八甲田山；谷地温泉〜高田大岳・大岳・赤倉岳〜酸ヶ湯

2022年09月09日(金) [日帰り]

• GPS: 07:49
• 距離: 15.7km
• 登り: 1,428m
• 下り: 1,322m

コースタイム

日帰り

• 山行: 5:31
• 休憩: 2:56
• 合計: 8:27

距離 15.7km 登り 1,434m 下り 1,330m

7:37 高田大岳登山口
8:58 8:59 天狗の踊場
9:19 9:55 高田大岳
10:17 高田大岳と小岳鞍部の分岐
10:41 11:12 小岳
11:25 八甲田大岳・小岳・仙人岱 分岐
11:38 11:43 八甲田大岳森林限界
11:48 11:49 鏡沼
11:55 12:43 八甲田大岳
12:53 大岳鞍部避難小屋
13:08 13:13 井戸岳の山名標識
13:19 13:33 赤倉岳
13:40 13:44 赤倉岳分岐
13:57 13:58 宮様コース分岐
14:06 田茂萢岳
14:10 田茂萢岳自然研究路中間地点分岐
14:20 14:21 宮様コース分岐
14:37 寒水沢と宮様コース登山道合流地点
14:42 毛無岱分岐
14:47 15:14 上毛無岱休憩所
15:23 15:24 毛無岱の階段
15:29 下毛無岱休憩所
15:45 城ヶ倉分岐
15:59 16:00 酸ヶ湯温泉
16:04 酸ヶ湯公共駐車場

天候

快晴

アクセス

利用交通機関：

自家用車

03:00自宅発〜06:30酸ヶ湯温泉駐車場

コース状況／危険箇所等

青森は2週間ほど雨が降っていないとのことで，高田大岳〜小岳間の泥濘もまったくなくスムーズに進むことができました

写真

9/9 8:50

岩手山を望むことができました
※登った時には左側に写る2つの山の左の山だと思ってましたが，思えば写真真ん中より少し右奥にある山ですね(^^;

9/9 9:20

岩木山と大岳

9/9 9:49

赤倉岳と陸奥湾

9/9 9:49

大岳，赤倉岳，陸奥湾

9/9 9:50

下北半島

9/9 9:51

小川原湖

9/9 10:23

高田大岳

9/9 10:24

小岳と赤倉岳

9/9 10:43

大岳と赤倉岳

9/9 10:43

岩木山と大岳

9/9 10:43

小岳山頂より，岩木山と大岳，赤倉岳

9/9 11:53

大岳山頂直下より，高田大岳と小岳

9/9 11:57

大岳山頂より，陸奥湾

9/9 12:38

岩木山と陸奥湾

9/9 13:18

赤倉岳

9/9 13:19

高田大岳と小岳

9/9 13:20

赤倉岳より，陸奥湾

9/9 13:20

岩木山と赤倉岳の山体崩壊跡

9/9 13:37

毛無岳と湿原，岩木山

9/9 14:13

毛無岳より，左から田茂萢岳，赤倉岳，大岳

9/9 15:32

左側から、田茂萢岳、赤倉岳、井戸岳、大岳

9/9 16:37

睡蓮沼より，歩いた山々，右側から高田大岳，小岳，大岳，硫黄岳←歩いていない

撮影機器：

iPhone 12 mini Apple

装備

個人装備

ｻﾞｯｸ(ｻｿﾛﾝ12L) 靴(ｽｶﾙﾊﾟ) ｷｬｯﾌﾟ 半袖ｼｬﾂ(夏用) ﾚｯｸﾞｱｰﾑ 長ﾊﾟﾝ ｺﾝﾌﾟﾚｯｼｮﾝﾀｲﾂ 靴下 雨具(上のみ) ｸﾞﾛｰﾌﾞ ｽﾄｯｸ ﾀｵﾙ 飲料(ｶﾙﾋﾟｽ500mm/ﾘﾎﾟﾋﾞﾀﾝｳｫｰﾀｰ500mm/ｱｸｴﾘｱｽ900mm) 行動食(薄皮ﾊﾟﾝ/ﾄﾚｲﾙﾐｯｸｽ/SOYJOY) 昼食(ｶｯﾌﾟﾗ(ﾘﾌｨﾙ)) ﾁﾀﾝｶｯﾌﾟ(600mm) ﾊﾞ-ﾅｰ OD缶 ｽﾀﾝﾄﾞｺｼﾞｰ 箸・ｽﾌﾟｰﾝ 着替え(靴下/ﾒﾘﾉｳｰﾙ長袖/ｶｰﾃﾞｨｶﾞﾝ/ﾈｯｸｳｫｰﾏｰ) AppleWatch iPhone GoPro_HERO9 ﾓﾊﾞｲﾙﾊﾞｯﾃﾘｰ ﾍｯﾄﾞﾗﾝﾌﾟ 予備眼鏡 ｻﾝｸﾞﾗｽ ﾏｽｸ 熊鈴

