奥穂高岳


- GPS
- --:--
- 距離
- 10.7km
- 登り
- 2,356m
- 下り
- 408m
コースタイム
天候 | 晴れのち雨 |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2014年05月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
自転車
|
コース状況/ 危険箇所等 |
奥穂山頂は氷化していた。 |
写真
感想
奥穂高岳のダイレクトルンゼは1年に1回は滑りたいと思ていまして、GW以外で狙っていました。日帰りということでかつ、自転車も使えるということで、昨年と同じ白出沢のルートにしました。出発前夜にYASUHIRO先生のホームページを観たら11日に同じルートを行っており、驚きました。僕も篠崎さんへの追悼もこめて行きたいと思います。
用実は天気予報は午前中が晴れで午後は降水確率50%ということで好ましくないものでした。そのためにできれば昼過ぎには山行を終わらせたいと思い、深夜出発にしました。新穂高温泉駐車場は閑散としていました。まだ空には星がきれいで午前中は天気が持ってくれと願います。自転車で白出沢へ行くと、ここから夏道を行くのか白出沢沿いに行けばいいのか、少し迷いましたが、夏道にすでに雪の上にもトレースが残っており、使用させていただきます。ありがたかった。途中から白出沢へ降りましたが、まだ何も見えません。遠くで大滝の音が聞こえます。滝の取り取り付きまで来ると、視界も効くようなってきて登っていきます。やがて白出沢が見えてきました。下部はデブリだらけでした。滑走は無理かな…。2320m付近へ来ると、篠崎さんの亡くなられた付近とYASUHIRO先生の情報にあったので、合掌します。1回もあったことはなかったですが、毎日ホームページを見ながら刺激を受けていた方でした。登りながら笠が岳を振り返りますが、一向に日が当たる気配はありません。一瞬日が差してもすぐに陰ります。硬い白出沢をアイゼンで登りながら、今日は大丈夫かと不安になります。奥穂高山荘がやがて眼前に表れますが、なかなか届かないのがこのルートの嫌らしいところです…。途中落石が2回ほどあり、速いスピードで落下していきます。改めて落石の恐ろしさを実感します。やっと奥穂高山荘へ着くと、強い風です。さ・寒い。しかし涸沢側では以外に風がなく、雪質も白出沢方面よりは柔らかい。ダイレクトルンゼはもしかしたら滑れるかな、と考えます。意を決して、奥穂岳まで行くとたまに太陽も出ていて暖かい。予定通りダイレクトルンゼへ滑走します。滑り出しは氷化していまして、テレマークの僕は怖くて横滑りしました。もったいない・・・・上部の急斜面を過ぎると。後は雪も緩んできて、滑りやすくなります。快適なバーンが涸沢まで続いていました。昨年は5月中旬に行ったら、すでにそこら中がスラフだらけで溝が怖かったのでそれとはえらい違いです。ここまでこれて良かった〜。涸沢まで下りると、登り返し地点を決めないとですが、臆病な僕はすぐに下へ行くのをやめました。涸沢は暑い。急いで上着を脱ぎました。雪もザクザクです。ここから奥穂山荘までの登りがわずか200mに満たないのにきつかったです。トレースを拝借させていただきました。山荘へ着くと再び風が強まります。西側の天気はいよいよ崩れてきました。心が焦ります。今度は白出沢側の滑走です。上部は強風で硬かったですが、下部は柔らかくなりました。デブリもありましたが、どうにか避けながら、大滝までたどり着きました。後は板を担いでツボ足で下るだけです。滝を通過して少し降りると、小雨が降ってきました。気持ちが焦ります。やっと白出小屋に着くと、急いで自転車で下りましたが、泥除けのない自転車であっため、体中泥だらけでした。駐車場の水場で自転車もい板もまとめて洗いました。
コメント
この記録に関連する登山ルート

ina34さん、はじめまして。
自分も面識のない篠崎先生の一ファンでして、命日まであそこで事故がなくてよかったですね。
自分はまだそこに行けるレベルではないですが、マイ予想と違っててとても参考になりました。
ko-様コメントありがとうございます。
ヤマレコ始めたばかりなのですが、色々な方と共有できるのは嬉しいですね。篠崎先生は、山はもちろんですけれど、人としても物を大事にする等の謙虚な姿勢やユーモアがあるところが魅力的に感じられ、僕もファンでした。それだからこそ昨年は衝撃的でした。。安全第一ですね。
いいねした人
コメントを書く
ヤマレコにユーザー登録いただき、ログインしていただくことによって、コメントが書けるようになります。ヤマレコにユーザ登録する