10回目の富士山は大荒れで撤退


- GPS
- 06:00
- 距離
- 13.0km
- 登り
- 1,677m
- 下り
- 1,663m
コースタイム
-8:50わらじ館-8:55砂走館9:15-10:30五合目登山口
天候 | 五合目から上は暴風、横なぐりの雨 |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2014年07月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
|
コース状況/ 危険箇所等 |
この日は六合目まで開通しており、18日には八合目まで開通予定らしいです。 |
予約できる山小屋 |
|
写真
感想
10回目の区切りの富士登山は御殿場ルートから。
御殿場ルートは荒涼として静かで、富士山気分満点で一番好きなルートです。
10回目の登山になるけど、過去3回この御殿場から登ってます。
世界遺産登録に沸いていた去年は登れなかったので2年振りの富士山でした。
土曜日の天気予報では日中は晴れで夕方から雷雨の予報。まあ朝早くから登って
昼には下山出来るからいいやって事で、前日に着いて車中泊。
ビールを飲んで早く寝ようにも目の前のドドーンとした富士の山容見たらなかなか
これが寝付けませんよ。いっそこのまま寝ずに登ろうとも思ったけど、冷静に就寝。
この時、奮い立って登っていたら頂上に立てていたかも…。
朝早く起きて出発。直すぐに御来光を拝め、よしって気持ちで歩き始める。
ただ山頂は見えているものの、笠雲が頂上をなめるように早く流れていて、いかにも
荒れていそうな感じ。多少降られるのは覚悟しているけど、何とか持ってくれよ。
ただただ修行僧のごとく荒涼とした大地を黙々と歩く。脚の出す位置を考えないと
ズルッて滑って思っていたより進まない。それでも上に見えていた双子山や宝永山に
いつの間にか追いついて、やっとのことで新六合目小屋跡。
小屋"跡"なので建物はあれど当然営業はしていない。ここから六合目まで1時間。
新がつくかつかないか程度の六合目なのにその間が1時間。
ほかのルートなら本だろうが新だろうが元祖だろうがすぐ上に見えるものなのに…。
この辺りから風は強くなり、まもなく雨が降り出す。濡れた上に強風だと寒くて
体力奪われるので、早めにレインコートとザックカバーを装着。
七合目を過ぎると立て続けに山小屋が登場するのでホッとするも、雨は横殴りになり
風は20m近く吹いてるであろう。七合五勺の砂走館まで来て進むべきか退散するべき
か考えて休憩。いつの間にか後続の人たちも登って来なくなって…。
ここが3100m、あと600mこの強風、いやこれ以上の暴風に耐えられるか?
携帯で予報を見ると頂上付近の風速27.9m…
出した結論、「頂上行くのヤメましたっ!」
※ダイハツ タントのCMの女の子の「赤ちゃん、ヤメましたっ!」風に。
て、決まれば長居は無用、一目散に下山ルートへ。
雲に包まれて20mくらいしか視界のない所を歩いていると、夢なのか現実なのか分か
らない気分に。
宝永山の分岐を過ぎ、大砂走りの初めの辺りまで下りてくると雲を抜け視界が広がる。
こっからは大砂走り。足のかかとでスライディングするようにザっザっと
歩くと、いやぁこれは爽快!何回来てもこれは楽しい。あっという間に下界に到着!
あとは行きには勾配を感じた次郎坊からの平坦に見える道を歩き、無事に下山。
頂上には行けなかったけど、楽しい山行でした。
マイナールートで登ったり、お釜の中に下りたりとかやってみたいけど、とりあえず
御殿場ルートで山頂に。at 近日中に!
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