ちょいっと天拝山
- GPS
- 02:18
- 距離
- 4.1km
- 登り
- 217m
- 下り
- 207m
天候 | 曇り時々雨 |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2014年06月の天気図 |
アクセス | |
コース状況/ 危険箇所等 |
登山口は「天拝山歴史自然公園」の奥に。 最初、分かりませんでした(笑)。 |
写真
感想
6月2日に梅雨入り宣言された北部九州。昨夜はちょっと強めに雨が降っていたけど、お昼頃には止んでいた。天気予報を見ると15時頃からまた降りだす模様。ならば、ちょいと天拝山に登ってみましょう。
宝満山と同じように地元民に親しまれている、標高258mの山。メインルートは地元の幼稚園児も登るという整備された緩い坂道で、九州自然歩道でもある・・・が、実は初めて登る。登山口に立つと、「菅原道真の歌碑をたどって天拝山のぼり」と銘打ってあり、一合ごとに山頂まで11本の歌碑が建っているらしい。
これから登るルートは「開運の道」と名付けられていた。ふうむ、宝満山の登山口となっている竈神社は「縁結び」で売り出しているし、筑紫野市観光協会も負けちゃおれん、と言ったところか(笑)。でも、菅原道真・天神様は「学問の神様」だしなぁ・・・開運とはイマイチ結びつかないような?
と思いつつ、起点の歌碑を見ると・・・く、暗い・・・。一合ごとに建つ歌碑の内容も・・・ネガティブの極み・・・。えーと、読むたびに、孤独と、嘆きと、厭世観のオンパレードDEATHよ。これ、どう考えても「開運」じゃないでしょ?(笑)。山頂に着く頃には、僕もすっかり世を儚んでいましたよ。
お?山頂にも歌碑があるね。ここで最後に逆転あり?と期待してみると・・・「天つ星 道も宿りもありながら 空にうきても 思ほゆるかな」って、最高にしかも壮大に孤独感丸出しだし・・・。うん、ここまで一途に恨み節が続くと、むしろ晴れやかなくらいだ(笑)。
そういえば二年前に他界した親父がよく言っていたな、「陰、極まれば陽と成る」って。これは道教の陰陽思想で天神信仰とはなんの関係もないけど、親父も菅公のような碩学というか、学者みたいな人だった。家庭内では神経質で口煩い人だったけど、外では豪放磊落なイメージで通ってた。人間誰しも多面性はあるし、自然界は常に微妙なバランスで成り立っている訳で、一面だけで人を断じることは出来ないというか、まあ、また酔って書いているから訳わからんけど(笑)、菅公も毎日嘆いてばかりいたわけじゃあるまい。と、思いたい(笑)。
登山道は良かった。市民に愛されているウォーキングコースと良く分かる。この日もひっきりなしに人が登って来ていた。山頂からの眺望も素晴らしい。夜にきたら夜景が凄いだろうな、こんど登ってみようっと。
やっぱいいよ、山は。
頭がからっぽになって、心がいっぱいになる。
今回は悲壮感で一杯になったけど(笑)。
コメント
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天拝山はまだ行った事ない山なんですが、
ネガティブ歌碑(?)の連続に笑いました。
一度どーんと落ちて、這い上がれってことでしょか?
あ、酔いレコやっぱ面白いです
カフェモカさん、コメありがとうございます。
確かに「ネガティブ歌碑」ですね
単体では味わい深い短歌も、これだけ攻められると…(笑)。
天拝山にはもう一つ歌碑が並ぶ「天神様の径」もあるそうなので、
次回はそっちも登ってみたいです。ってM体質みたい
酔いレコの翌朝はいつも二日酔い気味です
私も思っていました。(笑)
ちなみに分岐点右、小川の橋を渡って登ると天神さまの径、行者の滝経由の
THE登山道となります。(山頂展望台の裏に出ます。)
行者の滝は風情があっていい感じです。
ツルッティさん、コメありがとうございます。
天神さまの径はそれなりに登山道なんですね〜。
そのうち行ってみたいと思います。
そっちの歌碑も気になるものですから(笑)。
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