東河内から 水無峠山、 三の沢山、 青笹山

- GPS
- 32:00
- 距離
- 15.1km
- 登り
- 1,549m
- 下り
- 1,549m
コースタイム
2日目 鹿の子池 5:40 - 7:50 登山口 - 8:00 ゲート
| 天候 | 2日とも晴れ |
|---|---|
| 過去天気図(気象庁) | 2014年05月の天気図 |
| アクセス |
利用交通機関:
自家用車
|
| コース状況/ 危険箇所等 |
途中まで作業道があるが 交錯しているので適当に進む。途中から ほぼ道は無くなるので 獣道を拾って歩くが所々にリボンが付いている。 1800mより上は道はないが 平坦で雰囲気はとても良い・・・が 特に下りは非常にルートが非常に分かりづらい。(登りは兎に角上を目指せば問題ないと思われる。)また、 登りは非常に急で、転倒すると滑落は免れない。 稜線は 道迷いの危険はすくなく、 獣道を拾って歩く。どちらかと云えば早川町側の方が歩きやすいかも。 ほぼ全体に膝から腰までのササとなっているが密生と云うほどではないので苦労しない。 |
写真
感想
昨年末に 山伏経由で小河内山、 青笹山を歩こうと計画したが 敢え無く撤退。 その後、 勧行峰林道を使って大笹峠(山伏峠)からこの白峰南嶺の南端を歩こうと思っていたが、 林道の開通が遅れているので、 暑くなる前にと思い 東河内から入山することとし 決行。
畑薙ダム少し手前を 東河内の林道に入り 2-3Km進むと進入禁止のゲートがある。その前の道路わきに車を止め 出発。 10分もあるくと右に林道を分けるが その分岐より尾根に取り付く。初めは全く道が無く チョッとばかり不安になるが すぐにはっきりした作業道がある。 1150mあたりであろうか、 熊の捕獲檻がある。 しばらくは 植林帯が続くが その内に雑木林も現れ、 緑がきれいだ。
高度を上げるにつれ カエデやブナが まだ芽を吹いたばかりで益々 緑が美しくなるが 登山開始から激登りでグングン高度を上げ、 ペースが上がらないどころか立ち止まって休むのが多くなる。 標高1500-1600ぐらいになるとやっと急登も治まってくると すばらしく居心地のよさそうな窪地に着き 大休止したくなる。 カエデやブナの新緑がまぶしい。 水が有ればここにテントを張りたいところだ。
しかしそこから12-3分も登ると 今回の目的地の一つでもあり幕営地でもある 鹿の子池に着く。先ほどの別天地まで水を汲んで下りても良いが この鹿の子池の周りも原始の趣たっぷりで捨てたものではない。 早速ここにテントを張り 準備をして 青笹山へ向けて再出発。
1時間も登れば 水無峠山へ付く。 鹿の子池までもそうだったが 鹿の子池からこの水無峠山までも 笹が濃いだろうと思っていたが 特に下の方は ほとんど笹が枯れており ここまで笹藪で苦労することは全くなかった。
水無峠山の山頂は どこが山頂か良くわからなかったが、 枯れ木にテープが巻いてあり そこにマジックで山頂名が書かれていた。(帰りには 違うところに 大きな山頂標識があった。)
ここから 三の沢山 ―>青笹山へ稜線を歩くことになるが、 ここも思ったほど笹が濃くなく膝高の笹が多く それもあまり密で無く、 所々で腰高になる程度で ほとんど苦労するほどのことはなかった。 道らしい所はほとんどないので 獣道をつないで歩いた。 水無峠山から約40分歩いた所と青笹山の20分ぐらい手前に 西側の展望が開けるところがあり、 最初の展望地からは大無間山方面が望まれ、 後者からは光〜聖までが良く望まれる。
青笹山山頂近くには 東側の展望が少し効く所が有、 勧行峰林道と 山伏と思われる山が望め、 また 樹間には富士山も時折望めた。
帰りは 同じルートを帰ったが 水無峠山から 鹿の子池までのルートは同じようなフラットな場所が続き とても分かりにくく 私はGPSを便りに歩いたが、 地図とコンパスの場合はよほど熟達していないと難しい。
実際、 このルートでは まず九分九厘 誰にも会わないだろうと思っていたが、 青笹山よりの帰り、 何と同じ方向に向かう二人の真新しい足跡が残っており、 どうも往きでどこかで摺れ違った様だったが、 幕営地に着くまで 誰にも会う事はなかった。 しかし 幕営地に着いてかなり時間が過ぎて後 1組の登山者が ”ルートを間違えた・・・”と云いながら 鹿の子池にやって来て幕営した。
このペアーは 雨畑から入山したとのことで 見た目にはまだ全然疲れた風でも無く、 おそらくかなりの熟達者であろうとと見受けられた。
二日間とも上天気で 無風状態。 天気にも恵まれ 南ア深南部の深い森を堪能した山行だった。
コメント
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行ってみたいところです。
2年前に早川尾根で知り合った方が、その後、北岳〜笊〜青薙〜青笹〜山伏まで
印をつけておくからね・・・といって、
去年の年賀状に完歩された報告をいただきました。
笊までは歩いたけど、その南は気になります。
ijikemusiさん・・静岡方面〜のアクセスが多いけど、車の運転は苦にされないのですね・・
僕は片道100劼限度、なので深(近)南部・・
それと、この行程がハイキング・・なんて、まだまだバリバリですね!
私も甲斐駒〜山伏をつなげてみようと思ったことも有るんですが、今のところ布引までで、布引〜青笹と水無峠〜山伏がつながっていません。
今回は中途半端にその中間部分だけやってきましたのでどうも生涯つながることはなさそうです・・・と云うか あまり執着してないです。 単に ”あそこはまだ歩いてないなー、 どんなんかなー”と思ったり 本やネットで”良いところだ”と聞くと無性に行きたくなるんですよ。
同じように 本当はあまり山頂にも執着心は無く、 いつも”せっかくだから取りあえず 山頂も踏んでおくか・・・”と云った感じですので ピークハントという感じでもなく その言葉もあまり好きでないです。 どうも ピークハントとかリベンジ(たまにつかっちゃいますけど・・)と云う言葉は 自然に対して挑戦的な感じがして あまり好きになれないですね。 従って他の選択肢が無く ”ハイキング”になっちゃうんですが、 ijikemusi的に云いますと ”年寄りの冷や水登山”ってとこですかね・・・・。
はじめまして
調べ物をしていたらこの記事に出会いました。僕らは地図読みの勉強と、鹿の子池に泊ることを目的にして入山しました。山梨なので、東河内からだとアプローチが遠いので雨畑から入りました。僕らのことが書いてあり、ちょっとびっくりしてコメントを書かせて頂きました。当日のブログです。
http://mtgd3chan.blogspot.jp/2014/05/blog-post_19.html
よかったら読んでやって下さい。
nanachanさん、 コメ有難うございました。
”かなりの熟達者”などと書いてしまって スミマセン。 ガイドさんなら当たり前ですよね。 でも お会いした時は 雨畑からとお聞きしてビックリでした。しかも ほとんどお疲れの様子も無く・・・ ブログ拝見いたしました。また他も参考にさせていただきます。 レコにも書きました1800m付近の場所に (多分紅葉がきれいだろうと思い)今秋に 出かけてみようかなと思っていましたが 実現できませんでした。また来年にでも出かけてみようかと思います。
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