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Yamareco

記録ID: 47781
全員に公開
積雪期ピークハント/縦走
槍・穂高・乗鞍

燕岳@中房温泉

2008年04月27日(日) ~ 2008年04月28日(月)
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usagi2kame その他1人
GPS
11:00
距離
8.2km
登り
1,328m
下り
1,303m

コースタイム

7:40中房登山口-11:40合戦小屋12:40-14:05燕山荘
10:15燕山荘-11:30合戦小屋12:15-14:40中房登山口
天候 1日目 快晴、2日目 快晴
過去天気図(気象庁) 2008年04月の天気図
アクセス
第一駐車場 7割ぐらい
2008年04月27日 06:31撮影 by  DMC-FX01, Panasonic
4/27 6:31
第一駐車場 7割ぐらい
合戦小屋。やっと座れる・・
2008年04月27日 11:45撮影 by  DMC-FX01, Panasonic
4/27 11:45
合戦小屋。やっと座れる・・
尾根への急登
2008年04月27日 12:52撮影 by  DMC-FX01, Panasonic
4/27 12:52
尾根への急登
燕山荘までの稜線。空に向かって登っていく。
2008年04月27日 13:32撮影 by  DMC-FX01, Panasonic
4/27 13:32
燕山荘までの稜線。空に向かって登っていく。
尾根に飛び出すと、燕までの稜線が俯瞰できる。
2008年04月27日 13:04撮影 by  DMC-FX01, Panasonic
4/27 13:04
尾根に飛び出すと、燕までの稜線が俯瞰できる。
槍が垣間見える。
2008年04月27日 13:04撮影 by  DMC-FX01, Panasonic
4/27 13:04
槍が垣間見える。
登り途中の稜線から、燕岳と燕山荘
2008年04月27日 13:39撮影 by  DMC-FX01, Panasonic
4/27 13:39
登り途中の稜線から、燕岳と燕山荘
主稜線までの最後の急登、ガンバ!!
2008年04月27日 13:16撮影 by  DMC-FX01, Panasonic
4/27 13:16
主稜線までの最後の急登、ガンバ!!
雪化粧した燕岳
きれいな支稜線、しかし、天気が荒れると完全な冬山の牙をむく
2008年04月27日 13:51撮影 by  DMC-FX01, Panasonic
4/27 13:51
きれいな支稜線、しかし、天気が荒れると完全な冬山の牙をむく
やっと主稜線まで登り切り、燕山荘の裏手から、槍ヶ岳!
2008年04月27日 14:04撮影 by  DMC-FX01, Panasonic
4/27 14:04
やっと主稜線まで登り切り、燕山荘の裏手から、槍ヶ岳!
燕山荘から燕岳
開店まもない、燕山荘
2008年04月27日 14:08撮影 by  DMC-FX01, Panasonic
4/27 14:08
開店まもない、燕山荘
燕山荘から、氷に鎖された槍ヶ岳
2008年04月27日 14:56撮影 by  DMC-FX01, Panasonic
4/27 14:56
燕山荘から、氷に鎖された槍ヶ岳
北アルプスにgoodbye
北アルプスにgoodbye
第一PAに到着
2008年04月28日 14:51撮影 by  DMC-FX01, Panasonic
4/28 14:51
第一PAに到着

感想

●登山 中房温泉→燕山荘
登山口からは、急登が始まる。昨夜は雨だったようで、道はドロドロ状態である。雪もチラホラ。
第1ベンチでは、下山の男性が休憩している。本日の朝山頂は、ブリザード、とのこと。ものすごい風が吹き荒れて、縦走を断念して下山した、とのことである。
かなり心配になる、が先を急ぐ。

第2ベンチで小休止する。ここから道はほとんど雪道になるがアイゼンはまだ必要ない。
しばらく平坦な尾根道が続くが、その後は終わりの見えない急登が始まる。
新調の12本アイゼンで装備し登る。
下山者に時々会うが、やはり朝は風がひどかったらしい、天気は晴れているが風が強い状態である。でも、風も回復傾向であることも聞き、それを願うばかりである。

ここは、かなりの難所である。段差が大きい所もある。特に雪道では、座ることが出来ず十分な休憩が取れない。そのため、立ったままの小休止ですまし、あまり休まずに継続的に歩いてしまう。
とりあえず合戦小屋を目指すが、なかなかその気配がない。
下山者に聞くが「下りで15分なので、登りは1時間かな」・・・

急登が終わると、尾根にはでるが、風が強くなる。レイヤードを頻繁に行なう。
合戦小屋では、飲み物のみ売っている。またベンチがあり、やっと座れる。しっかり休み、お結びを食べて少しは元気になった。

小屋では風も止み、皆和やかに休憩している。
さて、この先は吹きさらしの尾根歩きになる。進退を検討するが、相棒も大丈夫との事で燕山荘を目指す。とりあえず・・・

ここから、ストック→ピッケルにチェンジする。
残りは高度差で300M。初め100M真直ぐ急登すれば、残り200Mは穏やかな尾根歩き、のはずである。
直登の途中から、左手の遠景に槍が頭を出す。元気が出る。

直登を登りきると、目の前に燕岳が飛び出す。素晴らしい景色である。
表銀座縦走路もよく見える。その奥の、槍は少し霞んでいるのは少し残念・・
でも、素晴らしい晴天である。
そして、燕山荘まで雪の尾根道が延々に続いている。

時々の強風は怖いが、確かに天気は回復傾向である。周り素晴らしい景色が元気を付けてくれる。
トレースを外さないように気をつけて、休み休み燕山荘を目指す。
初めての本格的な雪山になるこのコースでは、ピッケルが必須である。
突風などでよろけたら、ピッケル無しでは谷底に一直線である。

燕山荘の裏手に出る、最後の急登は根性である。
主稜線に出ると風が強くなる。玄関に回りこみ、ベンチに座って一安心した。

燕はきれいな姿を見せてくれる。感激である。
人は、夏ほどではないが、それなりにいる。小屋のスタッフが盛んに雪かきをしている。

●登山 燕山荘→中房温泉
風が強いのは、燕山荘周りの主稜線だけで、下りだすと風は止む。

天気は昨日と同じ感じ快晴である。風も昨日より弱いようである。
燕山荘出発時のフル装備がウソのように、暑くなる。
合戦小屋について一安心、軽装にして、ピッケルからストックに持ち返る。
しっかり休んでから、これから樹林帯の下山になる。
12本アイゼンでも結構雪で滑る。しかし、登りに比べて3倍ぐらい楽である。滑るようにおりる。
しかし、合戦小屋のチョット先から第3ベンチまでは、急降下である。振り返ると、よくここを登ってきたものだと思う。三大急登の片鱗はある。

雪山は、座るところがなく、なかなか十分な休憩が取れない。
第1ベンチでアイゼンを外し、ここからは半分雪の半分泥道の急降下である。ユックリ中房温泉まで下山する。

一昨年の夏の登山に比べると、はるかに元気に下山できた。

12本アイゼンは強力である。安心して歩ける。しかし、ざれた雪では思った以上に滑るのも確か。もちろんアイゼン無しでは、もっとズルズルであるはず。

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無雪期ピークハント/縦走 槍・穂高・乗鞍 [2日]
燕岳(中房温泉から往復)
利用交通機関: 車・バイク、 電車・バス、 タクシー
技術レベル
2/5
体力レベル
3/5

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