酒を背負って〜鬼怒沼と加仁湯温泉〜
- GPS
- --:--
- 距離
- 13.2km
- 登り
- 946m
- 下り
- 700m
コースタイム
6:50 女夫淵駐車場発
8:15 八丁の湯
8:25 加仁湯温泉(下山後のお酒を預かって貰いました。)
9:00 日光沢温泉
9:55 オロオソロシの滝展望台
11:25 鬼怒沼
12:00 鬼怒沼北端分岐
(昼食休憩)
12:55 鬼怒沼発
14:10 オロオソロシの滝展望台
15:10 日光沢温泉
15:00 加仁湯温泉着
【2日目】
雨のため送迎バスで女夫淵駐車場へ
天候 | 曇り(時々晴れ間も!) |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2014年06月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
|
写真
感想
今回の山行は,日本最高峰湿原と言われる鬼怒沼湿原を巡り,秘湯「加仁湯温泉」で旅の疲れを癒すという贅沢プランです。梅雨の最中で天気が危ぶまれたものの,予報では曇りがちながら何とかもちそうとのことでしたので,期待に胸が膨らみました。
集合場所の宇都宮を4時に出発し,旧女夫淵温泉の駐車場には6時過ぎに到着。
最後の山道は見通しが悪い上に細く曲がりくねっていて,運転手泣かせです。後部座席の僕は車酔いに苦しみました。
女夫淵温泉は「見える露天風呂」として有名でしたが,去年の大地震で廃業してしまったとのことです。…残念。
ここから「八丁の湯」「日光沢温泉」「手白澤温泉」そして今晩お世話になる「加仁湯」のある奥鬼怒温泉郷まで歩き,さらにそこから鬼怒沼湿原まで登ることとなります。
加仁湯まで道は標高差300Mとのことですが,「そんなにあったかな?」と思うほど平坦なものでした。
心配していた天気も,雲が多かったですが時折太陽が顔を出してくれて,歩くと暑いくらいです。
のんびりハイキング気分で仲間とワイワイ登ること1時間半,加仁湯に到着しました。この時点でチェックインし,下山した後のお楽しみ用の酒類を預かってもらいます。今回はメンバーの多くが酒好きなこともあり,タイトルのとおり「春」ならぬ「酒を背負って」の山行です。それぞれ日本酒やワインを瓶ごと持ってきていたので,ザックが一気に軽くなります(昼食用のビールを担いでいたメンバーはまだまだ重そうでしたが)。
加仁湯の風情ある建物の脇を抜けて鬼怒沼へ向かう途中,地震か大雨の影響と思われる土砂崩れの傷跡が多く残っていて,中には車より大きい岩が道を跡形もなく潰している箇所もありました。
日光澤温泉から先は道も本格的な登山道となり,急登が続いていきます。「オロオソロシの滝」が遠くに見える休憩場所を越えてしばらく登り,だいぶ頑張ったと思いきやまだ行程の1/3が残っているとの表示。なかなかの手ごたえです。
それでも歩いていると涼しいそよ風が感じられ、気持ちのいい登りを楽しみました。
ちょうど疲れも溜まってきたころ急登が終わり,緩やかな登りが続き始めます。この辺りの登山道にはところどころ雪が残っている部分もあって,溶けた雪で道がぬかるんでいました。
加仁湯を出発して2時間半,鬼怒沼の入り口に到着しました。急に視界が開け,感動的な湿原の光景が広がります。
時期は少し早かったようですが,いくつかの色とりどりの花が咲いていました。僅かながら燧ケ岳や日光白根山も遠望することができ,嬉しかったですね。
鬼怒沼山は山頂からの展望がよくないとのことなのでパスします。麦酒で乾杯し,カップラーメンの昼食をとって下山しました。湿原では風も少し冷たく感じられ,1枚羽織りました。
下山後に入った加仁湯の白濁とした露天風呂はもう最高でした。関東にこんな温泉がまだあったのかと感激しました。日帰りもできるルートですが,この温泉に入らないのはちょっともったいないですね。
そして背負ってきた酒で宴が始まります。でも夕食の6時までに飲み食いしすぎてしまい,せっかくの夕食も持て余し気味となってしまったのはちょっと残念でした。
朝が早かったこともあって2次会も早々にお開きとなりました。
二日目は予報どおり朝から雨でした。
あえてレインウェアの撥水テストを希望する者もいないので,加仁湯の送迎バスで女夫淵まで送ってもらい,帰路に着きました。
グループでの山行も楽しいですね。
次はどこに行きましょうね。
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