日光白根山 (準備不足で撤退)
- GPS
- 04:03
- 距離
- 7.4km
- 登り
- 461m
- 下り
- 461m
コースタイム
- 14:50 七色平 - 15:10 血の池地獄 - 15:30 ロープウェイ山頂駅
天候 | 晴れ (やや雲多め) |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2014年05月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
終点の清滝ICより国道120号を沼田方面へ進み丸沼高原スキー場へ |
コース状況/ 危険箇所等 |
登山時の2014年5月31日時点で登山道は残雪が沢山あります。 雪面をトラバースして進む箇所多いため、装備なしでの登山は危険です。 少なくともストック、軽アイゼンのどちらかの携行をお勧めします。 登山届はロープウェイ乗り場にて提出できます。 ロープウェイ乗り場及びその周りにお土産、軽食屋が有ります。 |
写真
感想
以前から仲間と予定していた5月31日の登山。体調や仕事との兼ね合いからなかなか本決まりとならず、山に行くことが正式に決まったのが週が明けてから。目的地も同様で、夏までの予定を考えると梅雨前に少し高いところに行きたいと思っていたので、当初は男体山を考えていたが、出発6時間前に同じ日光なら白根山にしようと急遽変更となった。以前から行きたい山だったのである程度の下調べは出来ていたが、皆さんのヤマレコで最新の山の様子を全く調べずに行くことになってしまった。
夜明け前に出発し、同行者を拾って現地を目指す。目的地の丸沼高原は、都心からだと関越道で行くのが速いと思っていたが、調べてみると東北道経由のほうが若干早いと出たため、素直に東北道からアクセスすることにした。
しかし、いざ東北道に乗ると事故により渋滞。なんだかんだで1時間半ほど時間を取られてしまい、当初の予定よりだいぶ遅れての到着となってしまった。
準備を整えロープウェイに乗り込んだときは既に11時。最終のロープウェイが16:30分の予定となっていたため、時間に追われたギリギリの登山になることはほぼ間違いなく、場合によっては引き返すことも視野に入れる事とした。
ロープウェイに乗り込み一気に2000mの地点まで。この日は天気がよく、背後に雪を貯えた武尊山や至仏山&燧ヶ岳の尾瀬の山々が見え、テンションが上がる。やがて見えてきた目指すべき白根山の山容にさらにテンションが上がる。
山頂駅を降りると広場になっており足湯などがある。景色もよく、観光目的の散策路も整備されているため登山以外でも楽しめるようになっている。が、今回は時間が無いため急いで準備をして登山をスタートした。
二荒山神社を過ぎ、鹿除けのフェンスを越えると樹林帯の登山道が始まる。背の高い針葉樹の中を進んでいくのだが、すぐに残雪に覆われてしまう。まさか間もなく6月になろうという時期にこれほど雪が残っているとは全く想像してなくて、軽アイゼンを持ってきていないため焦る。幸いまだ傾斜はそれほどではないため、ストックがあれば問題なく歩けるので、とにかく行けるところまで行くことにした。
雪道といっても、この時期、しかも遅い出発だからかなり緩い。最終のロープウェイに確実に間に合うためには14:00位には諦めて下山しなければならないので、それまでに山頂に着きたいが踏抜きも多く思ったようにペースが上がらない。すれ違う人に話を聞いても、皆「稜線に出るまでまだまだ雪道が続く」「アイゼン無しでも登れるが、下りはあったほうが良い。無いと慎重に下るから時間がかかる」と言う。自分たちの準備不足を後悔しながら先を急いだ。
大日如来を過ぎたあたりから所々傾斜もきつくなってくる。雪は相変わらずで、踏抜きとスリップに苦労させられる。しかもトラバースや直登箇所もあるため気を抜けない登山が続く。周りを見れば新緑の季節で緑が美しく、しかも雪が有る。万全の準備をしての登山ならこれほど楽しい山行は無かっただろう。
そうこうしているうちに14:00になってしまった。すれ違った人に聞くと、そこから山頂まではまだ1時間くらいはかかると言われた。もう少しで稜線に出て、そこからは雪は無いと言われたが、やはり時間的に厳しいと判断して無念の撤退を決めた。
下りはより慎重に歩いて行くが、相変わらずの踏抜き、スリップに苦労させられた。ただ、思ったより早く大日如来の分岐まで下れたため、ちょっと寄り道して七色平、血の池地獄を巡ってみた。この辺りの散策路も雪がたっぷりで、両箇所とも殆ど見どころはなかったが、スノーシューイングのコースにもなっているだけあって、雪上トレッキングとしては非常に楽しかった。同行者も普段は「雪山はやらない」と言っているのに、自分以上にはしゃいでいた。このまま雪山の魅力に目覚めてくれると嬉しい。
寄り道を終えて山頂駅に帰ったのは15:30頃。「天空の足湯」でまったりしながら目の前の白根山に必ず帰ってくるぞと誓ってから下山した。
さすがに物足りなかったので、まだ明るいことも有り、麓の丸沼、日光の竜頭の滝に寄り道。25年ぶりに訪れた日光をちょっと満喫して帰宅の途についた。
今回はとにかく準備不足の一言に尽きる。いくら直前に決定した目的地でも、みなさんのヤマレコにちょっとでも目を通していれば、アイゼン等の準備、あるいは別の山に変更できていただけに、自分の見通しの甘さを反省するばかりだ。
また渋滞に巻き込まれ到着が遅れたのも反省が必要だろう。暖かくなってきたことだし、これからの車での登山では、早くに現地入りして車中泊にしようと思う。
色々書いたが、日光白根山は素晴らしい山だった。すぐにでも再挑戦したい気もするが、どうせならまた残雪期に今度は準備を整えて挑みたい気もする。いずれにせよ、必ず再挑戦はするとここに誓って、この記録の終わりとしたいと思う。
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