再度公園から森林植物園・再度山周回
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- GPS
- 03:27
- 距離
- 9.3km
- 登り
- 404m
- 下り
- 424m
コースタイム
- 山行
- 3:20
- 休憩
- 0:43
- 合計
- 4:03
天候 | 曇 |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2022年08月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
|
コース状況/ 危険箇所等 |
よく踏まれた登山道。道標有。 |
その他周辺情報 | 森林植物園の食堂”ル・ピック”。 |
写真
装備
個人装備 |
長袖シャツ
ズボン
靴下
グローブ
防寒着
雨具
靴
ザック
昼ご飯
飲料
レジャーシート
地図(地形図)
コンパス
笛
ヘッドランプ
GPS
ファーストエイドキット
保険証
携帯
時計
サングラス
カメラ
シュリンゲ
|
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感想
今週末は日本海の低気圧から延びる前線が南下して天気は下り坂という予想だ。金曜日の段階では土曜日の昼頃から降水の可能性が示唆されており、夜にかけて悪化するということだった。日曜日には徐々に回復ということで、日曜日に山に行くつもりで油断していた。ところが、土曜の朝、てんくらを一応見てみると、日曜は雨で土曜のほうが夕方までは天気が持ちそうなのだった。それから大慌てで準備をして、自宅を出る。天気のいいうちに登って降りる、という想定で、いつもより軽い行程を準備してある。駐車料金無料の再度公園に車を置き、シニアだから入園料がタダになる森林植物園まで、未踏のルートをなるべく取入れながら、楽ちんハイク。そして、ランチは森林植物園の食堂で、弓削牧場製チーズのサンドイッチを頂く。帰路も未踏部分の含まれる森林管理道を通って再度公園へ。ただこれではピークらしいピークがないので、最後に(とってつけたように)再度山に登っておこう。じっさいのところ、再度山は未だに未踏である。
再度公園をスタートして山道に入ると、ブヨ、メトマイの類がワンワンと寄ってくる。30%濃度の最強ディートを噴霧するも、敵はひるまない。こちらもみすみす餌食にはならないぞ。両手でパンパンたたきながら進む。時には2頭を同時につぶしてほくそ笑むが、敵の数は無限だ。腕がつかれるほど、終わりなき戦いが演じられるのだった。
やがて尾根に乗ると、南に再度山の烏帽子のような姿がのぞかれる。東には3週間前に探索した黒岩尾根が伸びている。高雄山への分岐を過ぎて分水嶺越へと向かう。ここは南ドウントリッジと呼ばれるところだが、北ドウントリッジと比べると平凡な尾根である。ドウントが彷徨した頃の六甲は禿山だったので、切れ落ちた岩稜のムードが濃厚に感じられたのであろう。このドウントはgoat ridgeの名付け親でもあるらしい。これが和訳されて長峰山の東の岩尾根が”山羊の戸渡”と呼ばれるようになったそうである。
そうこうするうちに舗装道路に降り立った。分水嶺越えである。ここから少々西に下って指導標に従い森林公園方面へと歩を進める。最初は緩やかな登り、続いて下りのトラバースに変わると、すぐに再度山ドライブウエイに出た。車道をわずかに北進したところで右前方に森林植物園西門が見えてくる。ここから入るのは初めてだ。無人となった西門の「出口」を押して中に入る。この辺りは人影もない。指導標に従って正門へと向かう。正門あたりではどうやら催し物が行われているようで、多くに人たちでにぎわっていた。我々は、ここのカフェが目当てだ。時刻はちょうど10時半、ル・ピックのランチタイムは・・・と目を凝らすと10時半から、とある。ということで、朝一番の客となった我々は、サンドイッチを注文して、一足早いランチとする。森林植物園にほど近い弓削牧場で作られたクリームチーズに新鮮な葉野菜、トマト、玉ねぎ、ピクルス、上質なハムをあたたかなベーグルにぎゅうぎゅうに押し込んで食べる。これらの素材の多くも、牧場自家製のようだ。こってりコーンスープと厚切りフライドポテトも付いている。最大級の大口を開けて食らいついたはいいが、その拍子に頬の内側を噛んでしまった。その瞬間に急ブレーキをかけたため大惨事には至らなかったが、歳のせいで全身たるんでいるのか、近頃、この種の”事故”が多い。無心で食べていると、危ういのだ。つまりは旨い証拠でもある。たかが”サンドイッチだが、いいものを頂いた充足感に気分が高まる。
帰路は、twenty crossingsを辿る。未だに崩壊による迂回路の指示が出ているが、登山者によってすでに立派な道が沢沿いにできていて、迂回する意味はないのだが・・・いずれにせよ再度公園に向かう我々はその迂回路を辿る。再びブヨ、メマトイがうるさくなる。「迂回路」は登りに登って林道に我々を導く。この林道から森林管理道を通って高雄山の肩をかすめ、再度公園へと下っていく。公園からは再度山をピストン。山頂の山名板には「日本百低山 再度山」とある。海側に広々と視界が開けるが、今日はあいにく霞んでいてすっきりとは見えないのが残念だ。すぐに来た道を辿り、公園の駐車場へと戻った。楽々ハイクの筈だったがしっかりと汗を絞られた。とはいえ、雨にも降られず、納得のランチを食べ、未踏のルートの探索もできて、満足の一日であった。
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