記録ID: 4655840
全員に公開
沢登り
日高山脈
野塚岳〜オムシャヌプリ
2022年09月02日(金) ~
2022年09月04日(日)
![情報量の目安: C](https://yamareco.org/themes/bootstrap3/img/detail_level_C2.png)
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- GPS
- 56:00
- 距離
- 12.8km
- 登り
- 1,816m
- 下り
- 1,832m
コースタイム
1日目
- 山行
- 9:10
- 休憩
- 0:20
- 合計
- 9:30
2日目
- 山行
- 8:40
- 休憩
- 1:20
- 合計
- 10:00
5:00
300分
C1
10:00
11:20
220分
オムシャヌプリ東峰
15:00
c610二股
3日目
- 山行
- 1:30
- 休憩
- 0:00
- 合計
- 1:30
7:30
90分
C2
9:00
ゴール地点
部員の送りで野塚トンネルへ。いよいよ長い沢旅が始まる。作業道を使って川に下りるという情報だったが、おりても梯子はない。一度戻ってトンネル右側の
建物裏を歩き回っていると梯子を発見したのでそれを使った。ニオベツ川は大きな石が転がる荒れ気味のゴーロ帯が c720 まで続き、c720 で右岸から滝状の支流が合流。以降沢が深くなる。そこから小滝を 3〜4 ほど超えると c780 三股。全て滝で合流しており、進む中股の F は左岸を巻き気味に登る。浮石が多くホールドになる草も微妙なものが多かったのでL がトップをして後続にはロープを出す。
c920 二股は右へ。左は崩落してガレで埋まっている。以降源頭まで一本の滝のような感じ。岩盤上の連続する滝をひたすら c1250 くらいまで登り続ける。平らになる瞬間がない。かなり上部まで水は出ており、水が涸れてから 20 分ほど、藪漕ぎなしでピークのやや南側に出た。
下りは最低コルよりやや北側から踏み跡をたどって沢型へ。序盤は V 字の深い急な沢型を転ばないように降ろしていく。水が出始めてからも結構急で緊張する。c930 からは依然両岸たっているものの若干開ける。c750〜600 あたりは滝が連続しており、C.D.できるものが多いがどれも手ごわい。結構消耗した。最後の(c670?)滝は C.D.できそうになかったので、残置スリングを使って ab。トップは水流を降りたが、流れに巻き込まれて危険ということで、釜の左岸側に下りられるようにセットしなおした。色々その他不具合もありこの滝だけで 1 時間もかかってしまった。後は河原を歩いてテンバまで。平らで薪も多く、快適なテンバ。
C1〜野塚川〜オムシャヌプリ〜上二股の沢〜c610 出合=C2(9h)
5:00 出発。前半は荒れた沢。両岸からの支流はわかりやすい。c620 二股までに美しい釜持ちの段差が連続している。二股は滝で合流しており、進む右股の滝の右岸を直登。正面に続く左股の方も大きい滝が見えた。ここから連続して滝。基本的に左右どちらかを直登できるが、一つだけ右岸を高捲いた。おそらく c680 の三段 F のどれかなのだろう。それを超えると c720 の滝×4。右岸、左岸、左岸、右岸巻き気味で行った。三つ目の左岸はかなり手ごわかったようで、トップが一年目にシュリンゲを垂らしていた。L は右岸を行ったがおすすめしない。
c800 は滝気味に合流。進む右股の方が水流が少なく、茂みに進んでいく感じで少し不安になる。滝はここからは出てこず、ひたすら標高を上げていく。水はおそらく c1100 くらいできれる。ヘロヘロになって沢型を詰めると藪に突入。コンタにすれば
わずかに 50m ほど。ピークの北東の尾根に出て、若干踏みあとっぽいものをたどりピークへ。ピークは三角点はないが巨大な岩があり、その上に立つと気持ちがいい。これから下る沢や次に登る十勝岳が見えて最高の気分。海も見えた。
これからに備えて天気を見るために電波をとる。が、そこで部活動特有の諸事情が発生したことを知り、突然の強制下山を余儀なくされた。襟裳岬まで歩く長いはずだった沢旅が、そして我々の夏が終わった。
