出し。今日も天気はサイコー。(つまり暑い)
百間ぐらに到着。サイコーの天気にサイコーの眺望です。新緑もまぶしい。
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百間ぐらに到着。サイコーの天気にサイコーの眺望です。新緑もまぶしい。
伊勢路との分岐点となる「万才峠の分岐」。今は伊勢路を歩くことは考えたくない。
伊勢路との分岐点となる「万才峠の分岐」。今は伊勢路を歩くことは考えたくない。
大分下ってきてようやく熊野川が見えてきた。請川までもう少し。ただその後は、恐怖の舗装路歩きが待っている。
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大分下ってきてようやく熊野川が見えてきた。請川までもう少し。ただその後は、恐怖の舗装路歩きが待っている。
大日越のほぼピーク地点となる鼻欠地蔵。鼻どころか顔面全部が欠けているように見えるけど。。。
大日越のほぼピーク地点となる鼻欠地蔵。鼻どころか顔面全部が欠けているように見えるけど。。。
ようやく、大斎原に到着。長かった〜、実に長かった。この後熊野本宮大社への階段をへーこら登ってゴール!
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ようやく、大斎原に到着。長かった〜、実に長かった。この後熊野本宮大社への階段をへーこら登ってゴール!

感想

昨年のGWには二日間で滝尻〜熊野本宮大社間を歩いた。
昔の人は熊野本宮大社に参詣した後、
熊野川を舟で下って熊野速玉大社へ、
そこから歩いて熊野那智大社へ、
更に大雲取・小雲取越で熊野本宮大社へと進んだらしい。
ならばそれをなぞってやろうと計画を立てた。

が、熊野本宮大社から熊野速玉大社までの舟下りはどうしよう。
ゴムボートを持って行って下るわけにもいかず、
ネットで検索してみると、ほぼ中間地点あたりから新宮までの舟下りがある。
これを利用してほぼ周回、ということで勘弁してやろう。

前日、仮眠をとって出発するつもりが
年甲斐もなくワクワクしすぎて眠れない。
結局、一睡もできずに出発。
寝不足のまま舟に乗りこむ。
語り部さんが詳しく説明してくれるが、
頭に入ってこない。スミマセン。

熊野速玉大社を参詣した後、
語り部さんが強くお薦めの神倉神社へ。
その後古道ルートに戻る。
しかし、事前に準備しておいたルートマップを家に忘れてきた。
新宮駅の観光協会に寄り道してパンフレットをもらう。
その後砂浜を歩き、高野坂を登り、国道を歩き、
ふらふらになりながらなんとか浜の宮王子に到着。
すぐ近くの道の駅なちで「丹敷の湯」に入る。
舗装路歩きで痛くなった足をマッサージ。

2日目も前半はほとんど舗装路歩き。
途中、曼荼羅のみちは気持ちのいい地道。
大門坂は予想以上の厳しさ。
熊野那智大社にお参りした後、
滝を見に行かずにみかんソフトで涼をとりながら
カロリー摂取。大雲取越えに備える。
いきなりの急な登りで那智高原でもうヘロヘロ。
なんとか舟見峠までたどり着き、おにぎり1個ほおばる。
地蔵茶屋跡までの林道歩きで更にダメージを喰らう。
越前峠への急な登りで、パワフルな外人さんグループにぶち抜かれる。
胴切坂を下り、円座石に着くころには写真を撮る気力もない。
小口の集落が見えたあたりで16時を知らせるサイレン。
テント泊の受付を済ませ、テントを張ったらお風呂をいただく。
レトルトカレーをおにぎりにぶっかけて夕食とする。
翌日に備え、とっとと就寝。

最終日、多少疲れは残っているが気力をふりしぼり歩きだす。
小和瀬の渡し場跡から、結構な急坂が続く。
桜茶屋跡、桜峠と順調に進み、
石堂茶屋跡で朝食のパン。
林道を過ぎて坂を登ると百間ぐら。熊野の山々を眺める。
以降は徐々に下って熊野川が見えたらもうすぐ請川。
請川「しもじ」さんにてぶっかけとろろうどんでお昼。
ここから地獄の舗装路歩き。
川湯温泉を通らず山間を抜ける道を選ぶもルートミスで行き止まり。
少し戻って落石注意の表示がある細い林道を進む。
国道311号に出て西へ進む。
交番で尋ねると、このまま進んでも
渡瀬温泉側を通っても、どちらも舗装路で距離も同じとのこと。
とぼとぼ歩いてなんとか湯の峰温泉に到着。
ここで温泉にでもつかろうものなら、もう歩きたくなくなるだろうと
誘惑を振り切って坂を登り、湯峯王子に到着。
鼻欠地蔵までの急登をゆっくりと、一歩一歩をかみしめながら登り
月見ヶ丘神社を過ぎると急な下り。
最後の最後にすっ転ばないように注意しながら、
ようやく大斎原の木立が見えてきた。
熊野本宮大社にお参りした後、抹茶アイスを食べて一息。
無事に歩き切ることができ、感謝感謝。
舗装路は懲り懲り。

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