小秀山 御嶽山展望と天女花
- GPS
- 06:43
- 距離
- 16.1km
- 登り
- 1,794m
- 下り
- 1,783m
コースタイム
天候 | 晴れ |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2014年07月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
国道257号より乙女渓谷への案内に従い乙女渓谷キャンプ場駐車場へ 場内どこに駐車しても¥500とありますが… キャンプ場内にトイレあり |
コース状況/ 危険箇所等 |
夫婦滝までの桟道は濡れているとよく滑ります。滑り止めが付けられているので靴のソールをうまく合わせて登るのがコツ。 カモシカ渡りとそこからからしばらくが岩場です。三点支持で丁寧に進んでください。 兜岩への登り、最後の岩場に注意を促す道標があります。難しさではカモシカ渡りですが、万が一転落した時の危険度はこちらのほうが大きいです。 兜岩から山頂への道はぬかるみが多いです。 三の谷ルートはジグザグの杣道作りで特に危険個所はありません。 小秀山情報もあり→道の駅・かしも http://kashimozanmai.com/ |
写真
感想
かしもスカイウォーカーズさんからの小秀山オオヤマレンゲ開花情報がなかなか発信されないので、待ちきれずダメもとで出かけてみました。
今年のオオヤマレンゲは花数が少なく、ちょうど見頃な純白のものが見つからず残念でした。でも、山頂での楽しい出会いや下山後の嬉しい出会いもあり、今日出かけてよかった!と思える良き山行となりました。
【乙女渓谷キャンプ場〜夫婦滝】
この時期に台風一過の好天とくれば皆さんメジャーな山々へお出かけで、小秀山なんて誰も来ないんじゃないかと思ったら駐車場にはすでにたくさんの車がありました。これは想定外、出遅れてしまいました。いそいそと準備をして二の谷コースから出発します。
台風通過直後ということもあって?水量タップリの渓谷沿いの桟道を歩いていきます。濡れているためよく滑る桟道ですが、滑り止めが付けられているのでうまく靴のソールを合わせて登っていきます。
いくつもの滝とコアジサイの繊細な花を楽しみながら1時間を少し切って夫婦滝に到着です。
【夫婦滝〜登山道分岐】
夫婦滝からは本格的登山道となり、急な登りに。夫婦滝の上まで出ると滝の落ち口が見られ、すぐ上に子滝があります。さらに緩く下って水量の増している渡渉箇所を過ぎると孫滝に。
孫滝からは谷を離れ尾根道になります。木の根っこが浮き出した痩せた尾根を登り続け、前方から複数の声が聞こえてきたと思ったらコース最大の難所・カモシカ渡りにさしかかりました。最初は木の根っこを掴みながら、次に岩場の手ががりを掴んでよじ登ります。そこを登り詰めると岩場を伝い歩くようになり、展望が開けこの後向かう兜岩も眺望できます。
すぐに先ほどの声の主たちに追いつくと、これが意外にも若い男女のパーティーでした。私が小秀山で若い人たちを見るのは珍しいことです。通常、美濃の山のハイカーの平均年齢は高いので(^^ゞ
パーティーに先行してすぐに三の谷ルートとの分岐に出合います。
【登山道分岐〜兜岩】
さて、ここからしばらくがお目当てのオオヤマレンゲの咲くポイントです。いつもの場所に到着すると…咲いています!よかった!でも待てよ…ずいぶん花数が少ないような気がします。しかも終わっているものと痛んでいるもの、それに蕾と。ちょうど見頃な純白のものが見つからないのです。これだけ花数が少ないと仕方ないのかもしれません。
とりあえず見られただけでもよしとして、オオヤマレンゲはまた来年に期待しましょう。今日は久しぶりの好天、もう一つのお目当ての御嶽山大展望も楽しみです。岩場を慌てず登り兜岩へ到着すると、期待の御嶽山がしっかり見えています。
【兜岩〜小秀山】
天気が悪い日には兜岩で引き返してしまうことも多々ありますが、今日は引き返す理由がありません。ゴゼンタチバナやマイズルソウ、ギンリョウソウなど咲く道を展望の笹原・原生林の道と繰り返しながら小秀山を目指します。
去年はどこの山でも豊作だったコバイケイソウはやはり今年は裏年なのか?株はたくさんあったのですが、咲いていたのは2株のみでした。
やがて頂上避難小屋が近くに見えだし、にわかにラストスパート。ここまで結構な数のハイカーをパスしているし、駐車場の車の数からして先にはもうそんなにハイカーはいないハズ?お気に入りのランチポイント・岩場のテラスのゲットに気が焦ります。