各々吐き出したい様々な思いを胸に秘め、もう一度集中しなおして下降を開始する。コルまで下り、そこから適当に沢型へ。基本的に上から下まで水は出ておらず、ひたすらガレが詰まっている。モチベーションとパフォーマンスの相関関係を身をもって感じる。切れそうになる集中力を何とかつないで出合に到着。テンバは少し下った右岸側の台地上。増水に強く平らで快適。余りに余った行動食を食らい、エッセンを食らい、個スぺを食らった。おそらく皆色んなことを頭の中で反芻しながら、ゆっくりと眠りについた。
C2〜野塚トンネル下山(1h30m)
荒れた河原歩いて翠明橋へ。作業道あがって野塚トンネルへ。温泉行って飯行って帰札。
建物裏を歩き回っていると梯子を発見したのでそれを使った。ニオベツ川は大きな石が転がる荒れ気味のゴーロ帯が c720 まで続き、c720 で右岸から滝状の支流が合流。以降沢が深くなる。そこから小滝を 3〜4 ほど超えると c780 三股。全て滝で合流しており、進む中股の F は左岸を巻き気味に登る。浮石が多くホールドになる草も微妙なものが多かったのでL がトップをして後続にはロープを出す。
c920 二股は右へ。左は崩落してガレで埋まっている。以降源頭まで一本の滝のような感じ。岩盤上の連続する滝をひたすら c1250 くらいまで登り続ける。平らになる瞬間がない。かなり上部まで水は出ており、水が涸れてから 20 分ほど、藪漕ぎなしでピークのやや南側に出た。
下りは最低コルよりやや北側から踏み跡をたどって沢型へ。序盤は V 字の深い急な沢型を転ばないように降ろしていく。水が出始めてからも結構急で緊張する。c930 からは依然両岸たっているものの若干開ける。c750〜600 あたりは滝が連続しており、C.D.できるものが多いがどれも手ごわい。結構消耗した。最後の(c670?)滝は C.D.できそうになかったので、残置スリングを使って ab。トップは水流を降りたが、流れに巻き込まれて危険ということで、釜の左岸側に下りられるようにセットしなおした。色々その他不具合もありこの滝だけで 1 時間もかかってしまった。後は河原を歩いてテンバまで。平らで薪も多く、快適なテンバ。
C1〜野塚川〜オムシャヌプリ〜上二股の沢〜c610 出合=C2(9h)
5:00 出発。前半は荒れた沢。両岸からの支流はわかりやすい。c620 二股までに美しい釜持ちの段差が連続している。二股は滝で合流しており、進む右股の滝の右岸を直登。正面に続く左股の方も大きい滝が見えた。ここから連続して滝。基本的に左右どちらかを直登できるが、一つだけ右岸を高捲いた。おそらく c680 の三段 F のどれかなのだろう。それを超えると c720 の滝×4。右岸、左岸、左岸、右岸巻き気味で行った。三つ目の左岸はかなり手ごわかったようで、トップが一年目にシュリンゲを垂らしていた。L は右岸を行ったがおすすめしない。
c800 は滝気味に合流。進む右股の方が水流が少なく、茂みに進んでいく感じで少し不安になる。滝はここからは出てこず、ひたすら標高を上げていく。水はおそらく c1100 くらいできれる。ヘロヘロになって沢型を詰めると藪に突入。コンタにすれば
わずかに 50m ほど。ピークの北東の尾根に出て、若干踏みあとっぽいものをたどりピークへ。ピークは三角点はないが巨大な岩があり、その上に立つと気持ちがいい。これから下る沢や次に登る十勝岳が見えて最高の気分。海も見えた。
これからに備えて天気を見るために電波をとる。が、そこで部活動特有の諸事情が発生したことを知り、突然の強制下山を余儀なくされた。襟裳岬まで歩く長いはずだった沢旅が、そして我々の夏が終わった。
各々吐き出したい様々な思いを胸に秘め、もう一度集中しなおして下降を開始する。コルまで下り、そこから適当に沢型へ。基本的に上から下まで水は出ておらず、ひたすらガレが詰まっている。モチベーションとパフォーマンスの相関関係を身をもって感じる。切れそうになる集中力を何とかつないで出合に到着。テンバは少し下った右岸側の台地上。増水に強く平らで快適。余りに余った行動食を食らい、エッセンを食らい、個スぺを食らった。おそらく皆色んなことを頭の中で反芻しながら、ゆっくりと眠りについた。
C2〜野塚トンネル下山(1h30m)
荒れた河原歩いて翠明橋へ。作業道あがって野塚トンネルへ。温泉行って飯行って帰札。
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