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Yamareco

記録ID: 464183
全員に公開
沢登り
奥多摩・高尾

奥多摩・坊主谷

2014年06月14日(土) [日帰り]
 - 拍手
GPS
18:05
距離
4.2km
登り
462m
下り
498m

コースタイム

0825 坊主谷(峰谷林道)到着
0835 入渓
1400ごろ? 支沢を経て作業道へ脱出
1500ごろ? 浅間神社
1600ごろ? 下山(峰谷林道)
天候 晴れ時々曇り
過去天気図(気象庁) 2014年06月の天気図
アクセス
利用交通機関:
自家用車
0730 奥多摩駅集合(車)
コース状況/
危険箇所等
北大山岳部出身のベテラン2人に引率してもらった。当方のメンバー3人は初心者(残り1人は引率者の奥方)。我々も沢登り用の地下足袋(フェルト底)など基本的な沢装備を整えて臨んだ。

沢は先日の大雨のせいか、かなり増水していた。2月の大雪の影響とみられる倒木や雪渓(一部はスノーブリッジになっていた)も多く、頻繁に高巻きを繰り返す。3点支持の連続で、引率者が樹木にかけてくれたザイルに頼った個所もある。小滝をへつろうとしたsnowmanは手を滑らせて滝壺に沈み、胸までずぶ濡れになった。上半身が乾くまでは休憩する度に震えがくるほど寒かった。

大滝をいくつか越えたところで、nojiさんの体調不良(シャリバテ?)もあり、エスケープを決定。小さな支沢を経て作業道(崩壊気味の個所は多いが、歩行に大きな支障なし)に達し、それを南下して浅間神社付近で鷹ノ巣山の登山道に合流した。そこからほとんど踏み跡のない尾根を下って峰谷林道に出たが、この尾根がかなりの急勾配で地面も滑りやすく、何度も尻もちをつきながらの下山となった。
早くも、梅雨時の水流を実感しつつあり。
2013年01月02日 13:50撮影 by  DSC880D, Kenk
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1/2 13:50
早くも、梅雨時の水流を実感しつつあり。
フタリシズカ。安デジカメの限界を実感。
2013年01月02日 14:04撮影 by  DSC880D, Kenk
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フタリシズカ。安デジカメの限界を実感。
天気晴朗なれど、水激し。
2014年06月16日 11:05撮影 by  DSC880D, Kenk
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6/16 11:05
天気晴朗なれど、水激し。
立ち塞がる堰。いざ。
2013年01月02日 14:22撮影 by  DSC880D, Kenk
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立ち塞がる堰。いざ。
いざ、いざ、いざ。蟹。
2013年01月02日 14:23撮影 by  DSC880D, Kenk
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いざ、いざ、いざ。蟹。
右下にいます。大自然の前に、この小さき者たち。
2013年01月02日 14:33撮影 by  DSC880D, Kenk
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右下にいます。大自然の前に、この小さき者たち。
いざ、いざ、いざ。
2013年01月02日 14:44撮影 by  DSC880D, Kenk
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いざ、いざ、いざ。
F氏。ルートが犖える瓩蕕靴ぁ
2013年01月02日 15:18撮影 by  DSC880D, Kenk
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F氏。ルートが犖える瓩蕕靴ぁ
2014年06月16日 11:11撮影 by  DSC880D, Kenk
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6/16 11:11
2014年06月16日 11:11撮影 by  DSC880D, Kenk
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雪渓現る。
2013年01月02日 15:51撮影 by  DSC880D, Kenk
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雪渓現る。
H先生「潰されたら、死ぬよ」
2013年01月02日 15:51撮影 by  DSC880D, Kenk
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H先生「潰されたら、死ぬよ」
中央やや右上にいるよ。
2014年06月16日 11:12撮影 by  DSC880D, Kenk
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6/16 11:12
中央やや右上にいるよ。
2014年06月16日 11:13撮影 by  DSC880D, Kenk
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2014年06月16日 11:13撮影 by  DSC880D, Kenk
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左上にワサビ田が。昔の人は偉いね。
2014年06月16日 11:13撮影 by  DSC880D, Kenk
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左上にワサビ田が。昔の人は偉いね。
2013年01月02日 16:58撮影 by  DSC880D, Kenk
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2014年06月16日 11:14撮影 by  DSC880D, Kenk
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F夫妻を撮るTを撮る(ノジ)
2014年06月14日 09:22撮影 by  PENTAX Optio W90, PENTAX
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F夫妻を撮るTを撮る(ノジ)
倒木も半端じゃなかったね
2014年06月16日 18:24撮影 by  PENTAX Optio W90, PENTAX
6/16 18:24
倒木も半端じゃなかったね
2014年06月16日 11:14撮影 by  DSC880D, Kenk
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2014年06月16日 11:15撮影 by  DSC880D, Kenk
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最高到達点。雪渓が終わらない。
2013年01月02日 18:05撮影 by  DSC880D, Kenk
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最高到達点。雪渓が終わらない。
ルート変更。
2014年06月16日 11:15撮影 by  DSC880D, Kenk
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ルート変更。
銀霊草。函館以来かな、ひょっとすると。
2013年01月02日 21:16撮影 by  DSC880D, Kenk
1/2 21:16
銀霊草。函館以来かな、ひょっとすると。