山頂に着くと先客は2名。よかった、テラスは無人です。無事に特等席をゲットできました。ザックを下ろして御嶽山を目の前にしての大休止です。
しばらくすると途中で追い越してきた愛知からのご夫婦もテラスにやってきました。仕事をリタイヤされ、晴れの日を選んでずいぶんとあちこちの山を楽しんでおられるということです。ご夫婦とあちこちの山の秘密の花園の情報交換などしながら楽しいランチタイムとなりました。
【小秀山〜三の谷ルート】
下山は三の谷ルートを使います。登山道分岐からはジグザグに付けられた緩くて長い杣道ルート。ここのオオヤマレンゲもまた花は痛み気味で花数も少ないです。
なかなか高度の下がらない道をあわてず降りていくと、すっかり植林帯となり楽しみは希薄ですが、コアジサイだけは盛大に咲き誇っています。
そして林道に下り立ち、夏の太陽にあぶられながらの歩きはオダマキの花が癒してくれました。そしてオアシスともいえる秀宝泉で涼をとり、残りの林道を歩きキャンプ場へと帰還しました。
【道の駅・かしもにて】
下山後、道の駅・かしもに定番の加子母のトマト&わらびもちを買いに立ち寄りました。そこでレジのお兄さんが山装束の僕に、「小秀山ですか?」と尋ねます。私がそうですと答えると山の様子を尋ねられるので、オオヤマレンゲなどいくつかの情報を伝えて売り場を後にしました。
が、お兄さんが追いかけてきて「情報提供のお礼です」と小秀珈琲なるものを手渡されました。さらに、「加子母スカイウォーカーズ」を知ってますか?と聞かれます。知ってるも何も、実は私は以前に3〜4年間ほど山のHPを開設していたことがあって「加子母スカイウォーカーズ」さんとは相互リンクしており、HP担当のTさんとは時々メールのやりとりをしていた間柄です。
それを話すとなんとお兄さん、「僕がTです」と!まさかの初めましてとなったのです。レジで見かけたときにピンと来られたそうで、これはほんと嬉しかった。お仕事中のTさんのお邪魔はできず、短い時間でのお別れでした。今度はぜひ山でお会いしたいものです。
で、いただいた小秀珈琲を早速飲んでみましたが、決してコーヒー通でもない私がおいしいとわかる程の逸品でした。次回は自分で買って飲もう。
ちなみに小秀珈琲はモンベルのオンラインショップでも購入できます。興味を持たれた方は是非(^^)
コメント
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7/12(土)の小秀山のレポを拝見しました。レポの中の記述で、hermit-crab
さんが小秀山山頂に着いた時、山頂に2人居た先客とは私の事かもしれません。
私が山頂にいた時間とhermit-crabさんが山頂に着いた時間を鑑みると、まず間違いないと思います。
私は小秀山は初めてだったのですが、これほどキツいとは思っていませんでした。
当日のhermit-crabさんの山頂までの所要時間を見ると、私はまだまだ修行が足りませんね。
長々と取り留めのない文章に付き合って貰いありがとうございました。
またどこかの山でお会い出来たらいいですね。
softrockさん、コメントありがとうございます。
山頂にいらしたお二人のどちらかの方ですね。山頂に着くや否や岩のテラスに姿を消したのが私です。
通常よりは所要時間が少なめなのは、何度も登っている山なのでペース配分が適切にできるためかと思われます(^^ゞ
またどこかの山で見かけられましたらお声掛けください。
こんにちは〜。
小秀山山頂で「秘密の花園の情報交換」をされた愛知からの二人組、
ぼくの古くからの山友だちです〜。
つい先ほど、彼からTELをもらって、このHPを教えてもらいました。
herbit crabですか〜、貴兄の温厚な雰囲気がよくわかる素敵な名前だと思います。
たまにしか記録をアップされないようなので、たまに訪問させていただこうかと思います。
floatcloudさん、こんにちは。コメントありがとうございます。
あの方たちはfloatcloudさんのお知り合いでしたか。なるほどそんな雰囲気を持っておられました。
名前を褒めていただき光栄です。自作のイラストもちょっと気に入っているんですよ(^^ゞ
記録の方はせめて月平均1、年12以上を目標にしてますが…^^;
秋も深まれば、floatcloudさんをはじめヤブ山の諸先輩の方々の記録を追っかけ・パクリ・おいしいとこどり・時々アレンジで楽しませていただくことになります。たまにはそんな記録もアップしてみたいと思ってますので、気長にお待ちください。
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