星穴岳



- GPS
- 09:36
- 距離
- 3.6km
- 登り
- 612m
- 下り
- 616m
コースタイム
天候 | 晴れ時々曇り |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2025年03月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
|
写真
感想
この土日で友達と赤岳主稜の約束をしていたのだが爆風予報のため中止になり、せっかくだから何か軽くアルパインやるかということで急遽星穴岳に行くことになった。
長い懸垂下降ルートがあるということで前から気になっていたのだ。
前々日の駐車場の写真を見るとしっかり雪が積もっていたので、雪を心配していたのだが暖かいし大丈夫だろうと出発。
駐車場についてみると雪はなく、見える景色もさほどの雪がないので登り始めた。
ロープ出して登攀するようなところはあまり想定していなかったのだが、早々にロープ出さないと怖いような3mぐらいの岩場が現れる。
しっかりボルトが打ってあるので早速リードクライミングとなった。
そのまま調子よく進んで行ったのだが、山の上部、さらに裏側の日陰ゾーンにはかなりの残雪があり、そのせいかルートが良く分からず少しルートを外してしまう。
ただ正規ルートも良く分からないのでそのまま進んで正規ルートと合流することにしたが雪が深くラッセルになりつつトラバースで怖いのでロープを出す。
ただ装備がチェンスパしかなくピッケルもアイゼンも持ってこなかったので進みが遅い。
その後もトラバースや壁で想定よりロープを出しまくり、予定よりかなりの時間を使ってしまう。
懸垂で降りたりトラバースしたりしつつ、やっとのことで星穴岳山頂直下に到着するとリードグレード5.8ぐらいの5-6mぐらいの壁があり、支点もとれないためフリーで登らないと山頂に到達できないことが分かった。
登るかどうか少し悩んだが、難しくはないというところと、ここまで来て登らない手はないということもあって登った。
(後で考えると、3mぐらい上に灌木があるので普通にリードで登った方が良かった)
無事山頂到着。
その後下降は長距離懸垂になるはずなのだが下降ポイントが良く分からない。
まさか藪の中降りるんじゃないよなあ、などと思いながら地図を見て、多分この支点から降りるのだろうということで、50mロープ2本を連結して降り始めた。
(4か所の重要な下降支点は2枚のカラビナがかけられている)
下が見えないのでロープは投げず、流し懸垂にした(結果的にはロープを投げた方が良かった)。
10mほど降りると空中懸垂となる。バックアップを取ったので進みが遅いなか、地上まであと5m程度のところで上から待ったがかかる。ロープが絡んだとのこと。
星穴から吹く風であおられ、アルプスの少女ハイジのようなブランコ状態になりながら待つ。
なんとかロープをほどいてもらい、無事テラスに到着。その右側にまた支点があり、40m強の懸垂となる。
ここは下も見えるのでロープを投げて下降。
念のためバックアップを取ったが空中懸垂にはならないので途中でバックアップを外した(バックアップつけてると遅いので)。
無事すべての行程を完了し、下山してお風呂に入り、カツカレーがおいしかった。
持って行って正解だったもの:チェンスパ(雪がなくてもザレ場や落ち葉多いため)、50mロープ(星穴岳からの懸垂は50m2本を連結させる必要がある)
持っていけばよかったもの:20mぐらいのダイナミックロープまたは10mぐらいのお助けロープ、ゲイター・12本爪アイゼン・ピッケル(雪が多かったので)
コメント
この記録に関連する登山ルート
この場所を通る登山ルートは、まだ登録されていません。
ルートを登録する
いいねした人
コメントを書く
ヤマレコにユーザー登録いただき、ログインしていただくことによって、コメントが書けるようになります。ヤマレコにユーザ登録する