ニペソツ〜びしょ濡れの頂上で乾杯!〜
- GPS
- --:--
- 距離
- 13.5km
- 登り
- 1,506m
- 下り
- 1,504m
コースタイム
8:23 前天狗
8:45 天狗岳稜線
10:00 頂上着
10:26 頂上出発
14:23 登山口着
天候 | 雨。天狗のコル以降は風も強い。 |
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過去天気図(気象庁) | 2014年06月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
|
コース状況/ 危険箇所等 |
道は乾いたところあり、川になっているところあり、雪渓でみえないところあり。 稜線上は道ははっきりしていた。 |
写真
装備
個人装備 |
カメラ 2 コンデジ、デジイチ
飲み物500ml 3 お茶2水1
食料 携帯食、パン
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感想
斜里岳で一緒に林道を歩いた千歳のSさんと糠平温泉の駐車場で待ち合わせ。
彼はフルマラソンやトレイルランをしている人で、体力では全然かなわない根っからの体育会系。
朝4時に起きてSさんと話をすると、とにかく雨でもニペの頂上に立ちたいと言う。
そしていきなり「タウリン3000ですから!」とドリンクを渡された。
うわーこれはファイト一発だ! もう雨でも風でも行きます!どこへでも行きます!という気持ちになった。
天気は霧雨のような雨。普段ならまず登らないような天気。
駐車場に着くとなんと車は一台も止まっていない。あれだけ人気の山で、週末は混みあう登山口はガランとしている。
今日は誰も来ないかも、でももしかしてこんな日でも登る物好きな人もいるから後からくるかも、と色々思いながら出発。
誰もいないからニペ独り占めだとか、きっと頂上は雲の上かもしれない、おまけにツクモグサも待っているかも、ナッキーも待っているぞ!などすべて良い方向に考え登山口出発。
小天狗の岩場までは大体夏道が出ていた。
岩場を越えてから天狗のコルまで雪渓歩き。雪渓の踏み抜きをたくさんしながら登る。
前天狗に近づくとまた夏道が現れる。
場所によっては強風が吹き荒れ、這い松や笹などの間を抜けて体はびしょびしょ、濡れねずみのようなみすぼらしい格好になった。
視界はほとんどなし。雨と風の中ガスが流れている。
何も見えないのでゆっくり休憩したり写真撮ったりしないのでさくさく進む。
これもきっとタウリン3000のおかげだなあなどと一人感心する。
Sさんは僕の後ろから黙々とついてくるが疲れている様子はない。さすが体育会系。
天狗岳の稜線で足がつり気味になった。美瑛のツルハで買った薬を飲もうとしたら「そんな薬よりこっちの方が効きますよ」とSさんから漢方薬をもらった
「芍薬甘草湯(しゃくやくかんぞうとう)」
フルマラソンの時も飲んでいるという。
風雨の中それを飲むとあーら不思議、ほんとに5分もしないうちに足の痛みがなくなった!すごい!
その一回飲んだだけで、結局下山まで足はつる事もなくなんともなかった。
感謝感謝
ガスの中頂上も見えず登り続けて、10時に頂上着。
Sさんから乾杯しましょうとノンアルコールビールが出てきて頂上で乾杯!
Sさんはニペソツに来れてよっぽどうれしかったらしく、景色も何も見えない中写真撮りまくり!
僕も斜里岳で中途半端な終わり方したので、今日は絶対Sさんをニペソツに立たせたいと考えていたので一安心!
花は東側の崖を色々見て回ったが何も咲いてなかった。
途中多かったのはキバナシャクナゲやイワウメくらいで、まだこれからという感じだった。
帰路は、Sさんもばてたと言っていたが、前天狗の登り返しで強風と雨で体が冷え低体温症の感じになった。
ゴアのカッパも10年以上前のでほとんど撥水機能はなしになっていた。
これはやばいとフリースを着たが、アンダーウェアが山用ではなく、ユニクロで買った綿のTシャツだったのが失敗で何枚着ても寒い状況。車にはちゃんとした山用のTシャツがあったのに、車中泊に楽なTシャツのまま登ったのが悪かった。
これからはどんどん下山するだけなので我慢できたけど、トムラウシの南沼とか前トム平でこれだったらやっぱりやばかったかもと反省。
朝来た時よりも道は悪く、川の中を歩いてるような感じ。
登山靴も皮製登山靴だったけど中に水が入りぐちょぐちょ状態。
それでもなんとか無事に登山口に到着。
Sさんは達成感でいっぱいだったようで、一人では行けなかったと何回も言っていた。
雨の日はほとんど登らなかったので今日は色んな意味で勉強になった。
Sさんには晴れてたらもっと楽しいよと伝えておいた(笑)
糠平方面から帰るSさんと登山口で別れ、層雲峡に向かうため出発。
天気が悪く食事も満足に出来なかったので、十勝三俣にある素敵な店「三俣山荘」に寄ってみた。
前からあるのは知っていたが行くのは初めて。
きっと、ニペソツの事なら俺にまかせておけ、なんでも聞いてくれ的なマスターが居るのだろうと思いきや、なんとも品の良い女性の方が2名いて(親子かしら)、そこで食事をした。
ニペソツのバッジもありますよと言われたので、今日行って来ましたと言うと「え?こんな雨の中頂上までいったんですか?」しょうがない人だわねという感じで呆れられた。
食事は物足りなく思えたが意外としっかり食べれて、特にアスパラのスープが絶品だった!
その後いつものように黒岳の湯に入って帰札。
来週15日は前に漁岳でご一緒したTさんに誘われて伏見岳に行く予定です。
その方も山が命の方でいつもトレーニングをしているらしい。
ついていけるかな?大丈夫だろうか。
たまにゆるーい登山がしたいなあ。
コメント
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i-tomoさん、近頃すごい楽しいところいっぱい行ってますねぇ。
感心しきりでレコ見ています。
芍薬甘草湯、万が一のために買っておこうかなとおもっていたのですが、レコみて「絶対買う」に変わりました。痙攣の時とかいいと聞いていたんですけど、違うんですね。
あ、タウリン3000も必要かしら(笑)
持っていたほうがいいですよ!
僕は去年芦別岳の途中で足がつって登頂出来ませんでした。
その時にこれがあったらなあと今思います。
もちろんタウリン3000は必要です(笑)
楽しいところに行き過ぎちゃって家族からは冷たい目で見られています(涙)
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