5月の日光白根山（奥白根山） 〜ロープウェイ再開、残雪と絶景の山行〜

2014年05月24日(土) [日帰り]

• GPS: 06:32
• 距離: 8.4km
• 登り: 798m
• 下り: 798m

コースタイム

09:30　ロープウェイ山頂駅＜出発＞
09:45　登山口〜軽アイゼン・スパッツを装着して出発
10:15　大日如来
11:55　ガレ場の登山道
12:45　日光白根山・山頂＜昼食休憩＞
13:40　下山開始
14:55　弥陀ヶ池・座禅山分岐
15:40　血の池地獄
16:00　ロープウェイ山頂駅＜到着＞

天候

晴れ。汗ばむ気温、山頂はやや風あり。

アクセス

利用交通機関：

自家用車 ケーブルカー（ロープウェイ／リフト）

丸沼高原スキー場・ロープウェイ山麓駅より山頂駅まで約15分
※往復2000円／人
http://www.marunuma.jp/attraction/ropeway/

コース状況／危険箇所等

○登山口〜山頂（南斜面経由）
＜樹林帯＞
登山ロよりいきなり雪道で、 軽アイゼンとスパッツを装着。踏み跡は浅く、表面はシャーベット状で滑りやすい。踏み抜きは少ない。当分、雪が残りそうな気配。
＜南向き斜面＞
一部、地面が出ている箇所もあるがほとんど雪道。急な斜面が多く、アイゼンがないときびしい。ここで引き返したグループが多かった模様。
＜ザレ場＞
森林限界越えたガレ場は雪がなく、ここでアイゼンがはずす。ところどころに雪渓状に雪が残っており、注意深く渡る必要あり。

〇山頂〜登山口（座禅山分岐・七色平経由）
＜ザレ場＞
ところどころに雪が残る急斜面。歩きにくいが問題なし。
＜谷部から樹林帯＞
しっかり雪が残っており、滑りやすく、踏み抜きも注意必要。雪は柔らかく、お尻で滑り降りるには絶好の状態。
＜樹林帯＞
雪で登山道が分からないうえに、トレース少なく、道迷いに注意。ピンクリボンを頼りに歩くも、いくつかの遊歩道があり、地図で確認しながら進むべし。

写真

ロープウェイ山頂駅から。ここまでこの山の姿を見ることはできませんでした。至仏山、燧山からは見えたのですが・・・

登山口から、いきなりこの残雪。あわてて軽アイゼンとスパッツをつけました。

雪は結構深いです。

表面はシャーベット状で滑ります。

急斜面が多く、このあたりで断念する人も。

でも、山頂が待っている。

大日如来。もっと大きい祠を想像していました。

いろいろ遊歩道があって、帰りに道迷い・・・

傾斜きつい。

軽アイゼンがなかったら登れなかった、たぶん。

こんな傾斜を登ったり、トラバースしたりしているうちに、

森林限界を超えました。

ザレ場。一気に眺望が広がります。

山頂も近い、たぶん・・・

それでもところどころに雪渓。

山頂付近、溶岩土壌の不思議な景観。

こんなところに池。

透明です。

いよいよ山頂かと思うと、また下って・・・

本当に山頂。絶景！

奥に見えるのは五色沼、

半分氷が解けています。「魔ノ池」と呼ばれていたそうです。

山岳風景。

女峰山、

男体山、

至仏山、

会津駒ヶ岳、

燧岳と丸沼。

谷の分岐。

山頂を振り返れば、ここからはこんな姿。

弥陀ヶ池。

未踏の会津駒ヶ岳が呼んでいる。

この季節にソリ滑りができるとは！！

樹林帯で、道迷い。GPSがなかったら、ロープウェイの運行中に帰れなかった・・・

標識を発見。

予定にはなかったけど、血の池地獄・・・

やれやれ。

無事下山！

無事通していただき、ありがとうございました。

ロープウェイから。

このロープウェイで700m近く高度をかせぎます。

白樺がうつくしい。

下界は新緑、

そして温泉。白根温泉おすすめ。

泊まった民宿の部屋には日光白根山の絵。

休憩用に持って行ったクッションの初めての使い道がソリ。

装備

個人装備

軽アイゼン スパッツ コンロ

感想

sora

〇荒々しく、湖沼が美しい山
なかなか山頂の風景が見られない懐の深い山ですが、目の辺りにしたその姿は荒々しい火山であり、不思議な光景の五色沼や弥陀ヶ池の他に、中禅寺湖や丸沼などが眺望できる湖沼の山でもありました。

〇そして、絶景！
山頂までは、武尊山、至仏山が美しく、高度を上げるにつれ、それらの山を見下ろす景色の変化も楽しいです。雪が溶けた頃は花も美しいでしょう。下山時の柔らかな雪の斜面は、駆けても、滑っても楽し。お尻クッションをソリ変わりに！山頂の眺望もすばらしく、近くに女峰山・男体山・中禅寺湖がー望でき、雪の武尊山、至仏山、燧岳、会津駒ヶ岳が良く見えます。未踏の会津駒ヶ岳が呼んでいるなあ・・・

○ロープウェイで2000mからスタート
至仏山、武尊山から見た日光白根山にやって来ました。ロープウェイの運行再開の初日、コースとしては楽勝と思っていましたが、しっかり雪山ハイクとなり、帰りは短縮コースにして、ぎりぎりロープウェイの運行時間に戻れました。

〇思いがけない残雪
登山口からいきなり、しっかり雪道で、軽アイゼンとスパッツをつけてから仕切り直し。南向き斜面の登山道は結構スリリングで、ここで引き返すグループもいくつか。保険のつもりで持ってきた軽アイゼン、これがなかったら、引き返したと思います。

〇GPS様々
出発する時、「地図とコンパスがいるよ！」と声をかけられたのですが、帰路に思い知らされました。樹林帯で、道迷い。タブレットにダウンロードしておいた地形図上に示されたGPS現在位置を頼りに登山口へ。これがなかったら、ロープウェイ最終に間に合わなかったでしょう、往復切符を買っておいたにも関わらず・・・

〇やっぱり温泉
温泉は白根温泉、800円なり。大きな露天風呂、休憩所が貸し切り状態、こんなにいい温泉なのに不思議です。ちなみに26日（風呂の日）は100円だそうです。