剱岳(早月尾根 日帰りピストン)

2022年10月04日(火) [日帰り]

• GPS: 12:40
• 距離: 14.4km
• 登り: 2,317m
• 下り: 2,298m

コースタイム

日帰り

• 山行: 11:29
• 休憩: 1:10
• 合計: 12:39

距離 14.4km 登り 2,317m 下り 2,299m

2:00 馬場島荘
2:51 2:51 松尾平
4:13 4:13 早月尾根標高1600m標識
5:04 5:04 1920.9m三角点
5:55 6:02 早月小屋
7:25 7:26 標高2600m標識
8:21 8:28 標高2800m標識
8:53 9:03 カニのハサミ
9:09 9:25 剱岳
9:30 9:48 カニのハサミ
10:25 10:31 標高2800m標識
11:22 11:28 標高2600m標識
12:26 12:26 早月小屋
12:58 12:58 1920.9m三角点
13:31 13:31 早月尾根標高1600m標識
14:19 14:19 松尾平
14:40 ゴール地点

天候

快晴！ただ、午後から強風予報だったので、核心部で強風はやだなぁ、ということで、午前2時スタートでなるべく早く降りてくる目算で行きました。

アクセス

利用交通機関：

自家用車

馬場島荘の駐車場を利用。さすがに平日なので空いてました。

コース状況／危険箇所等

TJARがあったからなのか、マイナーめなルートのハズだけど、整備状況は普通に良かったです。

その他周辺情報

富山市内から馬場島荘までの道はよくある山道みたく細くなくてすれ違いも楽勝でありがたかったです。

写真

10/4 2:08

来たぜ！早月尾根！本日は天気良いけど、午後から強風予報。風が強くなる前に核心部は降りてしまいたいので午前2時スタートです。

10/4 2:09

地味にナイトハイクは少し前に登った燕岳に続いて2回目。なぜにわざわざ北アルプス三大急登でばっかナイトハイクしてるのやら。。。

10/4 2:14

最初はまったり木の階段。ヘッデンでも楽勝です。

10/4 2:23

よく見たら映っててはいけないものが映っててもおかしくない感じに。暗い怖い暗い。

10/4 3:01

もうヘッデンだと足場を探すのも一苦労。

10/4 3:21

200m標高を上げる毎に表示があります。

10/4 3:38

木の根が階段代わり。早月尾根、ひたすら似たような斜度で登り続けるので、延々と足に負荷がかかりますw

10/4 3:56

足場探しにいちいち一呼吸取られるからペース上がりません。もう開き直ってペースは気にせずに着実に行くw

10/4 4:36

パリ(富山市)は燃えているか？

10/4 4:59

登ること3時間、憧れのお方のシルエットが浮かび上がってきました。

10/4 5:01

大きめの岩も増えてきました。

10/4 5:17

このルート、斜度がきついから、あと1kmが全然進まなくてしんどいんよね。。。

10/4 5:24

夜明けが近い！日が登る前に早月小屋について、夜明けを拝みたい！

10/4 5:25

池が見えてきたらもーちょいなので、とりあえず力を振り絞って進みます。

10/4 5:34

３時間も夜の山に独りきりだったから、朝の美しさはまた格別なものがあります。

10/4 5:35

立派なハシゴ。これをいくつか超えたら早月小屋です。

10/4 5:41

鎖あります。しゃらくさい！こっちは急いでるんやー！

10/4 5:44

小屋はまだ見えないけど、素敵やないか…

10/4 5:47

シルエットだけでカッコいい。

10/4 5:47

小屋が見えたー！山も空も燃えてるみたいで、とってもステキ。美味しいとこに間に合った！

10/4 6:03

テント場はチラホラ。

10/4 6:12

さて、小屋で一服したし、核心部に向けて歩を進めます。

10/4 6:14

朝日に染まる名も知らぬ山と紅葉。

10/4 6:15

小屋を振り返る。登山口からあの小屋までで、五合目から富士山登頂と同じくらい標高差あるんで、既にまぁまぁの疲労具合です。

10/4 6:15

少しずつ岩場も本気を出してきます。…いや、富士山登頂してから、さぁここから核心部やるよ♪って頭おかしいだろ、早月尾根！w

10/4 6:18

絶景を眺めて現実逃避w

10/4 6:19

富山市が見えます。曇ってる所と晴れてる所入り乱れ。これ、神様の視点よね。

10/4 6:20

もうかなり足が重いです。

10/4 6:38

絶景を眺めて現実逃避part2ww

10/4 6:41

