黒松内岳；北海道百名山

2022年08月14日(日) [日帰り]

• GPS: 03:57
• 距離: 4.7km
• 登り: 571m
• 下り: 555m

コースタイム

日帰り

• 山行: 3:10
• 休憩: 0:26
• 合計: 3:36

11:04 黒松内岳登山口
12:55 13:20 黒松内岳
14:36 14:37 黒松内岳登山口
14:40 ゴール地点

天候

出発時晴れ、5合目から9合目まで強い雨、山頂手前で雨が上がりその後曇り

アクセス

利用交通機関：

自家用車 飛行機

函館空港からレンタカー
道道から登山口までの林道ははじめどこが道路からわからない土の広い道、その後は轍が深い車1台が何とか通れる幅の砂利道。轍の間には草が茂っていて、普通の小型車では常時車の底を草がこすり、かなり慎重に自足20km以下で走り、轍を少し外してどちらかに寄って走りましたがそれでも数回はガリっと硬いものが当たりました。
林道終点の登山口に4台程度のスペースあり、この日は先客1台で、5合目手前で強い雨が降ってきて大きな木の下で雨具を着ている時に男女ペアの方々が下ってきました。

コース状況／危険箇所等

・全体に手入れされていて、笹も刈った跡があり、歩きやすい。
・8合目から上、最後の標高差100mの登りは急でロープが連続しますが、歩きなれた方ならロープを使わなくても歩けるレベルです。
・下りでう回路と表示のある遠回りのルートを使ったが、登り返しや歩きにくいトラバース、沢などがあり、時間優先だったら迂回しない方がいいです。
・熊対策は十分していき、途中は声を出しながら歩きましたが、羆の気配はありませんでした。ただ、途中あったのは前述の1組のみで、人も少なく、熊がいても不思議はありません。

写真

8/14 10:18

林道入り口の駐車場＆トイレ

8/14 10:18

この日は天気は上場

8/14 10:18

今回のレンタカー。古いヴィッツの4WD。

8/14 11:04

登山口。林道は一見きれいに見えますが、意外と轍が深く、トヨタヴィッツでは車高が低くて結構厳しかった。距離は5キロちょっとですが30分近くかかりました。途中にはすれ違いのできる場所はほとんどなし。何とか登山口の駐車場へついて、第一難関突破。

8/14 11:05

第2の難関は、昨日の乙部岳登山口でひどかったアブ。ここでもアブはそこそこいましたが、車に集まってきただけで、素早く車から離れて主除けスプレーをすることで、この難関も突破。

8/14 11:12

登山開始。心配していたアブは集まってきませんでした。

8/14 11:19

迂回路ありますが、登りは直登コース。

8/14 11:29

5合目付近で展望

8/14 11:35

早すぎる5合目

8/14 11:44

8/14 11:50

急に雲行きが怪しくなってきて、今年の北海道ツアーで悩まされた不安定な天候＝第3関門の雨がやってきました。木の下で強雨をしのぎながら雨具を着込んでスマホをチェックすると、あと1時間程度は雨雲が通過する予報。山頂に着くころには止むと予想して登山は継続。

8/14 12:17

北限の山毛欅です。

8/14 12:18

7合目、黒松内岳の山頂と対面。

8/14 12:19

これが黒松内岳全貌。

8/14 12:19

標高が奥高尾の景信山とほぼ同じわずか740mとは到底思えない、アルペン的な素晴らしい山容です。これを見て引き返すことも考えましたが、ここまで来たからには、雨が止むことを信じて進のみです。

8/14 12:26

ここからは急登が続きます

8/14 12:28

歩いて来た尾根を振り返ります

8/14 12:36

ここからいよいよロープ場の連続です

8/14 12:36

足場になる石の突起があるので、なんとかロープ使わずに登れました。

8/14 12:40

そして予想通り雨が上がりは晴れ間も！でも山頂は見上げるほどの高さ。

8/14 12:40

振り返ります

8/14 12:41

おお、右手に日本海！

8/14 12:43

振り返ると太平洋（噴火湾）

8/14 12:43

笹がきれいな谷

8/14 12:45

まだまだロープの急登。

8/14 12:46

振り返って

8/14 12:53

8/14 12:53

山頂へ

8/14 12:54

笹は狩り払われています

8/14 12:55

高度感抜群、でも標高は740mです。

8/14 12:55

そして山頂

8/14 12:55

登頂写真

8/14 12:56

晴れました

8/14 12:57

噴火湾を見下ろします。東側にさっき雨をもたらした雨雲。

8/14 12:59

明日登る予定の長万部岳は雲の中

8/14 12:59

北側には日本海

8/14 13:08

函館ガラナでエネルギーチャージ

8/14 13:09

函館方面をバックに

8/14 13:20

8/14 13:20

8/14 13:21

急降下で戻ります

8/14 13:21

落ちるように下ります

8/14 13:21

同じく

8/14 13:23

見上げて

8/14 13:24

足下

8/14 13:27

8/14 13:33

8/14 13:34

振り返って

8/14 13:34

笹に覆われてます

8/14 13:41

高山的です

8/14 13:43

同じく

8/14 13:54

倒木を超えやすくしてあります

8/14 13:55

北方にニセコの山々とニセコアンヌプリ

8/14 14:17

迂回路に入って北限の山毛欅林の道

8/14 14:18

同じく

8/14 14:23

でも歩きにくいトラバース

8/14 14:33

迂回終了

8/14 14:37

登山口の駐車場に無事下山

撮影機器：

HIGH SPEED EXILIM EX-ZR1300 カシオ

装備

個人装備

熊除けスプレー 熊除け鈴 火薬ピストル(熊除け) 虫よけスプレー 雨具 ゲイター 日よけ帽子 ザックカバー 昼ご飯 飲料 笛 ヘッドランプ 予備電池 GPS ファーストエイドキット 針金 常備薬 日焼け止め ロールペーパー 保険証 携帯 時計 サングラス ストック カメラ

感想

shigetoshi

北海道ツアーの4日目。ようやく山頂に立つことができました。
山毛欅の北限の山、黒松内岳。
北海道百名山です。
翌日登ったすぐ南隣の長万部岳が東北の山と似ているのに比べ、
植生が大きく異なり、北海道らしい雰囲気を持っていました。
おそらくここが北海道らしさを醸し出す「亜寒帯」の南限なのかと
実感させられました。
標高はわずか740mで八王子の景信山と同じ程度ですが、
7合目から見上げるアルペン的で立派な山容は、到底そんな低い山とは
思われず、8合目からの急登と、太平洋と日本海を両方望める大展望は
悪路の林道やアブ、途中の強雨を突破して登っただけの価値がありました。