ビビリまくりの表妙義縦走


- GPS
- 06:20
- 距離
- 10.2km
- 登り
- 1,587m
- 下り
- 1,586m
コースタイム
-8:20タルワキ沢のコル-8:40相馬岳-9:00ホッキリ-10:35鷹戻し取付
-10:50鷹戻し通過-11:10ルンゼ2段25mの鎖場-11:25第四石門への分岐
-11:50中間道-12:25東屋-12:45車道-13:00道の駅みょうぎ
天候 | 快晴、爽風。 |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2014年06月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
|
コース状況/ 危険箇所等 |
山と高原の地図に書いておる危険箇所 ・ルンゼ内直立4連30m鎖 一番下段の鎖は傾斜が強いが手がかりはたくさんあります。2段目から上は 傾斜はゆるくなります。最後に鎖トラバースがありますが、最近滑落事故が あったようです。鎖場の最後で岩穴から奥ノ院祠がのぞけますが、高さ30m まではないようです。 ・7m外傾鎖 危険な感じはしませんでした。 ・稜上のチムニー 通行に問題はなく、手をついて岩に登る感じでした。 ・直立2m3連鎖 足がかりもたくさんあるので支障ないです。多少高度感はありますが、 よっぽど変なことをしなければ落ちることはないと思いました。 ・鎖でV字状に投降する岩峰 いったん鎖で登って岩をまたいで向こう側に降りる感じです。 降りる側には金具で足場があります。 ・滑り台状10m2本と30m鎖 上部の2段はそんなに難しくありませんでした。30mの鎖は傾斜がきつくない ので靴の裏をつけながら一気に下りました。 ・鎖30m鎖 鎖自体は難しくなかったですが、鎖場に至る斜面は意外に広く上から下るときは 左に左に行かないとルートを外れます。まちがって右の方に降りてしまい、登り 返しました。 ・ザレ 茨尾根は全体的に急登でザレ、ガレが多いので落石や転倒注意です。 ・8m外傾鎖 危険な感じはしませんでした。 ・おわん内壁のような鎖トラバース 通行になんら支障はありませんでした。 ・数段の鎖とハシゴ計60m(鷹戻し) 一番下段は上部がせり出ているので腕力でよじ登りました。 梯子は直立で、ステップが細かくついてます。普通に登れば問題ありません。 次の鎖は左にトラバースぎみに登ります。手がかり豊富です。 ここまで登るとテラスになっており休めます。木に看板があるところです。 ここから3段の鎖は高度感ありありです。ただ思っていたほど直立ではなく 足がかりもあります。各鎖が単独で下が広い地面ならばさほど怖さはないよう に思いますが、何せ鎖場60mとその下も数百メートルの絶壁なので必要以上に 鎖を握ってしまいます。最上部で右にトラバースをしますが、岩が出っ張っている ので慎重にトラバースの鎖をつかみました。ここにも鎖離すなの看板がありました。 これで難所の鷹戻しを無事通過です。 鷹戻しは途中で力尽きて鎖を離してしまったら 死んでしまいます。ただ、ここで 腕力を使い果たしてしまっても次のルンゼ内の鎖場で落ちます。 やめるなら下の木のテラスの所でやめるべきだと思います。 ・ルンゼ内2段25m鎖 ルンゼ内2段となっていますが、ルンゼ内なのは上段だけです。上段はルンゼの 両壁に足ががりがあり、途中で一息入れられる足がかりがありました。 下段は上段に比べて足がかりは少ないです。途中に鐙が下がっています。 足じゃなく腕を引っ掛けても握力休めになると思います。 よその山に比べて鎖場の難易度が高いと思いました。あせらずにゆっくりと冷静に手がかり、 足がかりを探して通過したほうがいいと思いました。 鎖場はもちろん、両側が切れ落ちているところ、急坂のガレ、岩をそのまま登り降り する所・・・危険箇所満載でまかり間違ったらケガどころではなく死んでしまうという 場所が一杯ありました。エスケープルートが何本かあるので体調や力量、天気などで 途中でやめる覚悟も必要なルートだと思います。 チャレンジ魂も必要ですが、度を越すと無謀な挑戦となり死に近づきます・・・ホントだよ。 コンビニは松井田妙義インターを出て右に1キロほど行った所にファミマがありました。 道の駅みょうぎのトイレはウォシュレット付で清潔です。 立ち寄り湯は「もみじの湯」で510円。サウナもあります。ちゃとした温泉で空いてました。 |