小屋でたのが6時ちょうど。40分かかって0.8kmとか。斜度のキツさと疲れ具合が伺えますw

10/4 6:43

道すがら見える景色、全部絶景！

10/4 6:49

雲に隠れつつ、シルエットだけは見えました。我が憧れ。焦らすねぇ。

10/4 6:58

まだ岩の殿堂とは思えないほどに色鮮やかな道のり。

10/4 7:04

レコでよく見る足場。

10/4 7:08

普段ならどうってことない道が疲れでなかなかに手強く感じます。

10/4 7:20

40分かかってさっきの標識から0.5kmしか進んでないことから察して欲しい、道のりと疲れwなんかさっきも似たような事書いたようなw

10/4 7:23

ちょっと一息。

10/4 7:24

カッコよ過ぎだろ！

10/4 7:28

高山植物も色づいてます。私がお花の写真撮り出したら、大体しんどい時です笑

10/4 7:35

下手な岩場よりこういう滑りそうな一枚岩のが嫌いですw

10/4 7:40

片側切れ落ちた所を慎重に進みます。

10/4 7:58

ゴツゴツしてきたぞー！

10/4 8:12

マーカー確認しつつ。登る分には疲れてさえなければ普通。下りはちょっと怖かった。

10/4 8:16

ライチョウ♪近づくと私の進む先の方へ逃げて、まるでしばらく先導してくれてるみたいでした。癒される♪

10/4 8:21

もう休憩の頻度も増える一方ですが、なんとか最後の標識まで来ました。これが見えたらあと少し！＝疲れ果てた所から核心部♪ww

10/4 8:21

後退のネジは外した！進むのみ！

10/4 8:25

よじ登ります。浮石だらけです。

10/4 8:28

くそー！見えてるのに！見えてるのに近づかない！

10/4 8:31

ちくしょう！いちいちカッコいいな！

10/4 8:33

あ、そこ、、行くんすね。らじゃw

10/4 8:34

スタートから十分に急登でしたが、山頂直下はさらに斜度を上げてきます。試練さんです。

10/4 8:34

もう疲れもMAXなのに、ここでザレも混ぜてくる試練さん。加減を知ってくれw

10/4 8:38

とんでもないところに来てしまった、と思わせる景色。恐怖はいくらでも感じた事はあるけど、畏怖を感じたのは初めてかもしれない。

10/4 8:39

もう自分の足は信用できなくなりつつあるので、鎖があると安心です。掴んでればとりあえず死なない。

10/4 8:42

岩、ツルッツルに仕上げときました！鎖あるしいいよね！by試練さん

10/4 8:44

岩の殿堂。誰が考えたか知らないけど、ホントその通りだよ。

10/4 8:46

魔王城的雰囲気。まぁ、ラスボスは間違いなくいますw

10/4 8:48

ここへ来たら、３点支持を知らない人でも自然と３点支持をしてしまうという。。。たしかに。

10/4 8:50

もう核心部の雰囲気を伝える為に、開き直って道すがらの写真全部載せますw

10/4 8:58

振り返ると震えるような絶景。

10/4 9:00

早月尾根の頂上の看板見えました！ラストスパート！

10/4 9:02

もう、おいら、ゴールしてもいいかな。。。

10/4 9:02

まぁ、まだ剱岳の山頂まではこれ登るんだけどね！！やったらぁ！！

10/4 9:04

救助ヘリ。途中で膝の靭帯痛めて動けない方とすれ違ったので、位置的にその方が呼んだヘリっぽい。滑落じゃないと知ってるからいいけど、そうじゃなきゃヘリの音はやっぱ緊張するだろうな。。

10/4 9:06

山頂より。この世の果ての景色だと言われても信じるよ。すごい。

10/4 9:11

着いたーーーーーー！！！

10/4 9:29

もう360°全部絶景。こんなもん写真で切り取りきれるか！と写真を諦めるくらいには絶景。来てよかった。

10/4 9:33

さて、帰るかぁ。。。。私の足はちゃんと頑張れるのか？？w

10/4 9:43

足がガクガクなのもあるし、もろに高度感を感じるのもあるし。登りの倍、怖いw

10/4 9:54

行きは知らぬ間に超えてたカニのハサミ？

10/4 10:04

カッコいいよなぁ。時間が経つにつれて風が強まってきてなければ、もっと長居したかった。

10/4 11:19

核心部は抜けました。まだ気は抜けないけど、とりあえず一安心。

10/4 11:48

見た目ほど怖くないボルトの足場。

10/4 11:52

あかん…夜の森の恐怖→核心部の登り→ビビリながらの核心部の下りのコンボでたぎってたアドレナリンが一気に引いて体も頭もガクっと動かなくなった…まだ1700mくらい降りないとなのに…やばい…

