天塩岳 北の山で爆風に遭遇
- GPS
- 06:27
- 距離
- 12.6km
- 登り
- 1,043m
- 下り
- 1,035m
コースタイム
過去天気図(気象庁) | 2014年09月の天気図 |
---|---|
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
飛行機
|
写真
感想
登山口からは、車が通れる位の幅の道が続きます。すっかり幅の狭くなっている天塩川の流れを時折渡りながら森の中の道を進んでいきます。やがて新道への連絡道を右に分けると、道は山道らしく狭くなってきました。次に、沢を直登して天塩岳に向う旧道と別れ、前手塩への道を進んでいきました。一旦折り返して高度を稼ぎ、再び山腹を緩やかに登る道が続きます。そして、やっとという感じで、左に折れて山腹に取り付き、本格的な急登が始まります。
一気に山頂までの標高差450mをグイグイ登って行きます。振り返ると西天塩から円山あたりの緩やかな稜線と紅葉の尾根が遥か高くに見えています。樹木がだんだん低くなってくると、前手塩の巻き道が別れ、さらに山火事で岩場となってしまった、ハイマツ帯を登っていくと、強風の山頂に到着しました。乳白色のガスに閉ざされ、全く展望はありませんでした。
天塩岳と前手塩岳はそれほど標高の差はありませんが、鞍部は200mほど落ち込んでいます。潅木と笹の中を行く稜線の伸びやかな道で、楽しく歩くことができますが、いかんせん天気が悪かったです。再び登りに転じて、高いハイマツの中を一頻り登ると、山頂の北の肩に出ました。ここで滝上からの道が合流。天塩岳までは向きを西に変え、お花畑といわれる所を通過して山頂にでました。そのとたんに、顔が歪むほどの強風に吹き付けられ、閉口しました。
残念ながら大雪山の展望も得られず、早々に下っていきました。やがて傾斜が緩むと、笹原に囲まれた、西天塩を越え円山に向かう、明るく伸びやかな稜線が広がりました。青空があれば最高のゆったりとした稜線だと思います。西天塩岳へも切り開きがありましたが、天候が悪くて足を伸ばす気にはなれませんでした。避難小屋で少し休憩し、円山への緩やかな登りを行きます。円山を過ぎると、幾分明るかった空も再び暗い雲に覆われてきました。ダケカンバなどの樹林帯に入り、稜線を下っていきます。新道とヒュッテに向う連絡道の分岐から、どんどん急下降していきますが、ついに雨が落ち始めました。
やがて沢音が聞えるようになると、朝方通過した分岐に戻ってきました。ここからは往路に通った広い道になりますが、雨は土砂降りとなってしまいました。しかし、雨の中の紅葉の道も風情があり、無事に戻ってきた安堵感もあって、何となく軽い気分で激しい雨に打たれながら、色づいた森の中を駐車場へと戻っていったのでした。
コメント
この記録に関連する登山ルート
この場所を通る登山ルートは、まだ登録されていません。
ルートを登録する
いいねした人
コメントを書く
ヤマレコにユーザー登録いただき、ログインしていただくことによって、コメントが書けるようになります。ヤマレコにユーザ登録する