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記録ID: 4692759
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ハイキング
日光・那須・筑波

大真名子山・小真名子山 子供目線での父と母

2022年09月17日(土) [日帰り]
 - 拍手
体力度
4
1泊以上が適当
GPS
09:54
距離
21.6km
登り
1,217m
下り
1,212m
歩くペース
速い
0.80.9
ヤマレコの計画機能「らくルート」の標準コースタイムを「1.0」としたときの倍率です。

コースタイム

日帰り
山行
7:47
休憩
2:06
合計
9:53
距離 21.6km 登り 1,217m 下り 1,215m
6:48
6:52
99
8:31
9:06
33
9:39
9:52
32
10:24
11:16
46
12:02
12:08
59
13:07
13:17
57
14:14
14:19
30
14:49
14:50
37
上記外に 7:54-8:03 10分休憩(2230m地点)
過去天気図(気象庁) 2022年09月の天気図
アクセス
利用交通機関:
自家用車
東北道・日光道経由で清滝インター。
梵字飯場跡にAM3時頃到着。この時点で先着は1台のみ。そのまま仮眠する。
コース状況/
危険箇所等
注意個所:小真名子山から富士見峠までは、急なガレ場の中を下るため、慎重に歩くことになります。

★志津越え〜大真名子山
最初は笹の被る道を緩やかな傾斜でスタート。八海山神像を見て急登に移行します。2000mあたりで若干緩み、だんだん緩急が混じるようになると、山頂が近づき背後に男体山が大きく見える場所に出ます。そして、鎖梯子が出現して山頂です。
三角点を探しましたが見つけられませんでした。離れた場所にあるようです。
★大真名子山〜小真名子山
少し下って、緩やかな稜線を行き、再び荒れた感じもある道を大きく下って鞍部の鷹ノ巣の広場に着きます。小真名子山への登りは、ゴーロ状の150mの急登で始まります。手足を使う厳しい急登です。これを過ぎれば傾斜も緩み、山頂が近づきます。
★小真名子山〜富士見峠
北側の反射板の三角点のある展望地からしばらく急坂を下ると、ガレ場の中を下る道に変わり、左側の淵に沿ってつかまりながら降りていきます。これを回り込むとロープのある垂直に近い岩を下り、再びガレ場の上に出ます。今度は捕まるものも無く、崩れる足元に気を使いながら慎重にガレ場の真ん中を降りていきます。一旦樹林に入りますが、再び長いガレ場に出て黄色ペンキに導かれて注意して下ります。最後は枯沢のゴーロのようになり、富士見峠に出ます。
★富士見峠〜志津越え(林道)
最初は枯沢のようになってしまった、ゴーロ状の道を歩きます。普通に登山道です。下るごとにだんだん道は良くなっていき、車両も通れる道へと変わっていきます。
大真名子山山頂の直下から見る男体山。山中では唯一男体山の全貌が見える場所でもあります。
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大真名子山山頂の直下から見る男体山。山中では唯一男体山の全貌が見える場所でもあります。
小真名子山の山頂手前から振り返る大真名子山。
小真名子山の山頂手前から振り返る大真名子山。
小真名子山から富士見峠への下りから見る女峰山。大真名子山、小真名子山とも終始女峰山の美しい姿を見る山旅となります。
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小真名子山から富士見峠への下りから見る女峰山。大真名子山、小真名子山とも終始女峰山の美しい姿を見る山旅となります。

装備

個人装備
長袖シャツ ズボン 靴下 グローブ 雨具 ザック 昼ご飯 行動食 非常食 飲料 ヘッドランプ 予備電池 ファーストエイドキット 携帯 時計 地図 コンパス 計画書 カメラ

感想

梵字飯場跡に停めた車の中で目を覚ますと、夜が明けて到着した車から次々と山に向かって人々が歩き出していきます。目を覚ましたばかりの緩慢な動作で外に出てみると、朝の澄み渡った空気に触れ、少し山に向かう気分が高まりました。この前日光を訪れたのは、8年前に太郎山に登った時で、その時は登山口まで車で入りましたが、今日はここからです。日光ファミリーの山々は、今まで男体山と太郎山を登ったのみで、今日は二人の愛児、大真名子と小真名子に登らせていただくことにします。

さて、二人の愛児は、父と母の間に挟まって守られている格好になっているのですが、乗り越えていくのは大変なので、父の背後をつかせていただきます。志津越えで父親の背後から、登らせていただきますよと念じて山の中に入り、急登をこなして現れた山頂直下の展望地から男体山の後ろ姿が大きく見えました。右に戦場ヶ原や中禅寺湖を見せる均整の取れた姿と絵になる風景。今日は、子供の目線で父と母を見る日だなと気づきました。大真名子はいつも父親の凛とした背中を見ているのですね。

大真名子の山頂からは、女峰山や太郎山も見えてきます。そして、ファミリー以外では、日光白根山や皇海山も立派な姿を見せています。既に男体山は見えず、ここからは日光の母の女峰山が視界を占有していきます。そもそも今日、日光を訪れたきっかけの一つに、先週日留賀岳から女峰山・太郎山・白根山を見たという事もありました。その時は、女峰山は真名子を守っているのか、大きな姿の中に大真名子山・小真名子山を隠していたのでした。ですから、女峰山のイメージは、がっしりしたタイプの肝っ玉母さんのイメージでした。

大真名子山から小真名子山に向かいます。小真名子山への登りは短いながらも、かなりの急登。急登は嫌いではないのですが、これはやり過ぎだろうというくらいの急坂を登ります。そして、末っ子の小真名子山の前には大真名子山、右に太郎山があり、左に女峰山が大きく広がっています。女峰山は帝釈山と赤薙山のピークを両側に持ち、右手に三兄弟を連れているという形です。

さて、小真名子山からのガレ場の下り。遮るもののない空間に女峰山の全容が大きく浮かび上がります。小真名子山から見る女峰山は大柄な優しい母というよりは、優しさの中にも厳しさを見せてくる、美貌の母でした。これも小真名子山のガレ場とうまくコラボして、帝釈山から延びる美しい稜線と、本峰の山頂部のキリっとした小顔を見せつけてきます。さあ、そこを下ったら今度はこっちだよと言われた気分ですが、さすがに日を改めさせていただきます。小真名子山も女峰山の隣に守られながら、上り下りの厳しさは厳格な美貌の母の影響を受けているように思いました。

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