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Yamareco

記録ID: 4741302
全員に公開
無雪期ピークハント/縦走
日光・那須・筑波

皇海山(クラシックルート)

2022年10月01日(土) [日帰り]
 - 拍手
GPS
11:13
距離
24.8km
登り
2,167m
下り
2,149m

コースタイム

日帰り
山行
10:19
休憩
0:54
合計
11:13
3:38
39
スタート地点
4:17
4:18
14
4:32
8
4:40
4:41
49
5:30
14
5:44
5:45
27
6:12
21
6:33
5
6:38
6:39
6
6:45
6:46
17
7:03
7:04
7
7:11
19
7:30
7:31
6
7:37
7:38
31
8:09
8:22
19
8:41
8:42
32
9:14
9:32
29
10:01
10:02
28
10:30
33
11:03
11:04
7
11:11
11:18
99
12:57
12:59
10
13:09
13:10
4
13:14
37
13:51
13:52
5
13:57
14
14:11
14:12
39
14:51
ゴール地点
天候 文句なしの快晴。朝の気温は16度ほど。
過去天気図(気象庁) 2022年10月の天気図
アクセス
利用交通機関:
自家用車
銀山平の駐車場を利用。当初は駐車場で車中泊しようとしたが、直前にトイレがないことに気が付いたため、日光の道の駅で前泊した。セブンイレブンが隣接していて素晴らしく便利だが、登山口まで下道で40分以上かかった。
コース状況/
危険箇所等
登山口〜一の鳥居:夜間に歩いても問題なし。
一の鳥居〜庚申山荘:若干迷いやすい個所あり。少し明るくなってから移動したほうが楽。
庚申山荘〜庚申山:何気に迷いやすい。マークを丹念に追い、少しでも違和感を感じたらルートを確認することが必要。
庚申山〜白山:ルートは概ね明瞭。多分薬師岳のあたりだと思うが、一瞬別尾根に乗りそうになった。注意。
白山〜鋸山:核心部。鎖はしっかり整備されている。
鋸山〜皇海山:鋸山付近に岩場がある以外は安全。
鋸山〜六林班峠:鋸山の山頂より少し白山寄りのところに分岐がある。笹ヤブが結構ある。
六林班峠〜庚申山荘:概ね安全だが、沢筋でルートを見失いやすい。コースタイムは厳しめ。
出発3:42。真っ暗。登山ポストに計画書投函。
2022年10月01日 03:42撮影 by  TG-4 , OLYMPUS CORPORATION
10/1 3:42
出発3:42。真っ暗。登山ポストに計画書投函。
庚申山荘に着くころにはすっかり明るくなっていた。谷合なので5:10くらいまではヘッドランプが必要だった。一の鳥居〜山荘間は真夜中だと地味に迷うので注意。
2022年10月01日 05:37撮影 by  TG-4 , OLYMPUS CORPORATION
10/1 5:37
庚申山荘に着くころにはすっかり明るくなっていた。谷合なので5:10くらいまではヘッドランプが必要だった。一の鳥居〜山荘間は真夜中だと地味に迷うので注意。
夜間行動に、赤と黄色の反射板がとてもありがたかった。これを外さないように追いかけるのが肝要。
2022年10月01日 05:46撮影 by  TG-4 , OLYMPUS CORPORATION
10/1 5:46
夜間行動に、赤と黄色の反射板がとてもありがたかった。これを外さないように追いかけるのが肝要。
何気に、山荘から庚申山頂までが迷いやすい。この先がルートとは、パッと見分かりにくい。(水が滴ってるし)
2022年10月01日 05:56撮影 by  TG-4 , OLYMPUS CORPORATION
10/1 5:56
何気に、山荘から庚申山頂までが迷いやすい。この先がルートとは、パッと見分かりにくい。(水が滴ってるし)
登山道に違和感を感じたら、大体道を外れている。最近はクラシックルートに人が殺到(というほどでもないが)しているので、道は踏み固められている。何カ所かハシゴも。
2022年10月01日 06:04撮影 by  TG-4 , OLYMPUS CORPORATION
10/1 6:04
登山道に違和感を感じたら、大体道を外れている。最近はクラシックルートに人が殺到(というほどでもないが)しているので、道は踏み固められている。何カ所かハシゴも。
チョックストーン。
2022年10月01日 06:11撮影 by  TG-4 , OLYMPUS CORPORATION
10/1 6:11
チョックストーン。
こんな場所もルート。
2022年10月01日 06:13撮影 by  TG-4 , OLYMPUS CORPORATION
1
10/1 6:13
こんな場所もルート。
庚申山。ここからは破線ルート。
2022年10月01日 06:34撮影 by  TG-4 , OLYMPUS CORPORATION
10/1 6:34
庚申山。ここからは破線ルート。
鋸山までのルートが今回の核心部。
