黒檜岳⇔シゲト山


- GPS
- 09:43
- 距離
- 13.9km
- 登り
- 1,047m
- 下り
- 1,043m
コースタイム
- 山行
- 8:48
- 休憩
- 0:56
- 合計
- 9:44
天候 | 快晴 |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2022年10月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
バス 自家用車
https://www.pref.tochigi.lg.jp/d04/eco/shizenkankyou/shizen/documents/jikokuhyou.pdf |
コース状況/ 危険箇所等 |
★ 地形図で標高1300m付近の緩斜面の登山道は、上りでは分かりましたが、下りでは落葉が堆積し、ルート不明瞭でした。 下へ下へと下れば湖岸周遊歩道に出るので、”どこでも歩ける”と言う感じです。 ★ 一か所、急斜面の白ザレで、節のあるトラロープを張ってありました。 ロープを使わないと足が滑り、手で掴まる物もなく、通過は困難と思われます。 ★ 地形図で等高線が密な区間は急斜面で、下りで躓けば顔や頭が大怪我につながる可能性があります。 ★ 標高1950m付近から尾根が広がり、ルートが若干分かりにくいです。目印が多く、常に目印を追って進めますので、目印を見失わなければ大丈夫です。 ★ 黒檜岳からシゲト山は踏み跡も目印も少なくなりますが、ルートは尾根通しです。ただし、1919mピークでは直進せず、左(南)に下って尾根を乗り換える形となります。 ★ シゲト山は少し先まで行ったのですが、山頂標識は見当たりませんでした。 このピークは大平山と同じく南面が開け、地面は小さな笹に覆われ、大平山やオロ山がよく見えました。 |
写真
感想
日光白根山〜皇海山間の尾根は栃木県&群馬県の境界尾根であり、錫ヶ岳と黒檜岳は栃木百名山を目指していた時に登りました。
その間の稜線を繋ぐことは、テント泊をしない私には無理なので、その間にある主なピークは日帰りでも行けそうなので、宿堂坊山と三俣山を今年の7月末に、シゲト山を今回行ってきました。
どちらも千手ヶ浜からご来光目的のための期間限定の早朝便で、二回とも登山者は私以外にはいなかったようです。
50代の頃なら、千手ヶ浜から反時計回りに宿堂坊山→三俣山→シゲト山に登り、黒檜岳から登山道を下れたように思いますが、当時は簡単には登れない奥日光の登山道のない山は全く頭にはありませんでした。
比較的 麓に近い高薙山、三岳、湖上山でさえ、登ったのは数年前でした。
上空はよく晴れていましたので、黒檜岳へ行く前に富士山を見てみたいと思い、大平山と社山分岐の笹原へ行ってみましたが、大平山方面の樹林に遮られ、見えませんでした。
日光白根山から富士山は南南西方向になりますので、大平山から富士山は袈裟丸連山の奥に見えることになります。
富士山と甲武信ヶ岳、苗場山は経度がほぼ同じで、知っておくと山座同定の参考になります。
情報の乏しい中、シゲト山(1835m)の南面は大平山同様、小さな笹原が広がり、まずまずの展望が得られました。
皇海山や庚申山は特徴があり、同定しやすいですが、シゲト山南西側の樹林に隠れて見えないようでした。
オロ山(1821,8m)は見えていましたが、中倉尾根独特の荒々しい山肌は大平山南西尾根に隠されていたようです。
宿堂坊山も三俣山も、黒檜岳同様に展望無しですが、シゲト山は予想外の展望が得られました。
社山から西へ尾根を縦走して中禅寺湖へ下るなら、黒檜岳は行かずとも、大平山は行かれることをお勧めします。
厳冬期、私の住んでいる所からは、男体山の手前に”へ”の字形の真っ白い稜線が見えます。
これこそ、まさしく大平山〜社山の中禅寺湖南岸尾根で、社山北西の鞍部とは標高差が−200mほどあります。
樹木のない笹尾根ですので、初冬から残雪期まで美しい への字形が眺められます。
久しぶりの休日の山行で、夕方の道路交通情報では首都圏へ向かう高速道はどこも渋滞しているようでしたが、足尾を経由する一般道は全く渋滞なしでした。
天候も、黒檜岳には勿体ないような快晴でした。
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