燕岳@中房温泉
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- GPS
- 11:00
- 距離
- 8.2km
- 登り
- 1,328m
- 下り
- 1,303m
コースタイム
10:15燕山荘-11:30合戦小屋12:15-14:40中房登山口
天候 | 1日目 快晴、2日目 快晴 |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2008年04月の天気図 |
アクセス |
写真
感想
●登山 中房温泉→燕山荘
登山口からは、急登が始まる。昨夜は雨だったようで、道はドロドロ状態である。雪もチラホラ。
第1ベンチでは、下山の男性が休憩している。本日の朝山頂は、ブリザード、とのこと。ものすごい風が吹き荒れて、縦走を断念して下山した、とのことである。
かなり心配になる、が先を急ぐ。
第2ベンチで小休止する。ここから道はほとんど雪道になるがアイゼンはまだ必要ない。
しばらく平坦な尾根道が続くが、その後は終わりの見えない急登が始まる。
新調の12本アイゼンで装備し登る。
下山者に時々会うが、やはり朝は風がひどかったらしい、天気は晴れているが風が強い状態である。でも、風も回復傾向であることも聞き、それを願うばかりである。
ここは、かなりの難所である。段差が大きい所もある。特に雪道では、座ることが出来ず十分な休憩が取れない。そのため、立ったままの小休止ですまし、あまり休まずに継続的に歩いてしまう。
とりあえず合戦小屋を目指すが、なかなかその気配がない。
下山者に聞くが「下りで15分なので、登りは1時間かな」・・・
急登が終わると、尾根にはでるが、風が強くなる。レイヤードを頻繁に行なう。
合戦小屋では、飲み物のみ売っている。またベンチがあり、やっと座れる。しっかり休み、お結びを食べて少しは元気になった。
小屋では風も止み、皆和やかに休憩している。
さて、この先は吹きさらしの尾根歩きになる。進退を検討するが、相棒も大丈夫との事で燕山荘を目指す。とりあえず・・・
ここから、ストック→ピッケルにチェンジする。
残りは高度差で300M。初め100M真直ぐ急登すれば、残り200Mは穏やかな尾根歩き、のはずである。
直登の途中から、左手の遠景に槍が頭を出す。元気が出る。
直登を登りきると、目の前に燕岳が飛び出す。素晴らしい景色である。
表銀座縦走路もよく見える。その奥の、槍は少し霞んでいるのは少し残念・・
でも、素晴らしい晴天である。
そして、燕山荘まで雪の尾根道が延々に続いている。
時々の強風は怖いが、確かに天気は回復傾向である。周り素晴らしい景色が元気を付けてくれる。
トレースを外さないように気をつけて、休み休み燕山荘を目指す。
初めての本格的な雪山になるこのコースでは、ピッケルが必須である。
突風などでよろけたら、ピッケル無しでは谷底に一直線である。
燕山荘の裏手に出る、最後の急登は根性である。
主稜線に出ると風が強くなる。玄関に回りこみ、ベンチに座って一安心した。
燕はきれいな姿を見せてくれる。感激である。
人は、夏ほどではないが、それなりにいる。小屋のスタッフが盛んに雪かきをしている。
●登山 燕山荘→中房温泉
風が強いのは、燕山荘周りの主稜線だけで、下りだすと風は止む。
天気は昨日と同じ感じ快晴である。風も昨日より弱いようである。
燕山荘出発時のフル装備がウソのように、暑くなる。
合戦小屋について一安心、軽装にして、ピッケルからストックに持ち返る。
しっかり休んでから、これから樹林帯の下山になる。
12本アイゼンでも結構雪で滑る。しかし、登りに比べて3倍ぐらい楽である。滑るようにおりる。
しかし、合戦小屋のチョット先から第3ベンチまでは、急降下である。振り返ると、よくここを登ってきたものだと思う。三大急登の片鱗はある。
雪山は、座るところがなく、なかなか十分な休憩が取れない。
第1ベンチでアイゼンを外し、ここからは半分雪の半分泥道の急降下である。ユックリ中房温泉まで下山する。
一昨年の夏の登山に比べると、はるかに元気に下山できた。
12本アイゼンは強力である。安心して歩ける。しかし、ざれた雪では思った以上に滑るのも確か。もちろんアイゼン無しでは、もっとズルズルであるはず。
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