聖岳 (便ヶ島よりピストン)
- GPS
- 11:25
- 距離
- 15.2km
- 登り
- 2,394m
- 下り
- 2,392m
コースタイム
4:46 西沢渡
6:43 苔平
8:17 薊畑
9:27 小聖岳
10:47 聖岳
11:37 小聖岳
12:26 薊畑
14:14 西沢渡
14:52 登山口
天候 | ガスの濃い天候 |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2014年05月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
中央道飯田ICより上島トンネル(山岳道路入口)まで1時間弱。 上島トンネル入口より便ヶ島まで1時間強かかりました。 結果2時間半ほどでアクセスできると思います。 ≪注意≫ 下栗の里を通過すると林道上には落石が多くパンクには注意が必要かと思います。 ちなみに私はパンクしました 【駐車場】 ・便ヶ島の聖光小屋前に駐車可能。(50台位駐車可能) ・日帰りは無料、車中泊は一人500円 ・駐車場にはキャンプ場施設兼ねている為トイレ、水道完備されています |
コース状況/ 危険箇所等 |
【登山ポスト】 登山口に有ります 【コース状況】 ≪登山口〜西沢渡≫ 登山口より少し高度を上げトンネルをくぐると林道歩きとなります。しかし林道は荒れ放題で落石はおろか、土砂崩れで何か所も林道を塞いでいる所が有ります。それ程危険は感じませんでしたが、悪天候時の通過にはかなり神経を使うかと思われます。 ≪西沢渡〜薊畑≫ 沢を渡渉し(手動ロープウェイ使用)廃屋裏より急登に取り付きます。苔平までひたすら急登が続きます。途中数か所、登山道の崩落個所が有るので通過には注意が必要です。 苔平より傾斜は緩みますが登山道には、倒木がありルートを塞いでいて、道迷いには注意が必要です。 苔平を過ぎた辺りより残雪が現れ始めます。(登り、アイゼン使用しませんでした。下りアイゼン使用) ≪薊畑〜小聖岳≫ 樹林帯の雪面の斜面をトラバースしながら進みます。ほんの少し夏道が出ていますが、基本的には樹林の藪の中を進みます。この区間はリボン、マーク等がほとんどないので道迷いには注意が必要です。 ≪小聖岳〜聖岳≫ 小聖岳のピークより積雪は無くなり、ヤセ尾根が現れます。 危険はそれほど感じませんでしたが、悪天候時の通過には注意が必要です。 ヤセ尾根を通過すると聖岳への急登へ取り付くこととなります。 急登の上、ザレた斜面なので非常に登りずらく体力を消耗する区間です。 山頂直下(約100メートル)より積雪が現れた為、アイゼンを着用して登りました。 急な雪面を登りきると聖岳の山頂に飛び出ます。 |
写真
感想
本来なら21日22日、ゆっくりと北アルプスにテント泊をしようと予定していたのですが、天気予報を見ると21日は南岸低気圧の為全国何処を見ても悪天候の為、テント泊は断念しました。
急きょ、日帰りで行ける山を検討していると百名山未踏の一座でもある聖岳のレコがアップされており、ということであまり下調べもしないまま聖岳へ行ってきました。
21日お昼過ぎに自宅を出発。下道と高速を交互に使いながら登山口である便ガ島へ向かいました。
飯田ICでおり、約2時間のアクセスですが約1時間弱は市街地の走行、残り1時間強は山岳道路通行となりました。山岳道路に入ってから落石の痕跡があちらこちらに…慎重に進みましたが、突然ガラスが割れたような音とともにタイヤがパンク。
急いで路肩に止め、確認すると見るも無残な姿になっていました。
陽が落ちていたのでさっさとスペアタイヤと交換し、危険な石を退かしながら、かなり慎重に便が島に着きました。
到着した時の安堵感は半端なかったです。
登山開始を4時としていたので、夕飯を食べ眠りにつきました。
3時に起床し、準備をし登山開始。
樹林帯の登りから始まり、一旦登りきると遊歩道歩きへと変わります。
崩れた跡が数か所あり慎重に進むと西沢渡に到着。
有名な手動ロープウェイを使い、対岸へ…ここから、ようやく本格的な登りです。
暫くの間は急登ですが九十九折に付けられておりペースを乱さずに登ることが出来ました。
一旦登りきると薊畑に到着。
ここから、1日を共にする方と一緒に山頂まで。
アイゼンと防寒対策をし、最初のピークでもある小聖岳を目指します。
所々、夏道が出ていたり出ていなかったりで歩きづらかったですが、どんどん進み小聖岳に到着。
ここに着いたときには辺りはガスで何も見えない…。
しかし、ここまで来たからには、微かに見える山頂を目指します。
雪も無くなり、歩きづらいので、アイゼンは外し、少し身軽になり、もう一度気合いを入れます。
慎重にやせ尾根を進み、ここからが本日のハイライトコース。
聖岳山頂まで、最後の急登登りです。
晴れていれば、景色を見ながら登れるんだろうなぁと思いながら、この悔しさをバネに突き進みます。
山頂直下に雪があり、ここから、アイゼンを付け最後の登りへ。
意外と急で足への疲労がマックスです。最後の力を絞り登りきると山頂に飛び出ます。
強烈な風がふき、たっているのが怖いくらい。
時々、青空は見えるものすぐにガスの中へ。
今回は山頂でのコーヒータイムはできなかったけど、山頂にたどり着けたことが凄く嬉しかった。
南アルプスを拝みたかった…と悔しい気持ちをグッと抑え、下山開始。
下山は、登ってきた2000メートルを一気に下がります。
手動ロープウェイは疲れきったからだへの拷問のような感じで、tanukigo最後の力を振り絞ります。
ここからは遊歩道を進み登山口に到着。
久しぶりの11時間山行は疲れましたが、またひとつ成長できた気がする1日でもありました。
同行してくださった方にも感謝です。ありがとうございました。
つぎは、光岳にゆっくり登り南アルプスを堪能したいなぁ~♪
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