10/4 12:05

開き直って石に腰掛けて10分寝ました。なんかびっくりするくらい元気になった！これならいける！

10/4 12:24

早月小屋まで戻ってきたどー！さすがにまだテントはいないか。

10/4 12:28

立ち去る前に振り返る。あの色とりどりの峰の向こうには峻険な岩の山があるとは思えないよなぁ。

10/4 12:30

ここら辺暗い中登ってる時はしんどいだけだったけど、降りる分にはサクサクやね。ガンガン行きます。

10/4 12:39

行きはただの闇だったなぁ…良い登山道じゃんw

10/4 13:31

10分睡眠、偉大です。1時間で700mくらい標高下げてます。

10/4 13:51

行きは不気味なだけだったなぁ、コイツらw

10/4 14:12

明るいとカッコいいよね。なお、暗いと(

10/4 14:16

並ぶ切り株のベンチ。トトロとか乗ってそう。

10/4 14:32

とにかく立派な木が多い。早月小屋までの登山道を支えてるのは木の根っこなんだよな。

10/4 14:40

無事生還！！！やったぜ！！！

10/4 14:41

鍛錬された人よ来たれ、とあるけど、その端くれくらいにはなれたやろか。

iPhoneのヘルスケアアプリが面白い感じに。登ったのはバベルの塔かなんかかなw

10/4 17:09

富山名物？タージマハールのブラックカシミールカレー(激辛)で本日の締めです♪久々に食べるとキクぜ。。。水がまったく効かないw

撮影機器：

iPhone 12 Apple

感想

tak_t

ずっと登りたいと思っていた剱岳。行ってきました！

昨日は夜勤明け、本日休み、明日朝から仕事。

そろそろ雪も降るし、このスケジュールで行くには早月尾根日帰りピストンしかない！

夜勤明け、寝ずに富山まで移動してから就寝→0時起床で馬場島荘へドライブ→13時間弱の登山→明日は仕事♪

大丈夫。正気です。←


もうね、さすがは試練と憧れ、さすがは岩と雪の殿堂でした。orz


本当に、本当にしんどかった。。。

しかし、それを帳消しにして余りある絶景と達成感。一言で言うなら"別格"でした。
来てよかったです^^


日帰りだと、山頂直下まで終始同じような30°超えの斜度で延々と体力を削られ、疲れ果てた中で核心部に突入するドSコースです。

これ、泊まりで来るにしても、泊まり装備背負って延々とあの急登を標高750m→2200m早月小屋まで来ないといけないから、なかなかのドSです。

そりゃ流行らない訳ですね^^:

今年の夏は色々アルプス登ったけど、無雪期アルプス登り納めとしては申し分ない。大満足です♪


さて…忘れない内に、とかゆーてヤマレコ書いて目を逸らしていましたが、そろそろ現実を見ますか…


今から愛知県までロングドライブですorz


明日仕事なんて嘘だよね？ねぇ？嘘って言ってよ…お願いだから…(


後悔なんて何一つないです！帰るまでが登山です！頑張れ！私！！！w

コメント

たわし

塾長‼️早月ワンデイ完登おめでとう‼️👍
連絡きたとき、我が事のように嬉しかったぞい‼️😆

>なぜに北アルプス三大急登でばっかナイトハイクしてるのやら
マジで！それな！🤣

試練と憧れ、恐怖と探求、畏怖と畏敬…それらすべてがあの頂に在るのだよね…🥹
たわしも来年こそは…‼︎
早月ワンデイは無理ゲーなので、別山お泊まりで‼︎(笑)

tak_t

tawa_Cさん
試練と憧れって石碑、誰が考えたか知らないけど、まさに！って感じなんですよね^^
たわしさん、妙義もやってるし、別山尾根から余裕ある日程で誰かと行けば大丈夫でしょう✨
しんどいルート初挑戦こそソロで！が信条の自分が言うのもなんだけど、ソロだとなんかあったらどうもならなくなっちゃうのでw

たかし

先日、岩場にビビってる日記にコメントを頂いた者です😅
無事の剱岳登頂、おめでとうございます！
素晴らしい景色でしたね！！

私も怪我もなく無事に帰還しました。
あんな怖いとこ二度と行くk....でも次は早月尾根からならいいかも🤔...と思い始めてたので、詳細な写真は非常にありがたいです！

岩場にビビってたくせに剱岳で少し自信をつけたのか、来夏はジャンに挑戦したいとも思います😁
お互い身体鍛えて頑張っていきましょー★

tak_t

blue-skyさん
コメントありがとうございます♪あんまり無事とは言えませんが、とりあえず怪我もなく降りてきました^^早月尾根、参考になれば幸いです✨
核心部の難易度はいいとこ西穂高とかと変わらないくらいなんですが、日帰りだと延々体力削られた所から核心部なので各人の体力次第で難易度はかなり変動しそうですw

私も来年はジャンやろうと思ってます！新穂高温泉スタートで奥穂高→ジャン→西穂高の日帰りをジャンデビューにしようと思ってるのでもっと鍛えないと…^^::お互いがんばりましょう♪