大笠山
- GPS
- --:--
- 距離
- 10.9km
- 登り
- 1,463m
- 下り
- 1,463m
コースタイム
天候 | 晴れ |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2014年05月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
白鳥道の駅2:30頃(仮眠2時間) 24日4:30白鳥道の駅〜R156〜桂湖登山口6:00 |
コース状況/ 危険箇所等 |
登山口からは鉄ハシゴを5つと鎖場を登るが、この付近は既に雪もなく、何ら苦労なく通過できる。ヤブで見にくいがしばらくは沢とダム湖に挟まれたヤセ尾根で注意が必要。 その後は延々と急登が続き体力を奪われ、急登が終わる頃には積雪と地上に現れ始めたヤブで体力を奪われた。頂上付近は特に問題なし。地形図や古いガイドの避難小屋は既に無く、頂上すぐに5〜6人くらい泊まれそうなきれいな小屋ができていた。 積雪については、標高1200mあたりから、徐々に見え始め、1500mあたりでは、視野の多くを占めるようになったが、夏道もかなり出てきているため、注意深く探せば、腐った雪の上を歩く距離は相当減らすことができる。ただ、積雪上は灌木のヤブがそろそろ見え始めており、そこここで小木が雪をはねて、地上に顔を現す音が聞こえており、不用意にまたぐとケガをする恐れ有り。また、まだ起ききっていない灌木が道をふさぎ、ヤブ漕ぎ状態の箇所が多数有り、相当の時間を要するほか、下山時は誤った踏み跡をトレースするなどで残雪田の抜け口を探すのに何度も時間を要した。 |
写真
装備
個人装備 |
ヘッドランプ 1
予備電池 1
1/25,000地形図 1
ガイド地図 1
コンパス 1
笛 1
筆記具 1
保険証
飲料 1? お茶
ティッシュ 3
三角巾
バンドエイド 1
タオル 2
携帯電話 1
計画書 家に渡す
雨具 上下
防寒着 1 ダウンジャケット
ストック 1組
水筒 2?
時計 1
非常食 2
|
---|---|
共同装備 |
ツェルト 1
細引き 1
カメラ 1
車 1
|
感想
北陸、奧美濃の山に最近惹かれている
今回は数年前に登った笈が岳山頂から見えた
堂々とした山容が忘れられず
大笠山に登ることにした
いつもの前夜発も仕事が忙しく疲れもあり
途中で休憩、仮眠など何度か取ったせいで
目的地到着が遅れ、24日6:30出発になってしまう
事前情報では最初の鉄ハシゴ、クサリが怖いとあったが
積雪がないからなのか、全く問題なしだった
ハシゴのあとはダム湖と沢の間に浮かんだ尾根を登る
左右両岸とも灌木で見にくいが
実はけっこうヤセ尾根を歩いていることに気づく
そのあと延々と続く登り、急勾配
疲れが溜まった上の夜中行だったので
早くもふらついている
新緑はきれいだが、見上げて愛でる余裕が無く
ただひたすら登る
標高1200m辺りになると
樹木の高さも低くヤブのようになってくる
しかもあちこちで積雪をはねて蹴散らし
姿を現す若木の音が聞こえる
冬の眠りから覚めたばかりの若灌木が
ヤブとなって登山道を塞ぎ行く手に立ちはだかる
夜中行、急登、腐った雪、そしてヤブ漕ぎで
体力が奪われてフラフラで何度も休憩
結局水も下山までで3リットルも飲んだ
疲れた体を労ってくれるのは
左側に見える笈ヶ岳、そして大笠山も
徐々に姿が大きく目だつようになってきた
12時に山頂に着いた
途端大の字になって休憩した
途中で休憩中の私を抜いていった方がおられた
声をかけると、奈良からわざわざこのマイナーなヤブ山に
来られたのですか?
確かに途中若木ばかりで
味わいのある高木、老木も少なく
季節柄、ヤブ漕ぎに来たようなものだが
ただ、展望は素晴らしいですよ、と答えた
独立峰に近いので遠景はすごくいいですよ
その方が下山されてから
若いお兄さんがやってきた
聞くと9時半から3時間で登ってきたとのこと
なかなかの健脚
5時間半近くかかって私とはえらい差である
こういうマイナーな山だと
私のレベルではついていけない方が多い。
山頂で45分程休憩し下山
休憩が効いたのか最初は気持ち良く雪の中を下りる
しかし、急坂の下山はなかなか手間がかかる
1時半ごろ下りながらふと空を見ると
驚くほど大きな虹の笠が太陽にかかってるではないか!
生まれて初めて見るようなすごい虹だった
ところが虹に気を取られて道を見失う
尾根伝いで下りていくはずが
目の前の尾根は完全なヤブでとても歩けない
左側は雪の沢で右側も探したが巻き道が見つからない
そのうち追いついてきた若者が
果敢にも灌木と笹の絡みついたヤブを正面突破していった
私も見習いヤブを突破すると
若者の姿は見えず現れたのはひたすら落ちるばかりの支尾根
仕方なくヤブを引き返し元の位置へ
そこへ2人連れの男女が下りてこられたので
ここで合ってますか、道?と尋ねたら
合ってるはずだし、どこかで1カ所巻き道があったはずとのこと
そういえば、鉄杭で板を止めたトラバ道があったような
その方がGPSで確認しその道を見つけて
私も恥ずかしながらその恩恵に浴した
若者はヤブを突破しながらもちゃんと地形を見て
軌道修正しながら下りたのかと感心--
その後も2〜3回残雪と夏道の切れ目で道を失っては探した
今日はちょっと情けなかったな
また登り返しもこたえた、特に前笈が岳の登り返し--
長くきつかった
結局、下りも4時間あまりかかって
ようやく桂湖に戻ってきた
いいねした人
コメントを書く
ヤマレコにユーザー登録いただき、ログインしていただくことによって、コメントが書けるようになります。ヤマレコにユーザ登録する