皇海山(クラシックルート)
- GPS
- 11:13
- 距離
- 24.8km
- 登り
- 2,167m
- 下り
- 2,149m
コースタイム
- 山行
- 10:19
- 休憩
- 0:54
- 合計
- 11:13
天候 | 文句なしの快晴。朝の気温は16度ほど。 |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2022年10月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
|
コース状況/ 危険箇所等 |
登山口〜一の鳥居:夜間に歩いても問題なし。 一の鳥居〜庚申山荘:若干迷いやすい個所あり。少し明るくなってから移動したほうが楽。 庚申山荘〜庚申山:何気に迷いやすい。マークを丹念に追い、少しでも違和感を感じたらルートを確認することが必要。 庚申山〜白山:ルートは概ね明瞭。多分薬師岳のあたりだと思うが、一瞬別尾根に乗りそうになった。注意。 白山〜鋸山:核心部。鎖はしっかり整備されている。 鋸山〜皇海山:鋸山付近に岩場がある以外は安全。 鋸山〜六林班峠:鋸山の山頂より少し白山寄りのところに分岐がある。笹ヤブが結構ある。 六林班峠〜庚申山荘:概ね安全だが、沢筋でルートを見失いやすい。コースタイムは厳しめ。 |
写真
感想
特に予定の入らなかった週末、冬に向けてもうちょい体力強化もしたいし、テント担いで豪華山食でも楽しむかなぁ、なんて考えつつ行き先を探しているうちに、そういえば皇海山にテン場があったはず?とふと考える。結局それは勘違い(テン場は麓)だったのだけど、行き先として皇海山はアリだなぁと。
皇海山は1年前に一度1dayを検討したものの、俊足のkudan氏もかなり時間がかかっていて、私でも大丈夫か不安になっていた。そのときは5月下旬で考えていたけれど、夕立と暑さを気にしなくて良い10月も季節としては良さげ。ということで、ついに1day皇海山を決行することになった。
前日は16時に仕事を切り上げ、16時半に出発するも首都高の大渋滞で道の駅日光には20時過ぎ着。21時ごろに就寝して2時半頃に起床。5時間半寝るとすこぶる調子は良い。有料道路150円をケチったら想定より若干到着遅れ。予定より15分遅れの3時45分ごろ出発。すでに駐車場には何台か車があり、みんな1day狙ってるのかなぁ、と。
諸々の記録で序盤の林道歩きは全く暗闇でも問題ないと分かっていたが、途中の2つ目のゲートあたりから若干道が悪くなる。更に一の鳥居からは登山道に入り、いきなり道をロスト。あとで明るい時に歩いたら全く問題ない道なのだけど、カモシカ山行ってこんなに分かりにくいものかと思う。反射板で出来た道しるべと手元のGPSを頼りにしながら進む。夜明けの30分くらい前からヘッドランプが不要になって、やっとペースがあがってきた。
山荘からは本格的な登山道で、時折ロストしやすい個所はあるものの、目印は概ね明確なので、違和感を感じたタイミングで見返せば大きく迷うようなことはなかった。道もよく整備されていたが、きっとここ数年クラシックルートを使う人が増えたためだろう。kudan氏が登ったタイミングでは、マニアックルートとしてしか認識されてなかったんだろう。あとで記録を読み返すと、庚申山〜鋸山の間に笹ヤブがあったというけど、今はそんなところもない。わりとあっさりと山頂に着いてしまい、山頂で出会った、ほぼ同時のタイミングで登っていた女性(ちなみに駐車場も隣だった)と「警戒してたけど、わりとサクッと着きましたねぇ」などと話す。(が、彼女はかなりの俊足で、男山まで登ってたはずなのに私が着いた時には車がなくなってた)
どちらかというと地味に辛かったのは鋸山からの下り。まず鋸山から六林班峠の間は山と高原地図には笹と倒木的なことしか書いてないけど、全行程で笹ヤブが一番激しいのはここの部分。さすがにマダニも気になって長袖になり、足元を気にしながら歩くのが結構大変。そのあとの六林班峠からは逆に地図には「笹ヤブ」とあるのにヤブはなく、その分平和すぎる道が延々と続いてツライ。他の人の記録にもあるけど、この区間は結構コースタイムがシブい。庚申山荘からは更に平和な道になるのだけど、この部分は往路は暗闇の中だったから、新鮮な気持ちで歩けるのはありがたい。結局さして急いで歩いたわけではないけど、11時間強で到着できた。が、早く下山して飲みに行きたいという気持ちも後押ししていたのは間違いない(笑)
実際に歩いてみたかんじだと、1dayで歩くにはやはり夜間から歩くほうが良く、一の鳥居で日の出の30分前になるように調整するのがベストだと思う。が、それでもかなりの時間がかかるので、素直に庚申山荘を利用するほうが良いんだろう。実際、下山するときに大量の食料を持った人たちと何人もすれ違った。楽しく夕食を楽しんだうえで登山を楽しむのも良さそう。
登る前は「地味すぎる」と聞いていたものの、なんだかんだいって遠景の山容は素晴らしかったし、コースもなかなか変化が富んでいて楽しめた。多分、クラシックルートで登ってからこその皇海山で、このルートを使ったかどうかで随分印象が変わると思う。久々に登り甲斐がある1day山行だった。
【備忘録】
・日光での前泊、ポリゴネストで十分だった。市街地だけど、あまりうるさくはない。
・気温が高く、夜明け前から半袖で十分だった。途中、笹ヤブがあったところは、マダニ被害を警戒して長袖着用。結局マダニにはやられなかったのだけど、駐車場でシャクトリムシのような動きをする虫が靴にくっついてるのを発見。まさかヒル・・・?
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