甲斐駒ヶ岳回顧録 [百名山06](北沢峠テント泊)【24.03.19作成】
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- GPS
- --:--
- 距離
- 8.9km
- 登り
- 1,199m
- 下り
- 1,199m
天候 | 曇り時々晴れ |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2010年06月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
バス
|
予約できる山小屋 |
北沢峠 こもれび山荘
|
写真
50cmくらいの結構大きな石(岩?)だったかな。
たかがこれしきのことで、これまで一度たりとも膝痛というものを患ったことがなかった私が以降慢性的に膝痛に悩まされる原因となるなんて、誰が想像したろうか。
感想
2010年06月20日(日) [1日目]
『百名山6座目 甲斐駒ヶ岳 膝を痛めた悪夢の山行』
◆登山の背景
北沢峠からの仙丈ヶ岳は、かつて高校山岳部時代に毎年登っていた思い出の山。
この時期は高校時代に登った山をなぞることが多く
この山行もそのひとつ。
かつて訪れたことのある北沢峠のテント場で1泊し、2日間で甲斐駒と仙丈を登る計画でした。
仙丈ヶ岳には高校時代2度登っていますが
その対面に見えていた白く尖った印象的な山には登った記憶が全然なく
それが甲斐駒ヶ岳と知ったのもこの頃でした。
故に仙丈程の思い入れがあるわけではなく
あくまでもこの時の主役は北沢峠と仙丈ヶ岳ということで、甲斐駒はオマケ的な位置付けでした。
その扱いが良くなかったかなぁ…山の神様を怒らせてしまったのかも。
私の登山史上5指に数えられるやらかし山行の開幕です。
◆登山の詳細
元々雨の予報だった日に強行したこともあり、天気自体は決して良くありませんでしたが
登山自体は順調そのものでした。
無事百名山6座目の甲斐駒ヶ岳山頂を踏んで下山の途へ。
そこで事件は起きたのです。
雨が降りそうだったので少し足早になっていたのか、あるいは山に慣れてきた慢心か
仙水峠の手前の急斜面の下りにて、50cmほどの浮石を踏み抜きました。
踏み抜きはしましたが、うまくバランスをとることで転倒だけは回避。
『うわ〜危な、集中切れてるわ』
今一度気合を入れなおし、この日は何事もなく無事テント場へ帰還することになります。
が、今思えばキレイに転んでいた方が幾分マシだったのかもしれません。
その日の晩、幾度となく膝の痛みに叩き起こされることに。
『何だコレ??』
膝は滅茶苦茶痛むのですが、全然身に覚えがありません。
何なら床に就くまでは特段違和感もなかったので。
何の前触れもなく、突如として痛み始めた膝に困惑しつつも
とりあえず痛い場所にシップを貼り重ねた結果、朝にはシップは4枚にもなっていました。
◆登山の感想ほか
今思い返しても『たったあれっぽっちの事』です。
どこにでもある浮石を踏み抜いて、ちょっと無理な姿勢で転倒を免れた、ただそれだけ。
しかしそれが、以降14年続く膝痛のトリガーになっているというのは因果なものです。
人体というのは頑丈に見えて案外華奢なんだなと。
とんでもない大事故から無傷で生還することもあれば
ほんの些細なことで長い間苦しむこともある。
これ以降しばらくの間、私の山行記録は膝痛との戦いへと移り変わっていくことになります。
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