写真
傾斜は思っていたよりはゆるく、足がかりもあります。上のハングしている岩を右にトラバースします。
もちろん登っている途中で鎖を離せば振り出しに戻ります。(いや、GAME OVERか・・・)
感想
前々から行きたかった妙義山についに行ってきちゃいました。
観光では行った事があるけれども、まさかそのとき口をポッカリ開けて見上げていた岩々を歩くことになろうとは。
前日夜から来て車で寝ていたけど、結局2時間ちょっとしか寝れずじまい。
だって闇夜に妙義の山塊が不気味に浮かびあがり、否応なしにドキドキしてしまい、そのまま朝に・・・
明るくなったらなったで、もっとドキドキ。本当に歩けるのかと思うほどギザギザした稜線、朝日に映える大の字・・・
意を決して出発!しばらく登って大の字について早くもビビリ始め・・・
大の字に上がる鎖が意外にも垂直。こんな小手調べの鎖で?って感じで。この先、どうなるのやら
奥ノ院では不気味に鎮座するお地蔵様に安全を祈願。
最初の難関、奥ノ院脇の4連の鎖場。これは高度感がなかったため案外すんなりと通過。
見晴からの稜線は展望抜群で爽快感満点。格好満点に岩の上で仁王立ちで景色を見るもビビリ屋なので岩の縁には近寄れず。
たぶん、誰かが写真撮ろうもんなら顔がビビリまくりで仁王立ちしていた思う。下手したら鼻水たれていたかも・・・。
それでも白雲山塊は景色楽しみながら眼下にビビリながら楽しく歩けた。
相馬岳を越えて金洞山の山塊が見えるようになると、いよいよ奴が見え始めビビリ度は第2ステージへと・・・。
そう、奴とは「鷹戻し」
見れば見るだけ、あんな直立のところをどうやって登るんだ感で頭が一杯に。
ホッキリに着いたころには、今日は鷹戻しを下から見学ってことでって、弱気の虫がふつふつと・・・
でも、鷹戻しに着いたころには、男なら挑戦せなゃあかんだろって思うようなり、いよい鷹戻しに挑戦~。
下のほうは意外に冷静に登れ、いよいよ核心部。
必死に鎖を握り、「おがぁ~ちゃ~ん、腕が疲れたよ~。怖いよ~」と、今度は鼻水どころではなく涙もチョチョ切れながら必死に登った。結局、ビビリMAXのまま下も覗けずじまい。
無事挑戦が終了してから足がガクガク、腕はパンパンに・・・
だが、本当に怖いのはこれから訪れるのであった。
しばし景観を堪能して、降りる鎖場「ルンゼ内、2段25m」の鎖場に。
それでも上段はなんとか降りきり、下段に挑戦。ところが下段の途中で足がかりが見つからずズルッと滑って宙吊り状態に。腕には握力が残っておらずヤバイと思ったところによく見ると足掛けの鐙が。必死に鐙に左腕を掛け握力温存。
でも、このままだったらいずれ力尽きて落ちてしまう・・・。その高さ5~6mぐらいか?飛び降りる?
右に太め木がある。腕を伸ばして必死に木に抱きつく。しばらく休んで鎖を握り、一気に降りる。
地面に着いたときはもうヘナヘナ・・・。やばかった、死なずともケガをするところだった。
それにもしこれが鷹戻しの上部だったら・・・。ゾッとした、怖かった。
もうこれで今日は完全にGAMEOVER。この先、続行してもろくな事ない。
東岳の手前からエスケープ。無事、車に着いたときは満足感と反省とで一杯に・・・。
立ち寄り湯の露天風呂から妙義の岩峰を見ながら、しばらく岩々はいいや・・・
ところが日が立つにつれ、性懲りもなく行きたい感がふつふつと沸いてきて・・・
ビビリなくせに、鼻水たらしてるくせに・・・、○○が縮みあがってたくせに・・・
でも、まずは鎖に頼りすぎらず、両手両脚をもっとうまく使って登れるようにならねば・・・
注)ちなみに○○とは毛穴(再度)
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