那須 朝日岳
- GPS
- --:--
- 距離
- 13.8km
- 登り
- 1,053m
- 下り
- 1,009m
コースタイム
5:40 ロープウェー山麓駅
6:40 峰の茶屋跡
8:05 朝日岳山頂
9:05 北温泉分岐
11:00 北温泉
11:40 休暇村那須
天候 | 曇り時々雨 |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2014年05月の天気図 |
アクセス |
写真
感想
ゴールデンウイークに那須の国民休暇村に宿泊。前日の5日に那須連峰を縦走する予定でしたが、雨で茶臼岳のみで断念したため、GW最終日の6日に朝日岳と三本槍岳に行ってみることにしました。帰宅のバス便の予定があるため、昼過ぎには国民休暇村に戻れねばならず、出発は早朝5時としました。
麓の天気予報では午前3時はまだ雨が残るものの、徐々にに天候は回復するとのことでしたので、昨日全く得られなかった展望にも期待して出発しました。
出発時にはまだ雨模様だったものの、登山道を登り始めると朝日岳の大きな山容が眺められ、期待が高まります。
峰の茶屋跡避難小屋を越えると雪渓トラバースが出現。ヤマレコを事前にチェックしておいたおかげで2か所の残雪があることは承知していましたが、直近で見るとやはり少しビビります。朝早いこともあり、踏み跡も想像していたよりも弱いように感じました。気を落ち着けてアイゼンを装着し、慎重に通過します。
残雪を抜けた後は岩稜のクサリの連続となります。2000mに満たない標高であるにもかかわらずこの岩稜の感覚はとてもアルペン的で「ニセ穂高」と称されるのもうなずける感じがします。
もろい岩と凍り付いているクサリ、高度感のある登りが続き、かなりの緊張を強いられました。
分岐の尾根まで到達してやや一息ついたものの、天候は思ったほど回復しませんでした。遠望もあるものの、頭上には雲がかかっており、太陽が出てこないため気温が上がらず、ハイマツや低木も凍り付いていました。かなり寒く感じましたので、山頂からも早々に退散しました。
この時点で想定の時間をオーバーしていたことと、先ほどのクサリ場を下るのは危険と判断し、三本槍はあきらめて、北温泉側にエスケープして降りることとしました。
清水平には木道がありますが、その木道も凍っており、滑りやすかったです。
北温泉へ向かう道、中の大倉尾根はやはり北アルプスの遠見尾根を思い出させるような気持ちのいい道でした。途中1か所角度のある斜面に残雪がある箇所がありました。ここでもアイゼンをつけ、たまたま登ってこられた男性がつけてくれたステップの跡を慎重に下りました。
シロヤシオが咲くという樹林帯を過ぎると北温泉のプール風呂に飛び出し、そこから約40分かけて休暇村に戻り、山行終了です。昼近くになってようやく山にも日差しが戻ってきました。
一瞬にして夏山と冬山が入れ替わるようなこの季節の山の難しさを感じながらも、大変に充実した山行となりました。
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