感想

blues55

お盆前に登った北岳以来，宮城は，梅雨のような天気が続き，晴れるどころか青空も望めない始末。
本来は，後立山や飯豊連峰などいろいろとワクワクな山登りを計画していたのですが，まったく晴れる様子もなく，何とか晴れそうな山を見つけては，山行計画を作りますが，いざ前日になると，重い雲が覆ってきて，あえなく中止。
結局一ヶ月以上山に通っていない事態にいよいよ精神的な限界を迎え，とにかく晴れる山を探して登るだけ登る。場所は問わない，どこだ！？と探してみると，飯豊が晴れそう。よっしゃ2年ぶりのダイグラだ!!と息巻いていましたが，これがまた前日に怪しい感じが・・
雨は降りそうにないものの，雲がかっていて見晴らしが効かなそうな感じ。しかも，しょっちゅう予報が変わっている。落ち着かないなぁ信用ならないぞと前日の午後に新たな山探し。
どうも八甲田山が良さそうな感じ。なるほど，既に山行計画は作ってありますよ。この一ヶ月，計画を作っては中止の繰り返しでだいぶ溜まっています。八甲田山となれば，セットで岩木山もだね。そして，せっかくなので，寒立馬を見てみたいなぁ。
と言うことで，3日間の行程に。前置きが長くなりましたが，2年ぶりに青森県の山々を登ってきました。
朝3時に自宅を出発。宮城は相変わらず重い雲に覆われていましたが，青森に入ると，日の出とともに見事な快晴。青空久しぶりだなぁと感慨に浸りながら，6時半に酸ヶ湯温泉に到着。ここから自転車に乗って，谷地温泉に下ります。事前に地図でチェックしたところでは，谷地温泉まで200mほど下るものの序盤は，峠に向けて若干の登りがあることは覚悟していましたが，やっぱり登りはキツかった。山の自転車漕ぎはとにかく大変です。朝からいきなり負荷がかかったせいか，若干えずき気味になりながら，7時半に谷地温泉到着。
早速，登山開始。久しぶりの山歩きですから，リハビリを兼ねて，ゆっくり進みます。1時間ほど進むと，どんと目の前に見事な円錐形の山，これが高田大岳か，地図で確認すると500m以上の急登らしい。
なかなか手強いぞ！と1時間半ほど格闘しながら10時前に山頂到着。山頂からは陸奥湾がきれいな海岸線を描いてはっきりと見えています。右手を見ると，太平洋も。南側には，岩手山も!!（のような山がありましたが，後から違う山と言うことが判明）その奥には，鳥海山も!!（のような山がありましたが，多分違うかな・・・）左手には，これから進む大岳，そしてその向こうには津軽平野と岩木山が聳えています。これはいいな，快晴の山を選んで登った甲斐があった。暫し，展望を満喫し，小岳へ。
にしても，高田大岳は勾配がキツい。
一度下って，また登って1時間ほどで小岳到着，大岳が段々大きくなる。前回は，ガスガスだったので，こんな眺めだったのかと目を見張りながら，いざ大岳へ。
ちょうど正午に大岳到着，目の前にさらに大きく陸奥湾が広がっています。つくづくいい眺めだ。
昼食を取りながら，風もないので，一時間ほど深く堪能。海側にはこれから進む井戸岳と赤倉岳が鎮座していて，あそこに登れば，さらに陸奥湾が近づくなぁと期待しながら，一旦降りて，また登り返し。
井戸岳の生々しい火口跡を越えて，赤倉岳へ。さらにさらに大きくなった陸奥湾や津軽海峡も望むことができました。そして，陸側を見ると，毛無岳の湿原が箱庭のように広がっていて，紅葉シーズンはどんな眺めになるんだろう！？と想像を膨らませつつ，田茂萢岳へ。
このあたりまで来るとロープウェイも近いせいか，登山の格好ではない方もちらほら見えます。小さいですが，きれいな湿原を見ることができました。
田茂萢岳から湿原を周回して，宮様ルートと言われる毛無岳の湿原に下ります。やはり見事な湿原。進む先には，岩木山，振り返れば，田茂萢岳，赤倉岳，大岳が見下ろしていて，誠にいい景色です。
酸ヶ湯温泉には1時間ほどで下山しましたから，登山口からこの位近い距離に絶景が広がっている八甲田山は，さすが百名山と感じました。
今回，高田大岳・小岳・大岳・井戸岳・赤倉岳・田茂萢岳・毛無岳と7つの山を上り下りしながら，巡りましたが，陸奥湾と湿原が織りなす展望と火山帯特有の変化のあるルートでとても歩きがいのある山行となりました。
今度は，紅葉時期か残雪期に歩いてみたいと思います。