2022年10月01日 06:37撮影 by  TG-4 , OLYMPUS CORPORATION
10/1 6:37
鋸山までのルートが今回の核心部。
破線と言えど、道は明瞭。
2022年10月01日 06:46撮影 by  TG-4 , OLYMPUS CORPORATION
10/1 6:46
破線と言えど、道は明瞭。
本当に素晴らしい快晴。
2022年10月01日 07:37撮影 by  TG-4 , OLYMPUS CORPORATION
10/1 7:37
本当に素晴らしい快晴。
2022年10月01日 07:37撮影 by  TG-4 , OLYMPUS CORPORATION
10/1 7:37
あ、あれがその昔kudan氏が迷ったという岩壁・・・
2022年10月01日 07:45撮影 by  TG-4 , OLYMPUS CORPORATION
10/1 7:45
あ、あれがその昔kudan氏が迷ったという岩壁・・・
の前に、鎖場。鎖を使わずに降りると面倒なので、素直に頼る。沢用グローブがあっても良かった。
2022年10月01日 07:45撮影 by  TG-4 , OLYMPUS CORPORATION
10/1 7:45
の前に、鎖場。鎖を使わずに降りると面倒なので、素直に頼る。沢用グローブがあっても良かった。
鎖場を下からみたところ。
2022年10月01日 07:47撮影 by  TG-4 , OLYMPUS CORPORATION
10/1 7:47
鎖場を下からみたところ。
岩場。左寄りにルートがある。
2022年10月01日 07:50撮影 by  TG-4 , OLYMPUS CORPORATION
10/1 7:50
岩場。左寄りにルートがある。
トラロープ完備。
2022年10月01日 07:52撮影 by  TG-4 , OLYMPUS CORPORATION
10/1 7:52
トラロープ完備。
全部に鎖完備なわけではないらしい。
2022年10月01日 07:58撮影 by  TG-4 , OLYMPUS CORPORATION
10/1 7:58
全部に鎖完備なわけではないらしい。
2022年10月01日 08:00撮影 by  TG-4 , OLYMPUS CORPORATION
10/1 8:00
こんなところで一人事故っても仕方ないので、素直に鎖を使う。全体的にフットホールドが乏しいので、一般人は鎖無しでは無理だろう。II〜IIIくらい?
2022年10月01日 08:04撮影 by  TG-4 , OLYMPUS CORPORATION
10/1 8:04
こんなところで一人事故っても仕方ないので、素直に鎖を使う。全体的にフットホールドが乏しいので、一般人は鎖無しでは無理だろう。II〜IIIくらい?
またも鎖場。
2022年10月01日 08:04撮影 by  TG-4 , OLYMPUS CORPORATION
10/1 8:04
またも鎖場。
鋸山山頂。ここでほぼ同時に出発した新潟からのソロの方、山荘前泊の2人と少しお話し。グリセード話に花が咲く。
2022年10月01日 08:17撮影 by  TG-4 , OLYMPUS CORPORATION
10/1 8:17
鋸山山頂。ここでほぼ同時に出発した新潟からのソロの方、山荘前泊の2人と少しお話し。グリセード話に花が咲く。
皇海山山頂。聞いてはいたが、地味。展望なし。
2022年10月01日 09:34撮影 by  TG-4 , OLYMPUS CORPORATION
10/1 9:34
皇海山山頂。聞いてはいたが、地味。展望なし。
渡良瀬川水源地の碑。
2022年10月01日 09:34撮影 by  TG-4 , OLYMPUS CORPORATION
10/1 9:34
渡良瀬川水源地の碑。
途中にあった道しるべ。入口から2.9kmってことは、林道封鎖前の道標か・・・
2022年10月01日 09:53撮影 by  TG-4 , OLYMPUS CORPORATION
10/1 9:53
途中にあった道しるべ。入口から2.9kmってことは、林道封鎖前の道標か・・・
旧登山口との分岐の道標は倒されていた。わざと?
2022年10月01日 10:00撮影 by  TG-4 , OLYMPUS CORPORATION
10/1 10:00
旧登山口との分岐の道標は倒されていた。わざと?
本当に素晴らしい天気だ。
2022年10月01日 10:18撮影 by  TG-4 , OLYMPUS CORPORATION
10/1 10:18
本当に素晴らしい天気だ。
再び鋸山頂に。山頂手前の登り返しに少し鎖場あり。
2022年10月01日 10:26撮影 by  TG-4 , OLYMPUS CORPORATION
10/1 10:26
再び鋸山頂に。山頂手前の登り返しに少し鎖場あり。
2022年10月01日 10:27撮影 by  TG-4 , OLYMPUS CORPORATION
10/1 10:27
六林班峠への分岐を少し進むと、こんな絶景。こういう稜線の風景が大好きだ。