装備

個人装備
ヘッドランプ
1
予備電池
1
1/25,000地形図
1
ガイド地図
1
コンパス
1
1
筆記具
1
保険証
1
飲料
1
ティッシュ
1
包帯
1
バンドエイド
1
タオル
1
携帯電話
1
計画書
1
防寒着
1
水筒
1
時計
1
非常食
1
ツェルト
1
救急用品
1
沢登り用地下足袋
1
ザイル(8mm×20m1)
1
シュリンゲ
3
ハーネス
1
カラビナ
3
ヘルメット
1

感想

坊主谷で、シャリバテを初めて経験しました。藤原氏の分析によると、原因はたぶん.瓮敬埖⊃寡埖N笋┃ぅ好肇譽后並凜汽鵐瀬襪フィットせずしょうっちゅう履き直し)、が原因ではないかということでした。もちろん朝飯は普通に食って、途中でもおにぎりをパクつきましたが、それでもメシが足りなかったようです。「沢は、普通の山の倍の体力を消耗する」と藤原氏は言うてました。

この日は入渓の最初から、いつもより足が重かったんです。それでも全行程の3分の2を過ぎたころから足が上がらなくなり、めまい、どうき、強い吐き気が加わったので、斜面に腰を下ろし、F氏に相談。そこで30分近く休憩を取らせてもらいました。なかなか症状が治まらず、「こりゃ、脳か心臓をやったかな。ここでヘリ呼んでも難しいわな」と変な想像ばかりたくましくなったところへ、F氏が小生の荷物をぶんどり、軽食を食わせ、水を飲ませ、励ましてくれたので、何とか支尾根からエスケープルートへ移動できたと思います。

エスケープ中はずっと、細い滝の中を四つん這いで遡上し、エスケープルートに避難したところで紅茶を回し飲みして、体力は完全に回復しました。小生が動けなくなってから、この間約1時間ちょっと。「雪渓が邪魔してたから、ちょうどいい具合になった。野島さんのおかげだよ」というF氏のひとことで、小生は沢を嫌いにならないで済んだと思います。繰り返しますけど、F原A生という男は、そういう男です。

誰にでもお勧めできる山のスタイルではありませんが、普段やらないことをやれる楽しさと厳しさを両方学ぶことができました。それにしても、シャリバテって、しんどいです。ほんとに。

ノジ拝

最高に楽しかったです。以前はわざわざ苦労して沢を登る意味がよく分かりませんでしたが、やってみたらすごく奥が深い。アスレチック的な楽しみやスリルもありますが、複雑な沢の地形をよく見て、どう攻めるかを判断する知的な要素もあるんですね。

もちろん、我々シロート3人衆にはそんな判断力はありませんが、ベテラン二人が何度も偵察に出かけては「これは巻こう」「ここは降りられる」などとやり取りするのを見て、ルート選択の重要性が分かりました。また、水量が多い滝や雪渓(というより「デブリ」と呼びたくなるような雪の塊、一部はスノーブリッジ)が崩れそうな個所を避け、高巻きを繰り返しましたが、Hさんは「沢登りの事故の大半は高巻きやへつりで起きる。沢に入っている時はあまり起きないんです」とおっしゃっていました。なるほど。

それでも逆巻く激流で川底が見えない個所に足を踏み入れるのは勇気がいります。もう一人のベテランFさんは「水流の表面をよく見れば、川底がどうなっているか分かるよ」と言っていました。うーん、その域に達するのはいつのことか。他にも「水がはねて砕けている個所は足を置きやすい」とか、いろいろ教わりました(その辺はnojiさん、先導師補さんのフォローを期待)。

道具も買ったことだし、ベテランのご指導を仰ぎながら、これから時々やってみたいと思います。

ちなみにルート図の最後が直線になっているのは、私のiPhoneがバッテリー切れになったためです。GPS電波を受信しにくい沢筋ということもあり、かなり不正確であることをご了承下さい。

楽しかった。それでも、見事に左から転倒し、川面に。甘く見ないようにしたい。

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