2022年10月01日 10:30撮影 by  TG-4 , OLYMPUS CORPORATION
10/1 10:30
六林班峠への分岐を少し進むと、こんな絶景。こういう稜線の風景が大好きだ。
鋸山〜六林班峠の間は結構長い笹ヤブ漕ぎ。足元はしっかり道になっているので迷うことはないが、倒木もあるので足を引っかけないように注意が必要。
2022年10月01日 10:42撮影 by  TG-4 , OLYMPUS CORPORATION
10/1 10:42
鋸山〜六林班峠の間は結構長い笹ヤブ漕ぎ。足元はしっかり道になっているので迷うことはないが、倒木もあるので足を引っかけないように注意が必要。
私の首以上まである個所も。腕を隠せるシャツorアームカバーは必須。
2022年10月01日 10:49撮影 by  TG-4 , OLYMPUS CORPORATION
10/1 10:49
私の首以上まである個所も。腕を隠せるシャツorアームカバーは必須。
六林班峠。ここから先はヤブ漕ぎはない。多分誰かが整備してくれてるんだろう。
2022年10月01日 11:11撮影 by  TG-4 , OLYMPUS CORPORATION
10/1 11:11
六林班峠。ここから先はヤブ漕ぎはない。多分誰かが整備してくれてるんだろう。
綺麗に刈り取られている。
2022年10月01日 11:23撮影 by  TG-4 , OLYMPUS CORPORATION
10/1 11:23
綺麗に刈り取られている。
何回も沢を渡るが、そのタイミングで足元が悪い個所、迷いやすい個所があるので要注意。
2022年10月01日 11:29撮影 by  TG-4 , OLYMPUS CORPORATION
10/1 11:29
何回も沢を渡るが、そのタイミングで足元が悪い個所、迷いやすい個所があるので要注意。
ずっとこんなかんじの、わりと平坦な歩き。
2022年10月01日 12:03撮影 by  TG-4 , OLYMPUS CORPORATION
10/1 12:03
ずっとこんなかんじの、わりと平坦な歩き。
白樺がキレイ。
2022年10月01日 12:23撮影 by  TG-4 , OLYMPUS CORPORATION
10/1 12:23
白樺がキレイ。
庚申山荘に戻る。六林班峠からの道はもっとタイムを巻けるかと思ったら、そうでもなかった。
2022年10月01日 13:09撮影 by  TG-4 , OLYMPUS CORPORATION
10/1 13:09
庚申山荘に戻る。六林班峠からの道はもっとタイムを巻けるかと思ったら、そうでもなかった。
朝は暗かったので、戻り道で各種名所を楽しめる。
2022年10月01日 13:20撮影 by  TG-4 , OLYMPUS CORPORATION
10/1 13:20
朝は暗かったので、戻り道で各種名所を楽しめる。
夫婦蛙は、後ろから見たほうがそれっぽい。
2022年10月01日 13:26撮影 by  TG-4 , OLYMPUS CORPORATION
10/1 13:26
夫婦蛙は、後ろから見たほうがそれっぽい。
鏡岩看板。
2022年10月01日 13:33撮影 by  TG-4 , OLYMPUS CORPORATION
10/1 13:33
鏡岩看板。
鏡岩。
2022年10月01日 13:34撮影 by  TG-4 , OLYMPUS CORPORATION
10/1 13:34
鏡岩。
百丁目?
2022年10月01日 13:37撮影 by  TG-4 , OLYMPUS CORPORATION
10/1 13:37
百丁目?
暗闇だとこういう橋を見逃しがちだったが、明るい時であれば間違いようもない。
2022年10月01日 13:40撮影 by  TG-4 , OLYMPUS CORPORATION
10/1 13:40
暗闇だとこういう橋を見逃しがちだったが、明るい時であれば間違いようもない。
一の鳥居。暗闇の時は分からなくてルートを外したが、鳥居をくぐるように直進するのが正規ルート。
2022年10月01日 13:54撮影 by  TG-4 , OLYMPUS CORPORATION
10/1 13:54
一の鳥居。暗闇の時は分からなくてルートを外したが、鳥居をくぐるように直進するのが正規ルート。
天狗の投げ石。すごい数の石。
2022年10月01日 14:07撮影 by  TG-4 , OLYMPUS CORPORATION
10/1 14:07
天狗の投げ石。すごい数の石。
多少荒れているが、林道歩き。途中(2つ目のゲート)からは完全な舗装路になる。
2022年10月01日 14:11撮影 by  TG-4 , OLYMPUS CORPORATION
10/1 14:11
多少荒れているが、林道歩き。途中(2つ目のゲート)からは完全な舗装路になる。
1つ目のゲート。大体11時間で戻ってこれた。
2022年10月01日 14:45撮影 by  TG-4 , OLYMPUS CORPORATION
10/1 14:45
1つ目のゲート。大体11時間で戻ってこれた。
撮影機器:

感想

特に予定の入らなかった週末、冬に向けてもうちょい体力強化もしたいし、テント担いで豪華山食でも楽しむかなぁ、なんて考えつつ行き先を探しているうちに、そういえば皇海山にテン場があったはず?とふと考える。結局それは勘違い(テン場は麓)だったのだけど、行き先として皇海山はアリだなぁと。
皇海山は1年前に一度1dayを検討したものの、俊足のkudan氏もかなり時間がかかっていて、私でも大丈夫か不安になっていた。そのときは5月下旬で考えていたけれど、夕立と暑さを気にしなくて良い10月も季節としては良さげ。ということで、ついに1day皇海山を決行することになった。

前日は16時に仕事を切り上げ、16時半に出発するも首都高の大渋滞で道の駅日光には20時過ぎ着。21時ごろに就寝して2時半頃に起床。5時間半寝るとすこぶる調子は良い。有料道路150円をケチったら想定より若干到着遅れ。予定より15分遅れの3時45分ごろ出発。すでに駐車場には何台か車があり、みんな1day狙ってるのかなぁ、と。
諸々の記録で序盤の林道歩きは全く暗闇でも問題ないと分かっていたが、途中の2つ目のゲートあたりから若干道が悪くなる。更に一の鳥居からは登山道に入り、いきなり道をロスト。あとで明るい時に歩いたら全く問題ない道なのだけど、カモシカ山行ってこんなに分かりにくいものかと思う。反射板で出来た道しるべと手元のGPSを頼りにしながら進む。夜明けの30分くらい前からヘッドランプが不要になって、やっとペースがあがってきた。
山荘からは本格的な登山道で、時折ロストしやすい個所はあるものの、目印は概ね明確なので、違和感を感じたタイミングで見返せば大きく迷うようなことはなかった。道もよく整備されていたが、きっとここ数年クラシックルートを使う人が増えたためだろう。kudan氏が登ったタイミングでは、マニアックルートとしてしか認識されてなかったんだろう。あとで記録を読み返すと、庚申山〜鋸山の間に笹ヤブがあったというけど、今はそんなところもない。わりとあっさりと山頂に着いてしまい、山頂で出会った、ほぼ同時のタイミングで登っていた女性(ちなみに駐車場も隣だった)と「警戒してたけど、わりとサクッと着きましたねぇ」などと話す。(が、彼女はかなりの俊足で、男山まで登ってたはずなのに私が着いた時には車がなくなってた)
どちらかというと地味に辛かったのは鋸山からの下り。まず鋸山から六林班峠の間は山と高原地図には笹と倒木的なことしか書いてないけど、全行程で笹ヤブが一番激しいのはここの部分。さすがにマダニも気になって長袖になり、足元を気にしながら歩くのが結構大変。そのあとの六林班峠からは逆に地図には「笹ヤブ」とあるのにヤブはなく、その分平和すぎる道が延々と続いてツライ。他の人の記録にもあるけど、この区間は結構コースタイムがシブい。庚申山荘からは更に平和な道になるのだけど、この部分は往路は暗闇の中だったから、新鮮な気持ちで歩けるのはありがたい。結局さして急いで歩いたわけではないけど、11時間強で到着できた。が、早く下山して飲みに行きたいという気持ちも後押ししていたのは間違いない(笑)

実際に歩いてみたかんじだと、1dayで歩くにはやはり夜間から歩くほうが良く、一の鳥居で日の出の30分前になるように調整するのがベストだと思う。が、それでもかなりの時間がかかるので、素直に庚申山荘を利用するほうが良いんだろう。実際、下山するときに大量の食料を持った人たちと何人もすれ違った。楽しく夕食を楽しんだうえで登山を楽しむのも良さそう。
登る前は「地味すぎる」と聞いていたものの、なんだかんだいって遠景の山容は素晴らしかったし、コースもなかなか変化が富んでいて楽しめた。多分、クラシックルートで登ってからこその皇海山で、このルートを使ったかどうかで随分印象が変わると思う。久々に登り甲斐がある1day山行だった。

【備忘録】
・日光での前泊、ポリゴネストで十分だった。市街地だけど、あまりうるさくはない。
・気温が高く、夜明け前から半袖で十分だった。途中、笹ヤブがあったところは、マダニ被害を警戒して長袖着用。結局マダニにはやられなかったのだけど、駐車場でシャクトリムシのような動きをする虫が靴にくっついてるのを発見。まさかヒル・・・?

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技術レベル
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